愛知県清須市にある「湯のや 天然温泉 湯吉郎(とうきちろう)」
庄内川と新川の2つの川に挟まれ、清須市と名古屋市とあま市の境目近くにある温浴施設です。

湯吉郎は有名戦国武将・豊臣秀吉の若いころの名前である「木下藤吉郎」にちなんで付けられたものとのこと。
一説によると、湯吉郎のある場所の付近は秀吉が生まれた地域なのだそうです。

そんな歴史上の人物に縁のある地域に建つ店舗では、地下1200mから湧き上がる天然温泉やワンフロアを使った岩盤浴、食事処、リラクゼーションなど様々なサービスが用意されています。

とくに気になるのが2020年に大幅なリニューアルが行われた、建物の最上階に位置する岩盤浴エリア「グランデッキ」
グランデッキでは「発汗場」と名のついた3つの岩盤浴室や屋外テラスのテントサウナ、リクライニングチェアや15,000冊以上のコミック・雑誌などがあるラウンジスペースといった様々な設備が設けられています。
また、名古屋市の眺望やロウリュウも味わうことができるなど、魅力的な要素も満載です。

ということで、今回の記事では湯吉郎のグランデッキを紹介していきます。

※本記事の掲載情報は体験当時(2022年5月3日時点)のものです。

湯吉郎のシステム

名古屋の中心地からも近く、名古屋駅と店舗間を走るシャトルバスもある湯吉郎。
敷地内には平面及び立体駐車場もあるので、車でも訪れやすいです。

館内に入ったら靴を靴箱ロッカーへ。

検温後、券売機で券を購入して受付へ行きます。
岩盤浴利用の場合は、受付で岩盤浴セットの引換券を受け取ります。

別の場所にある岩盤浴受付へ。
岩盤浴セットの引換券と靴箱キーを渡して、岩盤浴セットを受け取ります。

岩盤浴セットは大判タオルと岩盤浴着。
岩盤浴着は男性が緑、女性がオレンジです。

ちなみに、岩盤浴セットは退館時に岩盤浴受付へ返却し、靴箱キーを受け取ります。

館内は2階が脱衣所やお風呂、3階が岩盤浴エリア「グランデッキ」です。

2階の脱衣所で岩盤浴着に着替えて、3階へ上がりましょう。
3階は岩盤浴着着用者のみのフロアとなっています。

湯吉郎の岩盤浴「グランデッキ」

グランデッキがあるのは館内の3階。
岩盤浴着を着用している人だけが利用できるフロアです。

2階から階段を上がると、まず目に入るのがスカイラウンジ
テレビ付きリクライニングチェアをはじめ、ソファシートやラタンのチェアなどが並びます。
リクライニングチェアはざっと数えたところでは30席以上ありました。
一角にはデスク型の席も。

マンガや雑誌が並ぶ本棚やラックもあり、シートに座って読書ができます。
用意されている冊数は15,000冊以上とのこと。

その他にも貴重品ロッカー、スマホ充電ロッカー、ドリンク用冷蔵庫、鍵付きの冷蔵庫などの設備も用意されています。

スカイラウンジは、窓の外に見える眺望も見どころの1つ。
窓のすぐ外は狭い空間があり、そこには観賞用の植物が生えています。
そして、それらの植物の先に見えるのが名古屋の都市部の眺望。
建物が川沿いに建っていることもあり、開けた視界の景色を楽しめます。

グランデッキ内の岩盤浴室は3つ。
いずれの部屋も入り口の外側にデジタルの温度表示があります。

プラネタリウムが楽しめる「発汗場 暗」
温度は約59.6℃。
室内は左右に6つずつの計12の岩盤床が用意され、各床ごとに2種類の石が使われています。
各床の壁には使われている2種類の石の名前が書かれています。
奥の隅には熱炉。
岩盤床に寝転がると見えるのが、天井に設けられたプラネタリウム。
光による星空や星座の演出が楽しめます。

明るくて読書もOKな「発汗場 明」
温度は約58.6℃。
本の持ち込みOKの明るい空間です。
室内にはベンチやクッションチェアなどが置かれていて、くつろぎエリアのような雰囲気。
室内に熱炉が2つあります。
部屋の壁の一部は窓ガラスになっていて、開放感も感じられます。
アロマディフューザーの稼働により、アロマの香りが漂うようにもなっています。

北投石の熱炉が使われるサウナ空間「発汗場 木」
温度は約81℃。
室内はサウナのような空間になっており、入り口を入って奥の壁近くに北投石の熱炉があります。
壁には北投石と書かれたプレートも。
室内の壁際には腰掛用の木の段差(一段)があり、段差の背もたれ部分は傾斜のある造りとなっています。
腰掛には12~14人くらい座れそうです。

発汗場 木にはテレビがあり、地上波の番組が流れていました。
入り口のドアの上に十二分計が設置されています。
大きめの窓も数カ所あり、外の景色を見ることも可能。

ちなみに、発汗場 木では定期的にオートロウリュウを実施。
時折ジューっと音が室内に響くタイミングがあり、熱炉に水が注がれていました。

ハンモックやチェアが並ぶテラス型のスペースが「オープンテラス」
あま市や清須市側の景色を眺めることができる開放感のあるテラススペースです。
発汗場 木の出入口の一つと直結しています。
温浴施設の岩盤浴エリアでは、岩盤浴室(低温サウナ室)と外気浴スペースが直結しているのは珍しいと思います。

オープンテラスと繋がる外気浴スペース「太閤乃滝」
こちらもリクライニングチェアやハンモックがある外気浴スペースです。
特徴は滝に見立てた石壁から壺にめがけて水が注いでいること。
湯吉郎で使われているナノ水が紹介されています。

テントサウナが楽しめるのが「ガーデンテラス」
オープンテラスや太閤乃滝とは反対側の位置にあるテラススペースで、テントサウナが5つ設置されています。

掲示によると、テントサウナ内の温度は約60℃とのこと。
テント内にはサウナストーブと三人掛けくらいのベンチが設置されています。

ガーデンテラス内にはアロマ水の給水機や桶と柄杓が用意されているので、アロマ水を注いだ桶と柄杓をテント内に持ち込めば、セルフロウリュウを行うことができます。

特徴的なサービスで十分な満足感

湯吉郎の岩盤浴エリア「グランデッキ」。
筆者が体験した感想としては、エリア内には特徴的な部分が多く見どころ満載で、満足感が得られました。

特徴の1つが3つの異なるタイプの岩盤浴室です。
発汗場 暗ではプラネタリウムを見ながらの発汗、発汗場 明では読書をしながらの発汗、発汗場 木ではサウナとオートロウリュウによる発汗。
一口に岩盤浴といっても、岩盤浴室ごとに違った感覚の体験ができるのは嬉しいところです。

もう1つが、発汗場 木とオープンテラスが直結していること。
近年は岩盤浴エリアにサウナ室や外気浴スペースを設ける温浴施設が増えていますが、外気浴スペースへ行くためには館内の通路を通らないといけない場合がほとんど。
サウナ室を出てすぐがテラスというケースはあまり見られません。
湯吉郎ではサウナ室とオープンテラスが直結しているため、サウナ室を出た瞬間に外気が感じられます。
部屋の外に出て感じる空気感が他の温浴施設とは異なっており、新鮮さがありました。

さらには、近年のサウナブームで話題に上がることが多いテントサウナを体験できることも大きな特徴です。
よく話題に上がるとはいえ、場所や服装、費用や安全管理など、個人で体験するとなると結構ハードルが高そうなイメージのあるテントサウナ。
湯吉郎では入浴料と岩盤浴料金でリーズナブルに利用できますし、自分でテントを張ったりする必要もありません。
岩盤浴着を着て入るので、水着などテントサウナのための衣類を自前で用意する必要もなし。
興味を持っている人が試しにテントサウナを味わってみたい場合には、とても便利だと思いました。

岩盤浴エリアでサウナ室があることは珍しくなくなってきましたが、テントサウナを体験できる岩盤浴エリアはまだまだ珍しいでしょう。
筆者自身、湯吉郎でテントサウナ自体を初体験し、テントサウナの魅力の一端を感じることができました。

他の温浴施設ではなかなか味わえない体験をできた湯吉郎のグランデッキ。
時間制限なしで休憩用スペースも充実しているので、休憩をしっかりと取りつつ発汗場とテントサウナを利用してたくさん汗をかけました。

※本記事の掲載情報は体験当時(2022年5月3日時点)のものです。最新の情報は湯のや 天然温泉 湯吉郎[公式サイト] をご確認ください。

■体験者:35歳男性