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『大人の科学マガジン Special サウナウォッチ ととのいが数値で見える! サウナ専用デバイス サウォッチ』
※以下、「大人の科学 サウナウォッチ」と表記

株式会社Gakkenが販売する書籍です。
2023年11月の販売開始前から予約完売続出し、大きな注目を集めました。

付録として付いているのがサウナウォッチ。
このサウナウォッチを着けてサウナに入ることで心拍数などが記録され、「ととのい」が可視化されるとのことです。

サウナブームといわれる昨今、サウナウォッチに興味を示す人が多いのは当然かもしれません。

そんな、大人の科学 サウナウォッチ。
筆者にとっては気軽に購入するには躊躇いがある価格(8,990円)であったことや、商品を知った時点で予約完売の情報も併せて入ってきていたことから、入手は見送っていた部分がありました。
しかし、販売開始から半年以上が経ったある日、たまたま訪れた大きな書店に置かれていたのを発見。
ここで買わないと二度と手に入れることはできないのでは?との思いがよぎり、少しばかりの葛藤の末に購入しました。

ということで手に入れた大人の科学 サウナウォッチ。
パッケージに入っていたのは、サウナに関する特集記事を多数掲載したオールカラー68ページの書籍とサウナウォッチ(説明書付き)。

書籍の方には、タナカカツキ先生のマンガやサウナ愛好家のサウナ紹介、サウナとオリンピックの関係といったサウナ好き必見の企画ページがあるとともに、付録のサウナウォッチに関する特集記事や使い方の説明も充実しています。

そして、ある意味、大人の科学 サウナウォッチを購入した一番のお目当てともいえるサウナウォッチ。

時計本体部とリストバンドは取り外しが可能な構造。
本体とリストバンドの繋ぎのところにUSB Type-Aがあり、充電ができるかたちとなっています。

また、このサウナウォッチはスマートフォンアプリ「サの国」と連携が可能。
「サの国」アプリを自分のスマホにインストールしてサウナウォッチと接続することで、サウナウォッチで収集したデータの解析につなげます。

サウナウォッチは左右どちらの手首に着けてもOK。
また、本体の画面部が手首の外側・内側のどちらに来るように着けても計測できます。
ちなみに、本体の裏側(手首につけると内側になる面)にセンターが付いています。

サウナウォッチには、現在時刻を表示する「ホーム」をはじめ、「サウナモード」「サウナライトモード」「心拍数モード」「万歩計モード」などのモードが用意されています。
心拍数モードは現在の心拍数を計測して表示、万歩計は当日の歩数が表示されます。

サウナの際に使用するのがサウナモードとサウナライトモード
これらのモードを開始すると、心拍数の計測がモード終了まで記録されます。
サウナモードはサウナ、水風呂、休憩の各シーンに移行する際に、該当シーンとして記録するためサウナウォッチを操作します。
サウナライトモードはサウナだけを記録して、後からアプリで水風呂や休憩のシーンに該当する時間帯を編集します。

サウナモード、サウナライトモードで記録したデータをアプリと同期し、アプリ上でデータを調整したうえで送信。
データが解析され、「ととのい値」というスコアが算出されます。
これにより、自分のサウナのデータが可視化されるということだそうです。

さて、大まかに使い方を把握したサウナウォッチ。
発売から半年以上が経過していることもあって、ウェブサイトやYoutubeなどでは既にたくさんのサウナウォッチレビューが見られます。

このタイミングでサウナウォッチをサウナで使ったレビューを記事にしても・・・というところ。

そこで少し視点を変えて、サウナウォッチを岩盤浴で使ってみようと思いました。
岩盤浴もサウナと同様に体を温めて発汗を促しますし、施設によってはクールダウンルームが備わっていたり、休憩スペースが充実している場合があります。
サウナと岩盤浴は似て非なるものではありますが、岩盤浴のデータをとるのも面白いのではないでしょうか。

ということで、サウナウォッチを持って、あるスーパー銭湯の岩盤浴エリアを利用しました。

今回、試したのはサウナライトモード。
使うのが初めてだったので複雑な操作はせず、とりあえず岩盤浴エリア滞在中の心拍数を計り続けることにしました。


岩盤浴室に入る前にサウナウォッチのサウナライトモードをオンにして、計測スタート。
計測中は心拍数の表示だけでなく、体表温度も表示されます

スタート時点での心拍数は91、体表温度は29.5℃でした。

ちなみに、心拍数が少し高めなのですが、これは計測前に一度オートロウリュウサービスを受けたため。
オートロウリュウサービスの開始時刻ギリギリに到着したため、最初のオートロウリュウだけサウナウォッチの準備が間に合いませんでした。

ということで、オートロウリュウを一度受けた後、少し休憩したところからの計測となります。

室温40℃ほどの岩盤浴室へ。
そこで7分ほど発汗。

岩盤浴室から退室した直後の数字は、心拍数が94、体表温度が32.5℃でした。

心拍数、体表温度ともに入室前よりも上昇。
ただ、上昇幅は控えめ。
滞在した岩盤浴室はそれほど室温が高い空間ではなく、岩盤の熱さも比較的まろやかだったので、体感としてもそれほど体に負荷がかかっている印象はありませんでした。

まぁ、ウォーミングアップとしてはこんなものでしょう(オートロウリュウしてますが)。

次いで、室温50℃超の岩盤浴室へ。
ここでは約8~9分の発汗。

岩盤浴室から退室した直後の数字は、心拍数が96、体表温度が34.7℃でした。

最初の岩盤浴室よりも温度の高い空間で発汗したこともあってか、心拍数も体表温度も上昇していました。
やはり、温度が高ければ負荷がかかるということでしょう。

ここで一度、火照った体を冷ますため、クールルームへ。
室内温度10度以下に設定されたクールルームに1~2分滞在。

心拍数は80と表示されました。
体表温度は34.7℃と、クールルームに入ったからといってすぐには下がりませんでした。
体表温度については、サウナの水風呂と岩盤浴のクールルームで下がり方の傾向に違いがあるかどうか気になるところです。

この後、数分休憩。
そして、岩盤浴エリア内にある約70℃のサウナ室のような空間でオートロウリュウサービスに参加。
ロウリュウの時間はおよそ5分ほど。

ロウリュウを終えた直後の数値は心拍数が117、体表温度が37.2℃まで上昇しました。
ちなみに、ロウリュウ中もサウナウォッチに表示される数値をチェックしていたのですが、心拍数は121も確認しています。
先ほどまでの岩盤浴よりもかなり負荷がかかっていることがわかりますね。

オートロウリュウサービス終了後は少し長めに休憩。
休憩スペースでゆったり過ごします。

ロウリュウ終了後、8分ほど経過したところで数値を確認。
心拍数が83、体表温度が31.3℃となっており、だいぶ落ち着いてきていました。

このように、サウナウォッチを着けて岩盤浴をすると、心拍数や体表温度を参考に自身の体の状態を確認できることがわかります。
今までは体の状態を自身の感覚だけで判断して岩盤浴室を出たりしていたのですが、今後はサウナウォッチで表示される数値も加味して判断できるかと思います。

そして、サウナウォッチによって記録されたデータを、サの国アプリと同期。
データを同期するとサの国アプリ内で計測中の心拍数がグラフとなって表示されるので、岩盤浴中の心拍数の推移がはっきりとわかります。

ただ、データ同期後のアプリの使い方を細かく把握できておらず、プランによって制限されるデータの編集期限を超えてしまったので、データ解析については十分な形で実施できませんでした。
次回はしっかりとアプリの使い方も把握して、より詳細に解析をしたいところです。

サウナウォッチのようなツールを利用すると、より効果的・健康的に岩盤浴やサウナを楽しめるのではないでしょうか。