岩盤浴でかく汗の特徴

熱せられた岩盤の上で汗をかくのが岩盤浴。
汗をかくことによって代謝が良くなり、デトックスやダイエット効果が期待できます。

そんな岩盤浴でかける汗は、粒が小さくサラサラしています。
この汗は、夏の暑い日にかく汗とは異なります。

岩盤浴の汗にはどのような秘密があるのでしょうか？

暑い日にかく汗はベトベト汗

真夏に家の外に出ると、うだるような暑さで瞬く間に大量の汗が。
このときは皮膚のセンサーが急激な外気温の変化を感知して、体温上昇に対応するためすばやく大量の汗を出しているのです。

急遽排出される汗のため、体の中でまだ吸収しきれていない様々な成分を含んで出てきます。
様々な成分を含んでいるため濃度が濃く、触った感じはベトベト。
汗に含まれる成分が、しょっぱい味や汗臭くなるもととなるのです。

一方、岩盤浴は急激に体を温めるのではなく、じっくりと体を温めることで汗を排出します。
こちらは体の奥深くの温度変化を脳のセンサーが感知して、汗を出す指令を出します。

体が成分をしっかりと吸収したあとで出されるものなので、あまり多くの成分を含んでいません。
また、マイナスイオンの界面活性作用の効果も加わって粒の小さくなり、サラサラとした汗になります。
水に近い汗のためしょっぱさは少なく、汗臭くなりにくいです。

サラサラな汗は、体の奥からしっかりと温められて出るものなので、各器官の動きも活発になり代謝が上がります。
さらに、代謝に必要なミネラルやマグネシウムが汗によって失われづらいことも、より代謝の促進につながります。

普段、汗はすぐに拭いたくなりますし、シャワーなどを浴びて流したくなります。
また、そのまま放っておいたら汗臭くなってしまいますね。

でも、岩盤浴でかいた汗はすぐに流してしまわず、自然に蒸発してなくなるのを待つことが奨められています。

岩盤浴でかく汗は水に近い汗のため、汗臭くなることを気にする必要がありません。
また、かいた汗と排出される皮脂が保湿剤となって、天然の化粧水の働きまでしてくれます。
サラサラの汗は粒が小さいため蒸発しやすいという面もあります。

つまり、普段汗をすぐに流している大きな理由が無く、汗を肌に残しておくことにメリットがあるのです。