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三重県桑名市・ほしの湯

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三重県桑名市にある「ほしの湯」
館内にはお風呂のほかに「発汗房」という岩盤浴も用意されたスーパー銭湯です。

ほしの湯が位置するのは商業施設が集まるエリア。
向かいにはショッピングセンター・バローが入る「SunCity」、すぐ近くにドン・キホーテがあります。

2018年4月15日。
ほしの湯の岩盤浴「発汗房」を体験してきました。

今回はそのレポートをしていきます。

浴着は緑とオレンジ

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ほしの湯には広々とした駐車場があります。
公式サイトによると200台駐車可能とのこと。
よほどのことがない限り、駐車できないことはなさそうです。

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駐車場の隅の方には猫が3匹ほど歩いていました。
野良猫でしょうか?それとも近所の家の飼い猫でしょうか?
駐車場内をうろついていたので、轢いてしまわないように気を付けないといけませんね。

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館内に入って、まずは靴を脱いで靴箱ロッカーへ。
靴箱ロッカーのカギを閉めたら、受付へ行きます。

受付でお風呂と岩盤浴(発汗房)の利用を告げます。
この日は日曜日でお風呂と岩盤浴で1200円でした。
料金は先払いです。

靴箱のカギは受付に預けることになります。
靴箱のカギと引き換える形で、リストバンド付きのカギが渡されます。
このカギは脱衣所のロッカーのカギになっており、リストバンドに書かれたナンバーのロッカーを使うことになります。

また、岩盤浴利用者は受付のすぐ隣で岩盤浴セットを受け取ります。

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岩盤浴セットには浴着と大判タオルが入っていました。

男性のフリーサイズの岩盤浴着は緑色
他の利用客の浴着を見てみると、主に女性はオレンジ色の浴着を着ていました。

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ちなみに浴着の形は前びらきのタイプ。
ボタンは鎖骨のあたりに1つ付いていて、その下は紐で縛ります。

紐はしっかりと縛っておかないと、捲れたりしやすそうです。

発汗房はマンガの持ち込みOK

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発汗房は1階の受付のすぐ裏にあります。
ただ、岩盤浴着への着替えを行う男女の脱衣所は2階にあるので、一度2階へ上がって岩盤浴着に着替えます。
着替え終わったら、1階へ戻り発汗房へ。

発汗房の入り口には「発汗房の新ルール」と書かれた掲示があります。
掲示の内容を読んでみると、どうやら岩盤浴室内に「雑誌やマンガ、スマホの持ち込みがOK」とのこと。
ただし、電子機器が壊れても対応しないと書かれていますし、マナーに関する注意書きもありました。
常識の範囲内・自己責任で許可されているということですね。

発汗房の入り口から見て向かいの壁側に本棚があり、コミックが並べられていました。
ここに並んでいる本は、岩盤浴室内へ持ち込んで読んでも良いようです。
後述する岩盤浴室内で、漫画を読みながら発汗に励んでいる人も少なくありませんでした。

ちなみにですが、ほしの湯内には発汗房エリア外に休憩スペースがあります。
御食事処の隣にあるその休憩スペースには、発汗房内よりも多くのコミックや雑誌が設置されている印象です。

発汗房の岩盤浴エリア

発汗房の中心には、「セラミック温足」が設置されています。
木の枠で囲った四角形のスペースには、紫色のセラミックボールが敷き詰められていました。
岩塩を使ったオブジェが中央にあり、ちょっとオシャレな感じになっています。

足を入れてみると、ジャラジャラと音が鳴りながら、足が大量のボールの下に埋まっていきます。
踝くらいまでは埋まります。
小さな球形のボールの集まりですが、足が埋まると思ったより重量感がありました。
また、埋まった足の裏にもボールはあるので、ボールが足ツボを刺激してきます。

さて、メインの岩盤浴室へいきましょう。
発汗房内には岩盤浴室が2つと、クールダウンルームが用意されています。

発汗房の各岩盤浴室の入り口外側には室内の温度が表示があります。
表示された温度を見て、部屋に入る前に「暑そう」「それほど暑くはなさそう」「寒そう」のような印象を受けると思います。

入り口は高さがあまりありません。
戸の高さが140~150センチくらいしかないので、ほとんどの大人は頭をかがめて室内に入る必要があります。
頭を打たないように気を付けないといけないですね。

室温表示が52度前後を示していたのが「熱気の癒」
中央に熱炉が設置され、床には岩塩が敷き詰められた岩盤浴室です。
奥にはテレビが設置されており、民放の番組が流されていました。

床の岩塩の上には白いマットが敷かれており、木の枕も置かれています。
基本的にはマットの上に大判タオルを敷いて寝転がります。
岩塩はゴツゴツとした石になっているので、仰向けに寝転がると背中にデコボコします。
ただ、マットとタオルを挟むため、それほど痛くはありません。

52度と高めの室温になっていることもあって、10分もいればかなりの汗が出てきます。
マンガを持ち込んで読んだり、テレビの映像や音声を視聴していると、結構長居してしまいそうな環境です。

ただ、ちょっと残念なのが、マットや枕の配置。
炉の方に足を向ける形で寝転がることを前提としてマットが並んでいるようなのですが、大人が足を伸ばして寝転がると通路になるスペースがほぼなくなります。
混雑時や入口近くで人が寝ている場合は人を跨いで移動しなくてはならないのが難点だと感じました。

室温表示が45度前後を示していたのが「蒸気の癒」
11種類の薬草が使われていることと、高湿度に設定されていることが特徴の部屋です。
室内には大きな壺のようなものが設置されていました。

蒸気の癒は入った瞬間にムワっとした湿度を感じます。
眼鏡をかけている人は、一瞬にしてレンズが曇ることでしょう。
室内に設置された湿度計は約50%を指していました。

耳を澄ますと、ポコポコと音がするのが聞こえます。
この音は部屋の角に付けられた水の入った装置から出ているようでした。
湿度を保つ装置でしょうか。

部屋の床は平らな岩盤。
その上にマットが敷かれ、木の枕が置かれていました。

湿度が高いだけあって蒸し暑さを感じやすい空間です。
そのため、熱気の癒よりも汗が出るまでは早いように感じました。

室温表示が5度前後になっているのが「雪の癒」
温度を見てわかるように、ここはクールダウンをする部屋です。

部屋の中央には大きな桶に氷が山盛りになるくらい入れられていました。
そして、その氷の上にはいくつかのペットボトルが乗っていました。
どうやら、利用者が飲み物を冷やしているようです。

壁側がベンチになっており、座るところにはマットが敷かれていました。
室内には氷柱や霜も見られるため、よりヒンヤリとした印象を受けます。

発汗房は健康茶飲み放題

発汗房内の休憩スペースについても紹介します。

エリア内の一部に畳のスペースがあります。
そこには2台の「温熱電位治療器」が設置されていました。
温熱電位治療器は暖かいマットベッドのようなもので、寝転がる部分には六角形の出っ張りがたくさん並べられていました。
石が使われているわけではないですが、温められたベッドの上で寝転がるという意味では岩盤浴に近いですね。

畳スペースのすぐ横にはラタンで作られた球形のゆりかごイスが設置されいました。
このイスに座って、揺られながらマンガを読むのもいいなぁと思いました。

マンガの本棚の近くには、籐枕やブランケットが置かれた棚がありました。
岩盤浴室に置かれている木の枕に固さを感じる人は、籐枕を使ってみるのもいいかもしれませんね。

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ほしの湯の発汗房では、利用者は「健康茶飲み放題」です。
汗をかくため水分が奪われる岩盤浴では、水分補給ができるサービスはありがたいですよね。

健康茶の種類は日によって違うようです。

私が行った日に用意されていたのは、さんぴん茶(ジャスミンティー)とカモミールジャーマンでした。

たくさん汗をかいた後に飲む健康茶は、おいしさが倍増している気がしました。

マンガと飲み放題で長居できる

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発汗房の岩盤浴室は2つなので、それほど多くの種類の岩盤浴が体験できるわけではありません。
また、岩盤浴室の床はマットが並べられているだけなので、明確な仕切りのある岩盤ベッドにはなっておらず、寝心地の悪さを感じる部分もあるかと思います。
室内の移動のしづらさという難点も感じました。

ただ、それをカバーできるのが「マンガ持ち込みOK」といったルールや、「健康茶飲み放題」のサービスだと思います。

「マンガは休憩エリアだけ」「飲み物は各自で用意」「館外からの飲み物持ち込み禁止」といったルールで運営されている岩盤浴施設は多いです。
発汗しながら読書したい、飲み物代はかけたくないと思っていても、その条件を満たす岩盤浴は少数派。

マンガは時間を忘れて読むことに集中してしまいますし、気軽に水分補給できる飲み放題があれば何度も岩盤浴で汗をかこうと思いやすいです。
この2つの要素があることで、気がついたら長い時間滞在していることもあり得るでしょう。

私は水分補給をこまめにしつつ、マンガを読みながら発汗に励み、結果的に3時間以上滞在していました。
このような理由から、ほしの湯の発汗房は長居しやすい岩盤浴施設だと思います。

マンガと水分補給。
この2つは思った以上に岩盤浴に重要なものなのかもしれませんね。

※本記事の掲載情報は体験当時(2018年4月15日)のものです。最新の情報はほしの湯 [公式サイト] をご確認ください。

■体験者:31歳男性