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三重県鈴鹿市にある鈴鹿天然温泉花しょうぶ(以下、「花しょうぶ」と表記します)。
商業施設「イオンタウン鈴鹿」内にあるスーパー銭湯です。

地下1400mから湧き出る源泉を使用した天然温泉。
浴場には屋内外に15種類のお風呂とサウナがあり、2つの高濃度炭酸泉風呂や3種類のサウナなどを備えています。

また、館内にはボディケアや食事処、カフェのエリアも。

そして、「美汗房」というエリアでは岩盤浴も楽しむことができます。
この美汗房では5種類の岩盤房や、マンガーコーナー、くつろぎエリアなどを用意。
また、ロウリュウアトラクションなどのイベントも定期開催されています。

2021年8月12日。
花しょうぶの美汗房で岩盤浴を満喫してきました。
今回の記事では、花しょうぶの美汗房を紹介していきます。

花しょうぶのシステム

花しょうぶはイオンタウン鈴鹿の敷地内に建物があります。
イオンタウン鈴鹿の本館の向かい側にある和風の黒い建物が花しょうぶです。

イオンタウンは広い駐車場があるので車で訪れやすいです。
ただ、イオンタウン鈴鹿の目と鼻の先にはイオンモール鈴鹿があるので、間違えないようにしたいところ。

さて、花しょうぶの建物に入ったら、まずは靴を靴箱ロッカーへ。
靴箱のキーはリストバンドになっていて、丸いタグが付いています。

まずは、靴箱エリアの向かいにあるディスプレイ端末へ向かいます。
この端末は発券機になっており、ディスプレイに選択肢が表示されるので、自分の属性や利用をタップしていきます。
最後にレシートが発行されます。

次に、駅の改札のようなゲートがあるので、ゲートのセンサーにリストバンドのタグをタッチさせます。
するとゲートを通ることができるので、ゲートを通過して入館です。

岩盤浴を利用する場合は、美汗房の受付で岩盤浴セットを受け取ります。
美汗房は入館ゲートを通って、自動精算機などを通過した先の左手にあります。

岩盤浴セットは大判タオルと岩盤浴着
男性の浴着は緑、女性の浴着はオレンジです。

岩盤浴着に着替えるため、2階にある浴場の脱衣所へ。
着替えたら、1階に降りて美汗房を楽しみます。

退館時についても触れておきます。
岩盤浴セットは脱衣所内にあるボックスへ大判タオルと浴着とバッグを分別して返却します。

館内利用料の支払いは自動精算機。
リストバンドのタグを精算機にタッチして、入館料を含め表示される館内サービスの料金を支払います。

支払いを終えたら退館のゲートへ向かい、センサーにタッチしてゲートを通過したら退館です。

花しょうぶの岩盤浴「美汗房」

1階フロアにある美汗房。
エリア内には5種類の岩盤浴房、マンガコーナー、リクライニングシートエリア、カフェなどが用意されています。

美汗房に入るとまずはロビーのような横長の空間。
休憩用のイスが並ぶスペースで、壁際に各岩盤浴房への入り口があります。

各岩盤浴房の外側にはデジタル温度計がつけられており、中の温度がわかるようになっています。
エリアの境目は段差になっているところもあるので、岩盤浴房への出入りの際には足元は確認したほうが良いです。

岩盤浴房を順番に紹介していきます。

「赤熱美洞」はロウリュウアトラクション「神雲降臨」が開催されるサウナ空間。
室内の温度は約68℃を示していました。
入り口から見て奥の壁には大型のテレビ、テレビの手前には熱炉が設置されています。
室内は広めで、腰掛は多いところでは段差が四段。
ちなみに、入り口は2段目にあたる高さにあり、入り口より低い位置にも空間がある珍しい造りになっています。

「七宝美房」は様々な石の岩盤床が並ぶ空間。
室内の温度は約46℃を示していました。
岩盤床は14つで、枕はスポンジ状の枕、各床には使われている石名が記載されています。
天井には星空の演出も。
七宝美房では雲海アトラクション「空海」が開催されます。

「岩塩美房」は岩塩の岩盤床が並ぶ空間。
室内の温度は約58℃を示していました。
寝ころぶタイプの岩盤浴房としては、最も高温です。
室内に入ると左右でかまぼこ型の空間に分かれていて、奥には神様のオブジェがありました。
岩盤床は計14の岩塩の砂利状床、枕は木の枕が設置されています。

「華温美房」は緑色の岩盤床や壁の鏡が特徴の空間。
室内の温度は約39℃を示していました。
室内にはテレビがあり、筆者の体験時には地上波が流れていましたが、ヨガのVTRが流れることもあるそうです。
ヨガの用途もあってか、室内の岩盤床には明確な仕切りが無く、スポンジの枕が等間隔で並んでいました。
森林浴をコンセプトにしており、室内では高濃度酸素を発生させ、岩盤床は緑色となっています。

「雪華美房」はクールルーム。
ガラス張りの円形空間で壁際がベンチに、中央には雪を模した氷が盛られた容器が設置されています。
氷の容器の真上には装置があり、時折雪氷を降らせています。
天井から垂れ下がったクリスタルが様々な色に発光するので、幻想的できれいな雰囲気を味わえます。
部屋の外側には、小さな球が敷き詰められた足浴スペースも用意されています。

岩盤浴房以外の空間としては、くつろぎの空間「転寝の癒」があります。
テレビ付きのリクライニングチェアが並び、床暖房となっています。

その転寝の癒のエリア内や、ロビーの一部に設けられているのがマンガコーナー
約7500冊のマンガが用意されています。
ちなみに、マンガはすべてカバーが外されており、カバーを付けたクリアケースに入れられる形で本棚に並んでいます。

美汗房入り口にある「カフェ 花*花」では、ジュースやミネラルウオーターなどのドリンク類等が販売されています。
岩盤浴中の水分ほきゅなどに利用したいですね。

ちなみに、販売されているドリンクの中に気になるものを見つけました。

「サ水」

マンガやドラマにもなっている「サ道」の作者タナカカツキ氏デザインのラベルがつけられた飲み物です。
富士山麓で採水されたサウナに適したナチュラルミネラルウォーターとのことです。

花しょうぶのアトラクション

花しょうぶの美汗房内では2つの定期アトラクションが開催されています。

1つは七宝美房で行われる雲海アトラクション「空海」
岩盤浴房内をナノミストが覆い、まるで雲の海の中にいるような体験ができるものです。

開催時刻になるとアトラクションの説明音声が流れ、房内にナノミストが噴出されます。
ナノミストは最初は低い位置から溜まっていき、徐々に房内全体を覆っていきます。
アトラクションの後半になれば、小柄な人なら立った状態でも顔の位置まで真っ白な景色が広がることでしょう。

全体的には真っ白な空間ですが、房内を照らすライトの色が変わるたびに雰囲気も変わります。
また、寝転がっている時にナノミスト越しに見える天井の星空は幻想的。

ミストにより湿度が上がるためか、汗も出やすくなります。

アトラクションは約10分間で、終了するとナノミストが霧散していきます。

ちなみに、イベント中は途中入場は禁止。
退場はOKですが房内は真っ白で視界は悪いので注意が必要です。

もう1つは赤熱美洞で開催されるロウリュウアトラクション「神雲降臨」

開催時刻になると房内のテレビに説明映像が流れます。
このアトラクションは鈴鹿市にある椿大神社のかなえ滝の水が流れ落ちる様子「赤熱落とし」をイメージしたものとのことです。

説明映像が終わると、熱炉の真上にある装置から白い期待が熱炉に向かって噴射。
この様子が滝の水が地面に降り注ぐ様子を表しているようです。

熱炉に向けて噴射された気体は房内全体に広がって、参加者を覆います。
真っ白な視界は、まるで雲の中にいるよう。
この光景は「神雲」をイメージしたものだそうです。

そして、忘れてはいけないのが、これはロウリュウアトラクションだということ。
気体で覆われるのと並行して、房内の体感温度も上昇しています。

真っ白な視界の中での熱さ体験。
他ではなかなか味わえないでしょう。

いったん、気体の噴出がストップ。
気体が拡散され、視界が良くなります。

そして、気体の拡散とともにさらに上がる体感温度。

再び気体の噴射が始まります。
先ほどと同様に真っ白な視界の中ですが、体感温度はさらに上がった状態。
かなりの熱さになっています。

気体噴射が終わり、終了案内の映像がテレビに流れます。
そういえば、アトラクション中はずっとテレビに映像が映っていましたが、視界が真っ白だったのでほとんど見えませんでした。

約10分のロウリュウアトラクションでした。

ちなみに、スタッフさんの案内によると、このアトラクションでは熱炉に近い場所が最も熱くなるとのこと。
試しに最上段と1段目に陣取って1階ずつアトラクションを体験してみたところ、筆者の体感としても1段目で体験した時の方がより熱さを感じました。

他の施設と一味違った体験がそこにはある

花しょうぶの美汗房は「他のスーパー銭湯の岩盤浴とは一味違った体験ができる」印象です。

「空海」「神雲降臨」といった特徴的なアトラクション。

空海で行われているナノミストで覆われる演出は他の店舗でも見かけたことはあります。
しかし、ナノミストは横になった人が覆われるくらいの高さまでで、体を起こせば雲の上というケースも珍しくありません。
空海で体験したナノミストが覆う高さは、筆者の過去の体験で一番かもしれません。

神雲降臨の真っ白な中で行われるロウリュウアトラクションは筆者は初体験。
ロウリュウアトラクションを開催する店舗は少なくありませんが、気体で覆われるものはかなり珍しいと思います。
また、熱さも特筆ものでした。

その神雲降臨が開催される赤熱美洞も、入り口が高い位置にある珍しいかたち。
熱炉が入り口よりも2段も低い位置にある岩盤浴エリア内のサウナ室を筆者は初めて見ました。
熱い空気は高いところに溜まるので、房内に入った瞬間から、より熱い空気が感じられそうです。

岩塩美房や七宝美房、雪華美房の空間の演出も目を引き、見た目も魅力な空間の中で発汗に励むことができました。

ぜひ一度、この体験を味わってみてはどうでしょうか。

ちなみに、筆者が足を運んだ時は「サウナフェス」の真っ最中(2021年7月22日~8月31日)。
サウナフェスの期間中は、「男性浴場のサウナでロウリュウ」「ロウリュウ後は水風呂に雪氷を投入」といったサービスも行われていました。

また、店内の売店ではサウナハットやサウナマットなどのサウナグッズの販売もされていました。
食事処ではサウナ飯メニューも用意されていました。

美汗房の岩盤浴やアトラクションで大量の発汗をして、さらに浴場のサウナも満喫。

足を運んだ時期も最高だったと思います。

※本記事の掲載情報は体験当時(2021年8月12日時点)のものです。最新の情報は鈴鹿天然温泉花しょうぶ[公式サイト] をご確認ください。

■体験者:35歳男性