ととのえる情報満載!『サウナを極める。』
近年はサウナブームということで、サウナを取り扱った雑誌が増えてきました。
『サウナを極める。』もその1つ。
2021年6月28日に発売された宝島社のムック雑誌です。
サブタイトルは「この一冊でととのう!」となっており、表紙は2021年7月期のテレビ東京系のドラマ「サ道」に出演する磯村勇斗さんが起用されています。
今回はこの『サウナを極める。』を紹介します。
『サウナを極める。』はこんな書籍
『サウナを極める。』では表紙に起用された磯村勇斗さんが巻頭のスペシャルインタビューでも登場。
サ道に関する話も交え、サウナの魅力を語られています。
磯村さんのほかに、グラビアアイドルの都丸紗也華さん、女優の松野井雅さんのスペシャルインタビューも。
都丸さんはサウナをテーマとする舞台で熱波師役を演じられたことがあり、松野井さんはYoutubeでサウナ動画を公開されています。
サウナ施設の情報も盛りだくさん。
「サウナーの聖地探訪」として人気のサウナ施設を5つピックアップして紹介されています。
全編がカラーページなので、施設の様子がわかりやすいです。
また、巻末には「全国のおすすめサウナ珠玉の17選」として、全国各地から厳選された17のサウナ施設の紹介もされています。
そのほか「サウナの基本Q&A」「サウナーにアンケート」「セルフサウナを楽しもう」などの内容も掲載。
サウナ情報にあふれた雑誌となっています。
コロナ禍のサウナスタイル
筆者が『サウナを極める。』を読んで思ったこと。
「時代に合わせたサウナの楽しみ方が登場している」
2021年7月現在は、新型コロナウィルス感染症の真っただ中。
外出自粛、ソーシャルディスタンスを保つ、密を避ける、マスク着用、こまめな消毒など様々な感染症対策を行って、皆さん過ごされていることでしょう。
サウナ施設も休業や時短営業を求められる時期があったり、徹底した感染症対策が必要だったりと、今までとは少なからず違った営業となっています。
そのような状況の中で注目を集めているのが、従来の施設を利用しない個人で楽しめるスタイルのサウナです。
テント式サウナやプライベートサウナ、自宅での疑似サウナなどがあげられます。
『サウナを極める。』では「セルフサウナを楽しもう」という企画ページにて、これらのサウナスタイルを行うためのアイテムを紹介。
100万円以上する自宅設置型のプライベートサウナから、数十万円のテントサウナ、お手頃価格の発汗系入浴剤などが掲載されています。
とくにテントサウナはここ最近よく耳にします。
コロナ禍によって密になりづらいキャンプが注目されており、キャンプアイテムであるテントにサウナの要素が加えられています。
キャンプ×サウナが、コロナ禍にあったサウナの楽しみ方になっているわけですね。
値段的に手が届かないほど高額なものではないところも、テントサウナが注目されるポイントの1つだと思います。
コロナ禍によって、経営が厳しくなったサウナ施設は多いですが、その一方で個人で楽しめるサウナに注目が集まっている。
こうした傾向を見ると、時代とともに人々のサウナ利用のスタイルは変わる可能性がありますが、サウナそのものは何らかの形で残っていきそうだと思わせられます。
コロナ禍で注目されるサウナスタイルが、コロナ禍だけの一時的なものなのか、コロナ禍が終わった後も定着していくものなのかはわかりません。
しかしながら、サウナを楽しみたいのなら、その時々の状況に合わせたスタイルにも目を向けていきたいですね。