[PR]

2025年3月8日土曜日、岐阜県多治見市にあるスーパー銭湯「天光の湯」を訪れました。

天光の湯はサウナに力を入れている点が特徴で、浴場内にはロウリュが行われるサウナやバレルサウナがあります。
今回の記事では、天光の湯の男性浴場のサウナの体験談をお伝えしていきます。

※本記事は2025年3月8日の天光の湯の男性浴場の体験をもとに作成しています。

天光の湯のサウナ

この日は熱波師によるアウフグースイベントが開催されていました。

筆者は20時からの最終イベントに間に合うよう、19時半過ぎに入館。
入館手続きの際、受付でアウフグースイベント参加用のリストバンドを受け取りました。
男性浴場のアウフグースイベントの定員は38名でしたが、リストバンドの番号は28番。
比較的後半の番号だったので、何とか間に合った感がありました。

ちなみに、男性浴場の最終イベントでアウフグースを担当されるのは、「熱波姉妹」として活動する女性熱波師のyukiさん。
男性浴場でのイベントであるため、アウフグース参加者には水着またはサウナパンツの着用が義務付けられていました。
筆者は水着を持参していなかったため、受付で100円の使い捨てサウナパンツを購入。
イベント自体に参加料はかからず、入館料のみで参加できました。

入館手続きを済ませ、脱衣所で服を脱いで浴場へ。
とりあえず、イベント開始までは少し時間があったので、サウナパンツを着用せずに浴場に入りました。

ちなみに、筆者は2024年5月にも天光の湯に訪れています。
当時からサウナに力を入れている印象を受けていたのですが、今回更にパワーアップしていると感じました。

内湯側にはアウフグースイベントも行われるロウリュサウナがあります。
6段の腰掛けがあるサウナで、1段あたりの横幅もあり、かなりの人数が同時に入れる広さがあります。
ロウリュサウナにはテレビが付いているのですが、21時以降は「瞑想タイム」としてテレビの映像が消され、発汗に集中する時間となります。

ロウリュサウナのすぐ側にあるのが2種類の水風呂。

1つは水温約16度の「激流水風呂」
ジェット噴射があり、肌に冷たさを感じやすいのが特徴です。
広さもそこそこあって、同時に10人くらいは入れるほど。
ただ、出入り口は狭くて、利用者が多いと出入口が混み合うこともありました。
ジェット噴射によって水が動くため、「羽衣」と呼ばれる膜を体に纏いづらく、冷たさを感じやすい水風呂になっています。

もう1つは「シングル」と呼ばれる水温10度以下の水風呂。
筆者が訪れた際は6度台を示していました。
4、5人が入れる広さがあります。

シングルは非常に冷たいため、まずは16度の激流水風呂に浸かってから入るのがおすすめ。
激流水風呂である程度冷たさに慣れた状態で入ると、いきなりシングルに入るよりは、冷たさの感じ方が和らぎます。
逆に、シングルに入った後で激流水風呂に入ると、水風呂なのに気持ち温かく感じます。

露天風呂にはバレルサウナが2つ設置されています。

1つは「談話サウナ 茶道」
室内での会話OKのサウナです。
入り口からみて左手側は3人掛け2段のベンチ、右手側は1人掛けのベンチになっており、収容人数は7名。
十二分計と温度計が付いており、筆者が確認した際の室温は約80度でした。
このサウナではセルフロウリュが可能で、5分に1回、ラドル1杯の水をかけるルールが定められています。
ロウリュのタイミングは、サウナストーブ上部のライトが点灯した時のようです。

もう1つのバレルサウナが「静寂サウナ 禅」
談話サウナとは対照的に、極力会話を控えるコンセプトでした。
談話サウナよりも奥行きがあり、ロールケーキのような外観をしていました。
室内には左右に4人ずつ座れるベンチがあり、1人分のスペースごとに高い仕切りで区切られているのが特徴的でした。
十二分計と温度計が付いており、筆者が確認した際の室温は約90度。
こちらもセルフロウリュが可能で、5分に1回、照明が点灯したタイミングで水をかけるルールでした。

この2つのバレルサウナですが、2024年5月に筆者が訪れた際には談話サウナとなったバレルサウナはありましたが、静寂サウナは当時はありませんでした。
1年弱の間に2つ目のバレルサウナが新設されて、利用スタイルも変更されたようです。
静寂サウナは今回が初体験でしたが、1人1人のスペースが仕切られていることもあって、自分の左右の利用者の存在が気になりづらいのが良い点だと感じました。

露天風呂側にはバレルサウナのほかに水風呂もあります。
位置は談話サウナのすぐ隣。
水温約13.5℃です。
内湯の水風呂はジェット噴射やシングル水温といった大きな特徴があったのですが、こちらの水風呂は一般的な水風呂の印象です。

ととのうための休憩スペースが広いことも天光の湯の大きな特徴。
露天風呂エリアにはズラッとデッキチェアやインフィニティチェアが並んでいます。
数十席は用意されており、数えるだけでも大変な充実ぶりです。

そして、休憩スペースの中で見られたのが、サウナポンチョを着ている人の姿。
天光の湯では浴場内で使用できるサウナポンチョをレンタルできるサービスがあるとのことです。
ほとんどの人が裸で過ごすスーパー銭湯の浴場内でのポンチョ着用は珍しいと感じますが、これからはそういったスタイルでの利用者も増えていくのでしょうか。

もう1つ筆者の目に留まったのが木製のサウナマット。
よく見かけるビート板のような素材ではなく薄い木の板で作られたマットです。
マット置き場に説明書きがされていたのですが、フィンランドのサウナでは木の板などを敷いてサウナを利用するのが一般的だそうです。
木製サウナマットは自然の感触やバレルサウナとの統一感があるといったメリットがある一方で、直射日光や水分に弱いデメリットがあるのだとか。
実際に使用してみると、確かにビート板とは異なる座り心地で味のある感じはしましたが、ぬめりを感じやすいという印象も持ちました。
ちなみに、木製サウナマットは試験的に導入中とのことでした。

激熱!アウフグースイベント

さてさて、お目当てのアウフグースイベントです。

20時直前になるとイベントの準備を始められ、参加者がロウリュサウナの前に集まりました。
筆者も脱衣所に戻りサウナパンツを着用し、ロウリュサウナ前へ。
サウナ室への入場が開始されると、アウフグースイベント参加用のリストバンドの番号順に参加者がサウナへ入っていきます。

筆者は番号が比較的後半だったため、入場した時にはサウナ室の腰掛けの大半が埋まっていました。
最上段に空きを見つけたので着席。
サウナは高い位置ほど熱さを感じるため、せっかくのアウフグースイベントで高温のポジションを取れてラッキー!・・・と思っていたのですが、これが後々後悔する判断となりました。

今回のイベントを担当したyukiさんは「熱波姉妹」というアウフグースネームで、実のお姉さんとコンビを組んで熱波師活動をされている方とのこと。
今回は姉妹2人ではなく、yukiさんお一人でのアウフグースでした。

イベントは3曲構成。
1曲目はyukiさんが室内を歩き回りながらタオルで参加者に熱波を送るものでした。
2曲目では、除草剤をまくような道具を持ち込み、肌や髪に良い成分が含まれたミストを参加者にかけていきました。
3曲目では、残りのアロマ水をすべてサウナストーブにかけて室内の体感温度を上昇させたうえでのアウフグース。

この3曲目が想像を絶する熱さ。
アウフグースが始まる前に、3曲目では最上段はかなり熱くなると案内はあったのですが、想像を超えていました。
筆者はこれまで何度もアウフグースやロウリュを体験していますが、熱さに耐えきれず3曲目が始まってほどなくして退室。
頑張って耐えようと思ったのですが、痛いと感じるレベルの熱さだったので諦めました。
ちなみに、筆者だけでなく、多くの参加者が途中で退室していました。

最後までアウフグースを体験できなかったのは残念でしたが、非常に熱いサウナだったと思います。
下段に座っていれば、最後まで耐えられたのかなぁ。。。

人気も納得のサウナ体験

筆者が訪れたのは土曜の夜ということもあり、多くの利用者で賑わっていました。
露天風呂エリアの休憩スペースはかなりの数のイスが用意されているのですが、7~8割は埋まっていた印象。
露天風呂のバレルサウナは満席であることも多く、中を覗いてみて空きがあったらラッキーというほどの人気ぶりでした。

広いロウリュサウナ室、特徴のある水風呂、バレルサウナ、広い休憩スペース、アウフグースイベントなどなど。
人気の理由が納得できます。

館内の受付の近くには、サウナハットやサウナポンチョ、オリジナルのTシャツなどなどサウナグッズもたくさん販売されていて、このあたりもサウナ好きの興味を集めるところだと思います。

ということで、天光の湯でのサウナ体験は以上となります。
この情報があなたの次のサウナ選びの参考になれば幸いです。

※本記事の掲載情報は体験当時(2025年3月8日時点)のものです。最新の情報は天光の湯[公式サイト] をご確認ください。