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ゆのゆ TOYOHASHI、2019年12月オープン

愛知県豊橋市にある「ゆのゆ TOYOHASHI」
2019年12月12日にグランドオープンしたスーパー銭湯です。

日本モンキーパークやリトルワールドなどをのテーマパークを手掛ける名鉄インプレスが温浴事業として展開し、東海地区最大級の炭酸泉など13種類のお風呂を持つことが大きな特徴の1つ。

また、館内には「ゆのゆラウンジ」というエリアも設けられており、岩盤浴を楽しむこともできます。
岩盤浴ではロウリュウの開催もあるとのことで、温浴好きには注目したい店舗です。

というわけで、オープンから1週間ちょっと経過した2019年12月21日。
館内各所にお祝いの花が置かれ、スーツ姿のスタッフさんも多くお見掛けするオープン直後ならではの光景が広がる中、ゆのゆラウンジの岩盤浴を体験してきました。

ゆのゆのシステム

名鉄・JR「豊橋駅」から車で約20分の位置にあるゆのゆ。
敷地内には平面及び立体駐車場があり、駐車料金無料のため車で訪れやすいです。

館内入り口を入ると右手が靴箱スペース。
靴箱のキーはタグ付きのリストバンドになっています。

靴を片付けたら受付へ。

岩盤浴のある「ゆのゆラウンジ」を利用する場合は受付で申し出ましょう。
ゆのゆラウンジの利用者は岩盤浴セットをレンタルできます。

レンタルできる岩盤浴セットは、岩盤浴着と大判タオルです。
岩盤浴着は男性は青色ベースのものです。
女性は青色ベースと黄色ベースの2種類から選ぶことができます。

ちなみに、大判タオルはサイズがかなり大きめな印象。
岩盤床に敷いて寝転がった際に、170センチほどの身長であれば頭から足まで収まってしまう長さがありました。

他店のレンタル大判タオルは足がタオルからはみ出してしまうサイズも珍しくなく、その場合はタオルからはみ出した足が暖められた岩盤床に直に触れてしまうため、熱く感じてしまいます。
足裏が熱いので、膝を折り曲げることで足先がタオルの上にくるように寝転がる人も少なくありません。

ゆのゆの大判タオルはかなり大きめのサイズなので、平均的な身長の人であればタオルの上に寝転がったとしても足を伸ばすことができるでしょう。

なお、岩盤浴セットは退館時に受付横にあるボックスに、中身を分別する形で返却します。

さて、受付では靴箱キーのリストバンドのタグをセンサーにタッチすることになります。
靴箱キーのリストバンドは、ゆのゆ館内の食事やマッサージといった各サービスを利用する際に使用するもの。
各サービスはリストバンドの提示によって利用でき、入館料も含め館内利用料金は退館時に自動精算機で支払うことになります。

自動精算機では精算後に「退館レシート」が発行されます。
このレシートは館内から下駄箱スペースへ向かう際に通るゲートで使用します。
レシートに記載されたバーコードをゲートのセンサーにかざすことで、ゲートのバーが動くようになり、通過することができるのです。

ゆのゆラウンジ

岩盤浴のある「ゆのゆラウンジ」は館内の1階です。

ただ、浴場の脱衣所は2階なので、岩盤浴着に着替えるために一度2階に上がります。
岩盤浴着に着替え終わったら、1階に降りましょう。
もちろん、岩盤浴の前にお風呂に入浴するのもOKです。

ゆのゆラウンジがある場所は受付横のスペースの奥。
岩盤浴着着用者のみ入場可能なエリアとなっています。

ゆのゆラウンジは、リラックススペースと岩盤浴が合わさった空間

エリア内にはテレビ付きのリクライニングチェア、2人掛けのソファーブース、クッション付きの雑魚寝スペース「ごろごろのま」などが用意されています。
テーブルのある座席や、ゆりかごシートも設置されていました。
また、貸出用のブランケットも用意されていました。

エリア内には複数の本棚が設置されており、コミックや雑誌が並べられています。
冊数としては約6000冊が用意されているそうです。
ゆのゆラウンジ内では読書をして過ごしている利用客も多くみられました。

さて、ここからはゆのゆラウンジにある岩盤浴について紹介していきます。

ゆのゆラウンジ内にある岩盤浴室は3室
また、クールルームが1室用意されています。

各岩盤浴室の入口には、室内の温度がデジタル表示されています。
使用されている石の説明もありました。

なお、コミックや雑誌は岩盤浴室には持ち込みはNG
注意書きが岩盤浴室の入り口に掲示されていました。

一番低温の岩盤浴室が「じんわりのま」です。
室内の温度は40℃前後を示していました。
室内は湿度はやや高めの印象ですが、室温は低めで床もそれほど熱くないため、無理なく長時間滞在できる空間だと思いました。

室内にある岩盤床の数は、左右各10床の計20床。
各岩盤床にはそば殻の枕が設置され、岩盤床は木製の仕切りによって区切られています。
ラピスラズリ、オレンジオニックス、薬宝玉石といった医師が使用されているとのこと。

ちなみに、じんわりのまではホットヨガが定期開催されています。
ヨガのためか、室内の壁の一部が鏡になっていました。

中間の温度なのが「温もりのま」
室温表示は52℃前後を示していました。

室内は入り口から見て右側に砂利上の石が敷き詰められた岩盤床、左側に平らな板状の岩盤床が並びます(計16床)。
各岩盤床にはそば殻の枕が設置され、石製の仕切りが区切られていました。
室内で使用されている石は、トルマリン、木紋石、岩塩。

砂利石の岩盤床に使われている石はツルツルしており、上で動くとジャラジャラと音がします。
また、寝転がったときに石が動くため、心持ち体が沈み込んだ感覚になります。

室温が50℃以上あり、床も結構な熱さになっていたこともあって、発汗効果は高い部屋だと思いました。

一番高い室温なのが「熱あつのま」
室温は50℃台後半から60℃台前半ほど。

室内には左右に7つずつ板状岩盤床が並びます。
各岩盤床にはそば殻の枕が設置され、石製の仕切りで区切られています。
使用されている石はブラックゲルマ、虎目石。

室内の奥には熱炉が設置されており、床はかなり熱くなっています。
60℃ほどの高温の空間ということもあって、発汗性はかなり高い印象です。

なお、熱あつのまではロウリュウアトラクションが定期開催されます。
ロウリュウ中に最も熱くなる位置には「SPECIAL HOT SPOT」との掲示がされていました。

クールルームが「冷んやりのま」
室温は2℃~5℃ほどが表示されていました。

室内には16個ほどイスが左右に並んでいました。
また、奥のイスにはペンギンの置物が置かれており、寒さを連想させられました。

ロウリュウアトラクション

ここからは「熱あつのま」で開催されるロウリュウアトラクションを紹介します。

ロウリュウの開催は1日6回
午前11時が初回で、その後2時間おきに開催されます。(2019年12月時点)

ゆのゆのロウリュウはオートロウリュウスタイル
人がうちわやタオルで参加者に熱波を浴びせるのではなく、アトラクション全体が機械によって風を発生させることで実施されるものです。
独自開発されたサイクロン熱波による発汗体験が楽しめると案内がありました。

開催時刻の20分ほど前になると、館内にロウリュウ開催のアナウンスが流れます。
また、開催時刻の5分ほど前になると、ロウリュウの準備をするためにスタッフさんが熱あつのまに入室されていました。

「ロウリュウの準備」とは、通常は岩盤浴室として機能する熱あつのまを、ロウリュウアトラクション用にすることです。

熱あつのまの岩盤床間にある石製の仕切りには、木の板が備え付けられています。
その木の板を2つの仕切りの上にのせることで、簡易ベンチのようにするのです。

熱あつのまはロウリュウ以外の時間は通常の岩盤浴室のように寝転んで過ごす部屋ですが、ロウリュウ中だけはベンチに座って過ごす空間になるわけですね。

時間になると室内の一部の照明が消え、全体的に室内が暗くなります。
そして、ロウリュウの説明音声が流れます。

説明が流れ終わると、室内奥の熱炉にスポットライトが当たります。
ジャーという音がし、アロマ水が熱炉に投入されていることがわかりました。
なお、どんなアロマ水が使われたのかは特に案内が無かったので不明です。

徐々に上がる室内の体感温度。
そして、天井から室内に風が送り込まれます。

ロウリュウ参加者を吹き付ける風はかなり強め。
熱風が肌を刺激します。

ロウリュウ中には「SPECIAL HOT SPOT」のあたりが赤いライトで照らされる時間帯がありました。
SPECIAL HOT SPOTが特に熱い場所であることを紹介するためです。

筆者は幸運にもSPECIAL HOT SPOTでロウリュウアトラクションに参加することができました。
SPECIAL HOT SPOTは強烈な熱風が絶えず吹き付けてくるため、体感できる熱さはかなりのものと思います。

体感で2分ほど熱風を浴び続けると、いったん風が止みました。
そして、再度熱炉にスポットライトが当たり、アロマ水が再投入されます。

ここからはお代わりタイムとのこと。

アロマ水投入が終わると、再び風が吹き始めます。
再投入されたアロマ水によって、先ほどよりも体感温度は上昇している印象。
吹き付ける風の強さも増している気がしました。

体感で2分ほど熱風を浴び続けたら、ロウリュウアトラクション終了。
トータルで約10分弱ほどのアトラクションでした。

ロウリュウ時にスタイルチェンジする「熱あつのま」

オープン直後といっても過言ではない時期に足を運んだこともあり、館内はまだまだ完成したばかりの空気感が漂っていました。
できたばかりの建物に感じられる独特の香りは、早いうちにしか味わうことのできないものでしょう。

さて、ゆのゆラウンジの岩盤浴を体験して、特に印象に残ったのは「熱あつのま」です。

スーパー銭湯などの岩盤浴エリアで用意されているロウリュウ用の部屋は、サウナのような部屋になっていることが多いです。
それに対し、ゆのゆでロウリュウに使用する熱あつのまは通常時は一般的な岩盤浴室ですが、ロウリュウの際には仕切りをうまく利用してスタイルチェンジします。

比較的珍しいタイプのロウリュウ用の部屋のため、新鮮な気分で部屋の雰囲気を楽しむことができました。

そして、その熱あつのまで体験したロウリュウもインパクトがありました。
筆者はSPECIAL HOT SPOTで体験したこともあって、これまでに体験したオートロウリュウの中でもトップクラスの熱さだと思います。

サイクロン熱波は強烈で、熱さに耐えるのは結構大変。
熱波を浴びていた時間は数分程度と、決して長くないロウリュウの時間が長く感じました

より熱い体験をしたい人はSPECIAL HOT SPOTに陣取って、ロウリュウを体験してみることをおススメします。
逆に熱いのがあまり得意ではない人はSPECIAL HOT SPOT以外の場所を選ぶ方がよいでしょう。

ちなみに、ロウリュウ以外の時間帯の熱あつのまも、室内の温度高くや床もしっかりと温められているため、岩盤浴としては結構な熱さを体験できます。
熱あつのまは、ロウリュウ時も通常時も両方とも注目したいですね。

※本記事の掲載情報は体験当時(2019年12月21日時点)のものです。最新の情報はゆのゆ TOYOHASHI[公式サイト] をご確認ください。

■体験者:33歳男性