湯の華アイランド 湯の華温泉(岐阜県可児市)の日本最大級岩盤浴!10種類の岩盤スパ、3万冊のマンガも
岐阜県可児市にある「湯の華温泉」。
市場や食堂、バーベキュー場などを備える「湯の華アイランド広場」内の温泉スパ施設です。
湯の華アイランド広場は名勝木曽川国定公園内にあり、湯の華温泉の目の前には木曽川が流れています。
建物内からも木曽川の景観を眺めることができるんですよ。
湯の華温泉内には、岩盤浴施設「発汗洞」があります。
発汗洞は全10種類の岩盤スパ。
種類の多さから日本最大級といわれています。
また、発汗洞の利用者なら無料で利用できるマンガ&インターネット「コロコロ」もあり、3万冊のマンガや25台のパソコンなどが用意されています。
2020年12月30日、このような充実した岩盤スパを持つ湯の華温泉で岩盤浴を行ってきました。
今回の記事では、湯の華温泉の発汗洞を中心に紹介してきます。
湯の華温泉のシステム
湯の華アイランド広場には最大1,000台駐車可能な無料駐車場があります。
車で訪れやすいですね。
駐車場は広いので、湯の華温泉を訪れる場合は、温泉から近い位置の駐車場に車を止めることをおススメします。
ちなみに、湯の華温泉は奥のほうにあります。
湯の華温泉の建物内に入ったら、靴箱ロッカーへ。
コインロッカーなので100円玉を用意しておくとスムーズです。
靴を片付けたら、すぐそばに券売機でチケットを購入して受付へもっていきます。
受付では、靴箱のキーを預けて、脱衣所のロッカーのリストバンドキーを受け取ります。
このリストバンドのキーに書かれたナンバーの脱衣所のロッカーを使うことになるので、ロッカーは指定となります。
また、リストバンドは館内サービスを受ける際にも使用します。
表示されているバーコードを提示することでサービスを受けることができ、利用サービスの料金は退館時に受付で精算を行います。
発汗洞を利用する場合は、受付で岩盤浴セットも受け取ります。
岩盤浴セットは大判タオルと岩盤浴着。
岩盤浴着は男性が青、女性がピンクです。
浴場の脱衣所で岩盤浴着に着替えて、発汗洞を楽しみましょう。
なお、岩盤浴セットの返却は、脱衣所内のボックスに入れることで行います。
湯の華温泉の岩盤浴「発汗洞」
湯の華温泉の岩盤浴エリアである「発汗洞」。
1F、2F、3Fの3フロアにまたがって、計10種類の岩盤スパが用意されています。
多くの岩盤浴スパには入り口付近の室外に温度表示がされているので、入室前に暑さの目安を知ることができます。
なお、最大収容220名の大型岩盤スパですが、コロナ禍の現在は感染症対策のため各岩盤スパに定員規制がされており、定員が本来の6割程度に抑えられている印象です。
1Fにあるのは、半屋外の南国リゾート風エリア。
そこに韓国のサウナ「汗蒸幕」のような2つの円形のドームスパがあります。
73℃ほどの中温ドームが「溶岩・黄土洞」、83℃ほどの高温ドームが「岩塩・黄土洞」。
定員規制で最大各6名までとなっており、ドーム内には木の枕が6つ設置されていました。
2つのドームスパの見た目にあまり違いはありませんが、室内の光源が中温は岩を重ねたもの、高温はレンガブロックを重ねたもので覆われていました。
2Fには6種類の岩盤スパが用意されており、南国リゾート風の休憩エリアから、各岩盤スパへ入れるようになっています。
「ブラックゲルマ・天照石・七宝石・玉石・木紋石洞」は女性専用エリア。
名前の通り、様々な石が使われた岩盤ベッドがある空間です。
室内の温度は約55℃で、7名の定員規制がされていました。
「岩塩・ラジウム洞」はラジウムの板ベッドと岩塩の砂利ベッドが用意されたエリア。
ラジウムベッドにはスポンジ枕、岩塩ベッドには木の枕が設置されていました。
室内の温度は約55℃で、7名の定員規制がされていました。
「七宝石・トルマリン・アメジスト洞」は壁面にアメジストが詰められたエリア。
板床と砂利床があり、板床には木の枕、砂利床には石枕が設置されていました。
室内の温度は約55℃で、7名の定員規制がされていました。
「黄土・七宝石洞」は黄土の黄色が目立つエリア。
板床と砂利床があり、板床にはスポンジの枕、砂利床には木の枕が設置されていました。
室内の温度は約55℃で、7名の定員規制がされていました。
「ペンギン洞」はクールルーム。
約10℃以下のひんやり空間となっています。
室内にはベンチが設置されており、6名の定員規制がされていました。
「スミ・松・白樺・酸素洞」は他の部屋の2.5倍の酸素量になっているエリア。
六角のプライドーとボックスが9つ用意されており(定員規制で5つのみ使用可)、ボックス内には照明とコンセント、クッション枕があります。
室内の温度は約30℃です。
休憩エリアは南国風。
リクライニングベッドやゆりかごイスなどが並び、壁面にはテレビが設置されています。
3Fは「岩塩・セラミック洞」。
低温と中温のエリアに分かれています。
低温エリアは約40℃。
テーブル席や1人用ボックス、ロフトなどがあり、エリア内に設置されたマンガや雑誌を読みながら過ごせます。
中温エリアは約50℃。
一人用の六角ボックスや、岩盤浴ベッドが並ぶ空間です。
ボックス内には照明やコンセントがあります。
ちなみに、低温エリアに設置の本の持ち込みは不可です。
また、3Fには女性専用の仮眠ルームも。
入り口が岩塩セラミック洞とは完全に別のところに用意されています。
発汗洞の利用者なら無料で利用できる休憩スペースとして「コロコロ」や「ゆっくり処」があります。
コロコロは3万冊のマンガや、25台のパソコンが設置されたスペース。
各雑誌ごとにまとめられたマンガが本棚にびっしり並べられ、さらには連載中の作品と完結した作品で設置が分けられています。
コロコロの外へのマンガの持ち出しは不可です。
読書以外に、用意されたパソコンを使ってインターネットをすることもできます。
ゆっくり処はテレビつきリクライニングシートが並ぶスペースです。
湯の華アイランド
湯の華アイランド広場についても紹介しておきましょう。
湯の華温泉以外にも市場や食堂、バーベキュー場があります。
湯の華市場は新鮮な魚や肉、野菜などが売られている大型産直市場です。
また、光秀横丁というグルメ通りも入っています。
光秀とは明智光秀のこと。
可児市は明智光秀の生誕の地といわれているんですよ。
湯の華食堂は文字通りの食事処。
魚太郎亭と湯の華亭の2つのお店が入っています。
魚太郎亭は新鮮な魚介類を使ったメニューが楽しめます。
湯の華亭は特製平打ち麺や韓国風のメニューなどバラエティに富んだメニューが楽しめます。
湯の華BBQ場はバーベキュー場。
湯の華BBQ場売店または湯の華市場で購入した食材を使ってバーベキューを楽しめます。
なお、冬期期間中は休館となっています。
湯の華RVパークは全16区画を備える日本最大級のRVパーク。
オートキャンプを楽しめます。
織田信長の母親である土田御前は湯の華アイランド広場のある可児市土田で生誕しました。
湯の華アイランド広場内には、土田御前と幼い信長の銅像が作られています。
なお、コロナ禍ということで、銅像にはマスクがつけられていました。
平成20年12月27日で廃線となった名古屋鉄道犬山モノレール線の車輌の一部が、湯の華アイランド広場の駐車場内に展示されています。
9時~20時に開放されており、自由に車輛の中を見学することができます。
さて、湯の華温泉に戻りましょう。
湯の華温泉では6種類の室内ぶろや8種類の露天風呂が楽しめる日帰り温泉施設です。
温泉のほか、岩盤浴やボディケア、食事処、カラオケ、ヘアカットなどが入っています。
冬の時期にはイルミネーションが実施されており、1F岩盤スパエリアの横の屋外スペースがきれいなライトで彩られていました。
足湯の周りにはイルミネーションが施されています。
雪だるまやかぼちゃの馬車のオブジェもライトアップ。
かわいいですね。
館内食事処の横の屋外通路はトンネルのように電飾が張られていました。
光の通路のようですね。
湯の華温泉 発汗洞の感想
湯の華温泉の日本最大級の岩盤浴施設「発汗洞」。
3フロアにわたる岩盤浴スパの広さ、充実度はかなりのものでした。
岩盤浴はもちろんのこと、ドーム型の岩盤スパや、クールルーム、酸素量2倍のエリアなどなど。
純粋な岩盤浴以外にも様々な体験ができます。
また、1Fは汗蒸幕のようなドーム型のスパ、2Fは一般的な岩盤浴が中心、3Fはくつろぎも兼ねた岩盤浴エリアといった感じで、フロアごとに特徴が分かれているので、各フロアを行き来するのもよいですが、お気に入りのエリアに滞在するのもありだと思いました。
休憩用のスペース、サービスについても充実。
蔵書の多さから、ずっとそこに居続けてしまいそうなマンガ&インターネット「コロコロ」。
3万冊も用意されていれば、何かしら読みたいタイトルが見つかることでしょう。
今まで知らなかった作品との出会いもあるかもしれませんね。
発汗洞内の各フロアにも休憩用スペースが設けられていますし、がっつり休憩するならテレビ付きのリクライニングチェアが並ぶ「ゆっくり処」も利用できます。
全体的に南国リゾートの雰囲気になっていることも特徴です。
異国感のある中にいると、日常を忘れて特別な感覚に浸ることができます。
特に冬の時期は寒い気候にもかかわらず、暖かい南国の雰囲気が味わえるので、より非日常感が出ていると思います。
岩盤スパの種類の多さ、休憩用スペース・設備の充実、南国風の雰囲気。
これらを思う存分体験したいのなら、1日ずっと滞在するくらいのつもりで足を運ぶことをおススメします。
すべての岩盤スパをひととおり体験するだけでも、結構な時間が必要です。
1つの岩盤スパに各15分滞在するとしたら、クールルームであるペンギン洞は除いたとしても、単純計算で135分と2時間以上になります。
岩盤浴の合間の休憩もマンガやインターネット、リクライニングシートなどを使ってゆっくり過ごすなら、4時間以上はみておきたいところです。
岩盤浴以外だけでなく、お風呂にもゆったりと浸かりたいですからね。
というわけで、充実した岩盤浴を持つ湯の華温泉。
満足度の高い非日常感を味わえる体験ができました。
お休みの日など時間が十分にとれる日に足を運ばれてみてはどうでしょうか。
※本記事の掲載情報は体験当時(2020年12月30日時点)のものです。最新の情報は湯の華アイランド 湯の華温泉[公式サイト] をご確認ください。
■体験者:34歳男性