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岐阜県多治見市にある「天光の湯」
多治見市内の小高い丘にある日帰り天然温泉です。

天光の湯は2023年の秋に大幅なリニューアルが行われました。
リニューアルを機に内湯にオートロウリュサウナ、露天風呂にセルフロウリュのバレルサウナが設けられたとのこと。
水風呂や外気浴設備も充実しているようです。

リニューアルによって注目度が高くなった天光の湯のサウナ。
2024年5月4日に足を運んでみましたので、今回は天光の湯のサウナを取り上げていきます。

※本記事は2024年5月4日の天光の湯の男性浴場サウナの体験情報をもとに作成されています。

天光の湯のサウナ

多治見市の市街地の南にある少し丘に位置する天光の湯。
すぐそばには、ショッピングセンター及びホームセンターのバローや三洋堂書店があります。

第一駐車場と第二駐車場の2つの無料駐車場(全220台)があるので、車で訪れやすいです。

館内に入ったら、靴を靴箱ロッカーへ。
次に受付で入館料を支払います。
また、靴箱ロッカーのキーと交換する形でリストバンドを受け取ります。

受付の付近には物販コーナーがあり、サウナ関連のグッズも並んでいました。
サウナハットやサウナマットといった定番のサウナアイテムのほか、少し珍しいところではポンチョも販売されていました。

さて、サウナのある浴場の脱衣所へ。

脱衣所内に給水機があります。
給水機は浴場内にも設置されており、露天風呂へ出るための通路部にもありました。

浴場の入り口を入ると、左手側にロウリュサウナの入り口があります。

入り口手前にはサウナマット置き場があり、利用者が自由に使えるサウナマットが用意されています。
かけ湯もサウナ入口のすぐ側に設けられています。
また、浴場入り口の右手側側すぐにはサウナハット掛けもありました。

サウナ付近の壁には、サウナや水風呂についての大きな説明・案内があったのが印象的で、サウナにスポットを当てていることを感じさせました。

内湯でオートロウリュが行われるロウリュサウナ。
サウナ内は6段になった腰掛があります。

1段あたり8人ほど座れる横幅があるので、50人近くは同時に入れそうです。
腰掛の縦幅もそれなりにある印象で、座りやすいと思います。
ちなみに、入口が3段目に繋がっているため、3段目の縦幅は他の段より広めです。

腰掛の向かいには2つのサウナストーブと、ストーブに挟まれてテレビがあります。
テレビでは地上波放送が流されていましたが、テレビ下には瞑想タイムの案内書きがあり、21時以降はサウナ内のテレビを映さないようにしているそうです。

入口から見て奥の壁、腰掛に座って左手側にあたる壁には、温度計と十二分計が付けられています。
十二分計は腰掛の3段目、温度計は2段目と5段目にあたる位置にありました。
2つの温度計は低い位置にあるほうが約80℃、高い位置にあるほうが約85℃を指していました。
また、壁にはヴィヒタを思わせる乾燥した薬草の束が吊るされていました。

その他の特徴として、最上段の腰掛の後ろの壁と天井の結合部がアーチ状になっていたのが印象的。
熱気をうまく循環させるための構造でしょうか。

そんなロウリュサウナでは、毎時00分と30分の1時間あたり2回オートロウリュが実施されます(最終22時)。

時間になると、2つあるサウナストーブの1つにライトが当たり、ストーブに水が注がれます。
次に室内に天井付近の送風機が稼働し、熱い空気の循環が始まることで体感温度が上昇します。
ストーブに注がれる水は前半で一旦止まりますが、途中で再度水が注がれるタイミングがありました。

最初にストーブに水が注がれてから、送風機が停止するまでは体感で約3分ほど。

通常時も腰掛の高さによって体感の熱さは異なりますが、ロウリュ中も高い位置と低い位置では体感の熱さがかなり違いました。
熱いことには違いありませんが、上段はかなり慣れた人向け、下段は比較的まろやかで初心者向けの印象を受けました。

ちなみに、筆者が体験した際には、00分には腰掛から見てテレビの左側の、30分には右側のストーブが使用されていました。
ロウリュが行われるスーパー銭湯のサウナでも、ロウリュが可能なストーブは複数あるうちの1つだけのケースが珍しくありません。
サウナ室内にある2つのサウナストーブのどちらもロウリュで使われていることに、サウナへの力の入れ具合が感じられました。

天光の湯の男性浴場にあるもう1つのサウナが露天風呂エリア内にあるバレルサウナです。

露天風呂内にバームクーヘンのような形の木造のバレルサウナが設置されています。
バレルサウナの付近にもサウナマット置き場が用意されています。

バレルサウナの中に入ると、中は5人ほどが同時に入れるくらいのサイズ。
入口から見て右手側に1人用の1段の腰掛、その腰掛の奥にサウナストーブがあります。
入口から見て左手側は2段の腰掛で2人が座れる横幅です。

入口のすぐ上あたりには温度計。
温度は約90℃を示していました。

入口から見て奥の壁には十二分計と5分の砂時計が設置されています。

バレルサウナでは利用者によるセルフロウリュができるように、サウナストーブの周りに桶とラドルを用意。
ロウリュのルールとしては、一度ストーブに水を掛けたら5分の間隔を空ける、というものがあります。
先述の砂時計は、ロウリュの間隔を計ることに使われていました。

ここまで、2つのサウナについて取り上げてきましたが、ここからはサウナに必須の設備についても取り上げていきます。

天光の湯の男性浴場内には3つの水風呂があります。

1つはグルシン水風呂
1桁台の水温に設定された、かなり冷たい水風呂です。
水温の表示がされており、水温は7℃台後半~8℃ほど。
ゆとりを持ったら4人、詰めて入れば8人くらいは入れそうな横長のかたちをしています。
深さは平均的な成人男性が底にお尻をつけて首から上が出るくらい。

2つ目は激流水風呂
いわゆるジェットバスの水風呂版です。
グルシン水風呂の向かいにあり、表示によると水温は約16℃。
平均的な成人男性が立って入った状態で、胸の下あたりまで水があります。
ジェットバスによって「温度の羽衣」が剝がされるため、冷たい感覚が続きやすくなっています。

3つ目は露天水風呂
露天風呂エリア内にあるバレルサウナのすぐ横に設置された水風呂です。
表示によると水温は約14.5℃。
4人ほど入れる正方形の浴槽で、平均的な成人男性が底にお尻をつけて肩から上が出るくらいの深さです。
3つの水風呂の中で一番オーソドックスな水風呂ですが、露天風呂にあることが大きな特徴でしょう。

天光の湯では外気浴用の設備についても充実しています。

内湯、露天風呂の各所にイスが設置されていました。
露天風呂には岩の上でラタンの枕を使って寝転がることができる玉寝台という名の寝ころびスペースもあります。

その中でも特徴的なのが、「極楽浄土」と名付けられた広いととのいスペース
ズラッと、デッキチェアをはじめとする様々な種類のイスが並べられており、正確に数えたわけではありませんが、ざっと50近くはイスがありそうです。
筆者が過去に足を運んだスーパー銭湯の外気浴スペースとしては一番の大きさでした。

これだけのととのい設備があるのだから、サウナ後の外気浴の場所には困らないでしょう。
筆者が訪れたのはゴールデンウィーク真っただ中の天候に恵まれた日ということもあって、満席に近い状態にはなっていましたが、それでも座ることはできました。

サウナに力を入れていることがわかる納得の充実度

天光の湯のサウナについて取り上げてきました。

感想としては、かなりサウナに力を入れたことがわかるリニューアルをされた印象です。

内湯にあるロウリュサウナだけでも、オートロウリュあり、広さ充分の良いサウナだと思います。
それに加えての露天風呂のバレルサウナ。
まだまだバレルサウナを体験できる施設は珍しいと思うので、他では体験できないサウナが味わえることも大きなポイントです。

更にはグルシン水風呂や激流水風呂といった特徴ある水風呂に、広いととのいスペースまで用意されています。

これだけの設備が用意されていれば注目度は高いのも納得。
筆者が足を運んだのがゴールデンウィークということもあるかもしれませんが、かなり多くの利用者がいました。
ととのいスペースも大半が埋まっており、バレルサウナも外で待機しないとなかなか入れない。
人気の高さは実際に利用して実感するところです。
それでも広さのあるロウリュサウナは待つことなく利用でき、十分に発汗にも励むことができました。

満足度は高いと思います。

ちなみに、公式ウェブサイトによると、天光の湯は男女の浴場で異なる内容となっている部分があります。
オートロウリュウサウナやバレルサウナのかたちが男湯と異なっていたり、女湯にはミストサウナがあったりとサウナについても違いがあるとのこと。

そういった事情もあるためか、男女の浴場を入れ替える日も設けられているようなので、浴場入れ替えの日に足を運べば違ったサウナ体験ができるかもしれません。

天光の湯のサウナに興味を持たれた方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

※本記事の掲載情報は体験当時(2024年5月4日時点)のものです。最新の情報は天光の湯[公式サイト] をご確認ください。