熱せられた石の上に横になって体を温め、発汗を促す岩盤浴。
「岩盤」浴というだけあって、注目されるのは使われている石。

岩盤浴では、どんな石が使われているのでしょうか?

岩盤浴で使われる石の条件

岩盤浴は、熱せされた石から発生する「遠赤外線」と「マイナスイオン」によって、体を内側から温めて発汗を促すものです。
なので、「遠赤外線」と「マイナスイオン」を発生させることが岩盤浴で使われる石の条件となります。

遠赤外線については6~14ミクロンの波長帯の電磁波を浴びることが、効果的であると言われています。
この帯域の遠赤外線が、体内で分子が共鳴・振動を起こすことで熱エネルギーが高まって、細胞の活性化や代謝の促進がされるからです。
この6~14ミクロンの遠赤外線は、人間の体には心地よい波長として知られており、成長光線、生育光線とも呼ばれています。

どんな石でも熱すれば遠赤外線は発生します。
岩盤浴で効果を出すためには、遠赤外線を発生させるだけでなく、6~14ミクロンの遠赤外線を発生させていることが求められるのです。

岩盤浴で使われる主な鉱石

岩盤浴では施設ごとに様々な鉱石が使われています。
また、施設内でも複数の岩盤エリアが用意されていることもあります。

岩盤浴で使用される代表的な石としては、「ブラックシリカ」「天照石」「ラジウム鉱石」あたりが有名です。
大規模な施設では「黄土石」「麦飯石」「岩塩」などを使った岩盤エリアもよく見かけます。

石の種類による違いはあるの?

各施設や店舗では様々な工夫を凝らし、差別化のため特徴を打ち出した案内をしています。
様々な種類があるため、「どの石の岩盤浴がより効果的なの?」と思う人も少なくありません。

しかしながら、現状では岩盤浴において、石の種類よる効果の違いについてはっきりとした検証データは出ていません。

各施設の岩盤浴は遠赤外線とマイナスイオンの発生を満たしているはずなので、どの岩盤浴でも一般的に言われている効果は期待できます。
当サイトでは各石についての効果までは明言はしませんが、岩盤浴によって室内の雰囲気やカラーや石の形などの違いがあるのも事実。

石は色や形が違うため、石の違いによって岩盤浴の雰囲気も変わってきます。
人それぞれ落ち着ける環境があるでしょうし、板状の石の上がいい人もいれば砂利上の石の上のほうが気持ちいい人もいます。
また、いろいろな岩盤浴を回ることで、飽きづらくもなります。
石の種類や効果を気にしすぎるよりは、自分に合う環境を探して岩盤浴自体の効果を期待する方が良いでしょう。