女子高生×サウナ・銭湯・温泉マンガ|実際に読んだ作品から厳選
サウナブームと呼ばれる昨今。
新たなサウナ施設が誕生し、テントサウナのような新しい形のサウナも知られるようになってきています。
また、歴史ある銭湯をリノベーションしてサウナに特化することで注目を浴びる施設があったり、スーパー銭湯や温泉施設がリニューアルしてサウナに力を入れるケースもあります。
一昔前までは「サウナ」「銭湯」「温泉」は、おじさんおばさん世代以上が楽しむ場所のイメージが強かったかもしれませんが、今や老若男女問わず興味を持って訪れる場所ですよね。
若者だってサウナで発汗したり、銭湯や温泉でゆったりと過ごしたい。
そんな世相を反映してか、若い世代がサウナや銭湯、温泉を楽しむ様を描いたマンガも登場しています。
若者といえば、流行に敏感でブームの発信源となることも少なくない「女子高生」の存在は見逃せないでしょう。
そこで今回は「女子高生」と「サウナ」「銭湯」「温泉」が掛け合わされた作品を紹介していきます。
ちなみに、紹介するタイトルはいずれも筆者自身が実際に手に取って内容を確認したものです。
冷水と灼熱のあいだ
女子高生×サウナをコンセプトとした作品『冷水と灼熱のあいだ』。
出版は白泉社で、ヤングアニマルにて連載されていました。
1巻に掲載されている第6話の最後に「完」と書かれているので、1巻の1冊で一区切りがついています。
物語のメインは、人見知りの女子高生・夏目夢子とカリスマ読モ・春日めぐみの2人。
高校入学直後の部活動オリエンテーションで「さ道部」の部室を訪れた2人を待っていたのは、「茶道部」ではなく「サウナ道部」。
サウナの魅力を知った2人はサウナ道部に入部し、高校生活をスタートさせます。
パッと見正反対の生活を送る2人が、部活動やプライベートのサウナを通して関係を築いていくストーリーとなっています。
放課後温泉が~る
女子高生×温泉をコンセプトとした作品『放課後温泉が~る』。
出版はジーオーティーで、コミックサイト「MeDu」で掲載されていた作品が単行本化されたものです。
作者は2つ星温泉ソムリエや温泉観光実践士の資格を取得されている漫画家さんとのこと。
物語のメインは、クラス委員長の涼木ひかりことギャルの伊東あむるの2人。
勘違いをきっかけに、ひかりこがプライベートで温泉巡りをしていることを知ったあむる。
2人は各地の温泉へと足を運び、お風呂や食事などを楽しむ旅を満喫します。
温泉巡りを通して各地の魅力を感じながら、ひかりことあむるが関係性を深めていくストーリーです。
とりま、風呂いかね?
女子高生×銭湯をコンセプトとした作品『とりま、風呂いかね?』。
出版は講談社で、good!アフタヌーンで連載されていました。
物語は完結し、全3巻が発売されています。
物語のメインは、銭湯・明馬湯の一人娘である明馬姫子と100年後の未来からやってきた風呂マニア・由布院朱美の2人。
未来の銭湯文化に疑問を感じ、歴史を変えるために過去へタイムスリップした朱美。
朱美との交流の中で、明馬湯を守ることを決意した姫子。
銭湯の歴史を変えるため、2人の女子高生が奮闘する物語です。
おわりに
女子高生をメインとする3作品を紹介してきました。
どの作品も純粋の物語を楽しむだけでなく、サウナや温泉、銭湯に関する知識を得ることができる面があります。
そういった部分がサウナ好き、銭湯好き、温泉好きの興味をそそるポイントであると思います。
ちなみに、いずれの作品も「2人の女子高生を中心に物語が進行する」「1人は真面目系で1人はギャル系の組み合わせ」という共通点があります。
女子高生をメインとする物語に法則性でもあるのでしょうか。