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ロウリュウにはアロマが使われている

近年、岩盤浴やサウナ施設で「ロウリュウ」を目にすることが増えてきました。

ロウリュウとはフィンランド発祥の温浴方法。
熱炉に水をかけて熱い蒸気を発生させることで、室内の体感温度が上がって発汗が促されるものです。

日本では、ロウリュウは主に岩盤浴やサウナのイベントとして体験できます。
熱い蒸気が漂う空間の中で、スタッフさんが大きな団扇やタオルを使って熱波(熱い空気)を参加者に浴びせるものがよく見られるスタイルです。

そんな日本のロウリュウイベントでは、蒸気を発生させるための水として「アロマ水」が使われることが一般的。
ロウリュウイベント中の室内は熱い蒸気とともに、植物系を中心とする香りも漂います。

イベントの回や日によって異なる種類のアロマ水が使用され、参加するたびに違った香りが楽しめるロウリュウを開催する店舗もあるんですよ。

アロマ効果で呼吸器・皮膚トラブルの改善に期待

アロマといって多くの方が思い浮かべるのは「アロマセラピー」でしょう。

アロマセラピーとは植物から抽出された精油を使って行われる自然療法のこと。
気化した精油の成分が体内に取り込まれることで心や身体に影響を与えます。

アロマセラピーで精油の香りを楽しむ方法の1つに「スチーム」があります。
スチームは精油を熱いお湯に数滴垂らし、立ち上がってくる蒸気から精油の成分を吸入する方法です。

ロウリュウではアロマ水を熱炉にかけて室内に蒸気を発生させます。
そのため、ロウリュウはスチームに近い方法で精油の成分を吸入することになります。

スチームによるアロマセラピーでは、主に次のような症状の改善効果が期待されています。

呼吸器系のトラブル

のどの痛み、鼻詰まり、花粉症など

皮膚のトラブル

肌荒れ、ニキビ、毛穴汚れなど

なお、スチームには注意点もあります。
スチームは刺激が強い方法のため、長時間続けることは避けることが推奨されています。
咳やぜんそくの場合には症状の悪化の恐れがあるため、これらの症状がある場合はすべきではありません。
また、アロマの刺激でむせてしまうこともあるので注意が必要です。

アロマの種類により様々な効果も

アロマセラピーでは精油の種類によっても様々な効果が期待されています。

例えば、ラベンダーはリラックスや安眠作用があるといわれています。
ペパーミントはリフレッシュ、花粉症の緩和などの効能があるとされています。
グレープフルーツはリフレッシュ効果があるほか、脂肪燃焼の促進といった効果も期待されています。

これらのアロマは筆者が実際に体験したロウリュウで使われていたものの一部です。

ロウリュウイベントで使われるアロマの効果・効能は、店舗内の案内掲示やイベント内での説明で紹介されることも珍しくありません。
イベント中にスタッフさんがアロマの効果を紹介すると、「へぇー、そうなんだ」といった反応をされる参加者の方を目にします。

ロウリュウにアロマが使われることで、発汗促進以外にも様々な効果・効能が期待できるのは嬉しいですね。