こまき 楽の湯(愛知県小牧市)の岩盤浴「彩汗房」でドラゴンロウリュウを体験してみた
愛知県小牧市「こまき楽の湯」
愛知県小牧市にある「こまき楽の湯」。
名古屋の中心地から車で約30分の位置にあるスーパー銭湯です。
「楽の湯」は株式会社ナカシロが運営する温浴施設で、愛知県内に3店舗、福岡県に1店舗展開されています(2019年3月時点)。
ちなみに、福岡県にある「照葉スパリゾート」もナカシロ運営の温浴施設になります。
こまき楽の湯は、小牧市南スポーツセンターのすぐ隣に位置し、近くには清水屋やフィールなどのショッピングセンターがあります。
敷地内には280台が駐車できる無料駐車場が用意されているため、車で訪れやすいです。
こまき楽の湯では温泉や食事処といったスーパー銭湯ではお馴染みの設備に加え、岩盤浴「彩汗房」も設けられています。
彩汗房では複数の岩盤浴室が利用できるほか、ロウリュウサービスも体験することができます。
特に注目は、日本初の360度マルチハイビジョン映像から繰り広げられる「映像」が特徴的な自動ロウリュウ。
なんか凄そうですよね。
というわけで、今回はこまき楽の湯の岩盤浴・彩汗房についてレポートしていきます。
こまき楽の湯のシステム
まずはこまき楽の湯の彩汗房を利用する際の流れについて説明しておきます。
館内の入り口を入ると、靴箱ロッカーがあります。
靴箱ロッカーに自分の靴を入れて、カギをかけます。
ここでポイントが1つ。
靴箱のキーはリストバンドになっており、バーコードが付いています。
このバーコードは何度かセンサーにかざす機会があるので覚えておいてください。
次は入館フロントへ。
岩盤浴を利用する際はフロントでその旨を伝えましょう。
岩盤浴利用者には岩盤浴セットが渡されます。
入館時には靴箱のキーのバーコードをフロントに付いているセンサーにかざします。
入館の手続きとしてはこれで終了です。
手続きを終えたら、お風呂や岩盤浴など館内各施設をゆっくり楽しみましょう。
お風呂や脱衣所は1F、岩盤浴エリアは2Fにあります。
ちなみに、岩盤浴利用の際にはエリアの入り口でバーコードをかざす必要があります。
なお、こまき楽の湯の利用料金の精算は退館時。
館内各サービスはバーコードをかざすことで利用でき、最後に一括して利用料金を精算します。
退館出口の近くには自動精算機が設置されているので、センサーにバーコードをかざして表示された料金を支払いましょう。
精算後に退館ゲートを通る際にも、ゲートのセンサーにバーコードをかざします。
ゲートから出ると靴箱なので、靴に履き替えて退館です。
こまき楽の湯の岩盤浴セットには大判タオルと岩盤浴着が入っていました。
浴着のカラーは男女とも茶色系。
全く同じではなく、やや色の濃さやデザインが異なっていました。
こまき楽の湯の岩盤浴「彩汗房」
こまき楽の湯の岩盤浴エリア「彩汗房」。
彩汗房は館内の2Fにあり、フロアの大半を占めています。
エリア内にある岩盤浴空間は5つ。
各部屋の入り口には室温の表示がされています。
ロウリュウルーム「汗熱房」。
室温表示は約70度を示す高温空間です。
サウナ室のようなつくりで、室内中央には富士溶岩石を使った熱炉があり、壁際がベンチのようになっています。
この部屋ではロウリュウイベントが開催されます。
様々な空間が楽しめる「彩石房」。
室温は53℃ほどを示す、岩盤ベッドが30床ほどある岩盤浴室です。
室内にはロフトになったエリアや半個室のようになったエリアなどがあり、それぞれ異なる石が使用されています。
カラフルな空間演出がある「煌癒房」。
室温は約38度で、岩盤床は15床ほど。
岩盤床は傾斜のあるタイプになっており、通常の岩盤浴とは異なる寝心地で過ごすことができます。
また、室内は赤や黄色、紫など様々な色の光を入れ替わり使って照らされ、時間とともに異なる雰囲気の空間を楽しめます。
洞窟のイメージの「香楽房」。
室温は約42度、岩盤床は12床。
壁がゴツゴツとした石のような見た目になっており、洞窟にいるような雰囲気を味わえます。
また、室内には高濃度酸素を発生させており、湿度約80%の多湿空間となっています。
クールルーム「涼風房」。
フロアの中央付近に位置する8角形のガラス張り空間です。
体感的には涼しいというよりも、心持ち寒いくらいの温度設定になっている印象で、床のタイルが冷たかったです。
彩汗房の中には上記のほかに、リラックス空間が用意されています。
黒い玉砂利が敷き詰められた「足楽処」。
足首まで埋まるくらいの深さになっており、玉砂利の形状から足ツボを押されている感覚になります。
リラックスして寛げるスペースは複数用意。
リクライニングルームは男女共用と女性専用の2室(彩汗房外にも1つリクライニングルームあり)。
1人用のマットが敷き並べられたリラクゼーションルームや、ロフトのようになった寝ころびエリアもあります。
また、マンガコーナーも用意されています。
こまき楽の湯では各岩盤浴房内への本の持ち込みがOK。
そのため、リラクゼーションスペースや足楽処はもちろんですが、各岩盤房内で読書をしている人も少なくありません。
ただし、岩盤房内は比較的暗めなので本を読みやすさには若干難がありますが。
こまき楽の湯のロウリュウイベント
ここからはこまき楽の湯の彩汗房で開催されるロウリュウイベントについて紹介します。
ロウリュウイベントは2019年3月現在で1日に6回開催。
会場は「汗熱房」です。
こまき楽の湯のロウリュウの特徴は「自動ロウリュウ」であること。
ロウリュウイベントは店舗スタッフさん等がイベントを進行し、団扇やタオルを使って参加者を扇ぐスタイルが一般的です。
一方、こまき楽の湯のロウリュウイベントは「自動」のため、イベント自体がすべて機械仕掛けで進められていきます。
イベント開始の15分くらい前にイベントのアナウンスが館内に流れ、開始時刻付近になると汗熱房に入る人が多くなっていきます。
イベント開始時刻になると室内の壁に映像が流れだします。
映像は1つだけでなく、四方の壁に映されます。
こまき楽の湯の公式サイトによると、360度マルチハイビジョン映像とのことです。
室内の壁をいっぱいに使って映される映像は迫力があります。
ちなみに、こまき楽の湯のロウリュウイベントは時間帯によって映像が変わります。
「ドラゴンロウリュウ」と「サバンナロウリュウ」がメインのアトラクションとのこと。
今回筆者が体験したのは「ドラゴンロウリュウ」。
そのため紹介するロウリュウの内容はドラゴンロウリュウのものになります。
ドラゴンロウリュウの映像は、昔の中国をイメージさせるもの。
「らく仙人」というキャラクターが、ロウリュウ参加者に修行を与えるというストーリーに乗せてイベントが進行されていきます。
イベントの説明やストーリーが流れ終わったら、いよいよロウリュウのメイン。
天井から熱炉に向けてアロマ水が流し入れられます。
そして、ゴーっという音とともに室内へ風が送り込まれます。
風が室内の空気を動かすことで体感温度が上昇。
体感的には1分ほど風が送り続けられていた印象です。
風がやむと、ここで70秒間のインターバル。
インターバル中には、無理しないように促すアナウンスなどが流されます。
70秒経過したら、再び風が送り込まれます。
ただ、先ほどよりも風が少し強め。
そのため、体感温度もより上がります。
風がやむと、再び70秒間のインターバル。
先のインターバルと同様のアナウンスが流されます。
70秒経過したら、再び風が送り込まれます。
3回目のロウリュウです。
更に強い風が室内に吹き荒れます。
体感温度もさらに上昇。
風がやむと、これでイベント終了です。
イベント後は参加者が一斉に「涼風房」へ。
火照った体を冷まします。
ちなみに毎週土日や祝日には、スタッフさんが団扇で参加者を扇ぐスタイルのロウリュウも開催されます。
気になる方は参加してみてはどうでしょうか。
熱すぎが苦手の方におススメのロウリュウ
彩汗房の岩盤浴で特に印象に残ったのが「香楽房」でした。
室内入り口のドアを開けた瞬間に感じる高湿度。
ドアの外とは全く空気が異なりました。
そんな高湿度の空間の中で岩盤にしばらく寝転がっていると、どんどん汗だくになっていきました。
高湿度の岩盤浴室の発汗性には注目したいですね。
ロウリュウイベントについても触れておきます。
こまき楽の湯のドラゴンロウリュウは熱すぎない印象です。
ロウリュウイベントの中には、肌に痛みを感じるくらいの熱さのものも少なくありません。
ロウリュウ初体験の方などが、あまりの熱さに驚いて途中退室されるケースも目にします。
そんな中、こまき楽の湯のドラゴンロウリュウは、比較的耐えやすい熱さになっていると思いました。
1回のイベントの中で3度風が送られ徐々に体感温度が上がっていくのですが、1度目の送風時に感じられる熱さは控えめ。
2度目、3度目で徐々に熱さは上がっていきますが、3度目の送風時でも我慢が辛いほどの熱さではなかった印象です。
そのため、ロウリュウ初体験の人にとって最後まで体験しやすいイベントとなっているのではないでしょうか。
また、他の店舗でロウリュウを体験した際に「熱すぎて無理!」と感じて敬遠してしまった人には、チャレンジをおススメしたい体感温度だとも思います。
ちなみに、汗熱房の外にはロウリュウ時に「熱さを感じやすい位置」が掲示してありました。
このあたりも参加時の参考になるでしょう。
ところで、できれば熱いロウリュウを体験したいという方にプチ情報を1つお伝えします。
汗熱房の入り口には一般的なサイズのうちわが用意されていました。
ロウリュウイベント時にはこのうちわを使って(自分で)扇げば、体感温度をさらに上げることができます。
セルフィーな感じにはなりますが、自分の好みに合わせて調整しやすいので、試しにやってみてはどうでしょうか。
※本記事の掲載情報は体験当時(2019年3月2日時点)のものです。最新の情報はこまき楽の湯[公式サイト] をご確認ください。
■体験者:32歳男性