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最近の岩盤浴は、スーパー銭湯内に設けられていることが多いです。
そのため、岩盤浴でたくさん汗をかいた後にはお風呂に浸かってから帰途に着く人がほとんどでしょう。

スーパー銭湯は天然温泉の施設も珍しくありませんから、岩盤浴目的で何度も通っているうちに温泉にも興味が湧いてきたりしませんか?
一口に温泉といっても様々な種類があり、成分の違いなどによって浸かった際の感触・感覚が違ったりもします。

そんな「温泉」に興味を持った時に読みたいのが、温泉にスポットを当てたマンガです。
温泉の効果などを解説した書籍は様々出版されていますが、初心者がとっつきやすいのは圧倒的にマンガだと思います。
さわりとして、興味のある分野を扱ったマンガタイトルを読むのがおススメです。

ということで、今回は温泉をテーマとしたマンガタイトルを紹介します。

取り上げるのは温泉の中でも「野湯」に焦点を当てた作品、『野湯ガール』です。

野湯ガール

野湯ガールは小学館の無料webマンガサイト「やわらかスピリッツ」にて、2021年8月~2022年8月まで連載されていた作品です。
コミックスは全3巻

自然の中で自噴する天然の温泉「野湯」。
そんな野湯に魅了された元アスリートのヒロイン・大鷹ヒバリが、各地の野湯を巡る物語です。

野湯が存在するのは商業施設の中ではなく、山奥・海沿い・洞窟の中など。
時には未整備のルートを通り、様々な困難を乗り越えないと目当ての野湯には辿り着けないこともしばしば。

野湯を求めてのヒバリの冒険と、冒険の末に体験する野湯の魅力が楽しめる作品となっています。

温泉のかたちは様々、整備された環境にも感謝

筆者がこの本を読んで感じたことは温泉の奥深さです。

一口に温泉といっても、その形は様々。
私たちが温泉といってまずイメージするものといえば、有名な温泉地にある旅館や温浴施設に設けられた温泉でしょう。
しっかりと整備されサービスが行き届いたものであり、料金を支払えば温かくて気持ちの良い温泉に浸かることができます。

その一方で、それは温泉の1つのかたちでしかないことが、野湯ガールを読むとわかります。
温泉には一般的なプールくらいの温度のものもあれば、人が入ることができないほどの熱い温度のものもあります。
成分も様々なものがあり、かなり酸性の強いものであったり、海水が噴き出した温泉も存在します。
場所によってはガスマスクを着けていないと危険であったり、虫や泥などの影響を受けるものもあります。

作中のヒバリの冒険の中や各話末にあるおまけページから、様々な温泉のうんちくを知ることができることは野湯ガールの大きな魅力でしょう。

筆者は野湯ガールを通して、普段利用する温泉(施設)は人間が快適に入れるように整備されたものであることを強く感じました。
野湯というもの自体も魅力はあるとは思います。
ただ、筆者は各地の野湯を体験したいという思いよりは、野湯の状態だと未整備な面が多い温泉を快適に入れるように整えてくださった施設や携わった方々に感謝したい気持ちになりました。

ということで、野湯ガールを紹介させていただきました。
興味のある方はチェックしてはいかがでしょうか。