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愛知県名古屋市緑区にある「みどり楽の湯」
地下1200mから湧出する天然温泉の露天風呂を持つ温浴施設です。

龍神の湯(男湯)、月兎の湯(女湯)の2種類の露天風呂や炭酸泉などのある室内風呂を持つ浴場のほか、6000冊のコミックがある休憩処、受賞歴のある食事処など、館内には様々なサービスが用意されています。
その中でも当サイトで注目したいのが岩盤浴エリアの「彩汗房」です。

彩汗房は2種類の発汗空間が用意された岩盤浴エリア。
寝ころんで過ごす部屋と座って過ごす部屋に分かれているのが特徴です。

そんなみどり楽の湯の岩盤浴を2023年のスタート直後に体験してきました。
そこで、今回はみどり楽の湯を岩盤浴「彩汗房」を中心に紹介していきます。

※本記事は2023年1月3日の体験をもとに作成されています。

楽の湯のシステム

200台が止まれる無料駐車場をもつみどり楽の湯。
平日には無料巡回バスも走っています。

館内に入ったら靴を靴箱へ。
靴箱は100円(返却式)のコインロッカーとなっています。
靴箱のカギは自己管理。

靴をロッカーに入れたら、券売機で券を購入。
購入した券は受付に持っていきます。

岩盤浴を利用する場合は、岩盤浴セットを受付で受け取ります。

岩盤浴セットは大判タオルと岩盤浴着
浴着の色は茶色ベースです。
楽の湯のカエルのキャラクターのロゴが入っています。

なお、岩盤浴セットは退館時に受付に返却します。

受付を通った奥には食事処。
その食事処のすぐ近くには畳の休憩所が設けられており、マンガの並んだ本棚があります。

受付を入って左手側にある、外の見えるガラス窓の通路を進んでいくと浴場・脱衣所の入り口。
脱衣所の入り口すぐにも休憩スペースがあり、こちらにもマンガや雑誌の棚があります。
館内全体でマンガは約6000冊用意されているとのこと。

ちなみに、館内の2階にはリクライニングシート(18席)が並ぶ中学生以上から利用可能な無料休憩所もあります。

岩盤浴着への着替えは、浴場の脱衣所で。
脱衣所のロッカーもコインロッカーとなっています。

楽の湯の岩盤浴

岩盤浴「彩汗房」は脱衣所すぐの休憩所内。

暖簾がかかった入口を入ると、通路兼休憩スペース。
6つのラタンチェアや飲み物を入れるクーラーボックスも設置されています。

1枚ドアを隔てて、2種類の岩盤浴室の入口へ。

2つの岩盤浴室のうちの1つは「岩盤房」
室内の温度計では約40℃代後半を示していました。

寝ころんで過ごす岩盤浴で、室内に入ると右手側に7床、左手側に6床の岩盤床が並びます。
左手側の奥に熱源が設置されています。
なお、室内には女性専用の岩盤床が設けられており、右手側の奥の3床と左手側の奥の2床がそれにあたります。

各床はラタンまたは竹の枕が設置され、各床の間には仕切りがあります。
岩盤床にはホロストーンという天然鉱石を使用とのこと。
寝転がる床部分の周辺には、足つぼのマッサージのように丸石が埋め込まれたゴツゴツした部分も。
ちなみに、岩盤床は足裏をずっと着け続けているのが辛いくらいの温度です。

本や携帯の持ち込みは禁止なので、静かで落ち着いた空間の中で発汗に励むことができる空間となっています。

もう1つの岩盤浴室が「岩塩浴」
こちらは座って過ごす岩盤浴房です。
室内の温度計では約50℃を示していました。

岩塩浴ということで、室内の壁には岩塩が埋め込まれています。
また、熱源付近には、床に大きな岩塩の塊が4つ。

室内の壁際は黒色の石のプレートが使われた14席のベンチとなっていて、そこに腰掛けて室内で過ごします。
座面には暖かさが感じられました。
なお、感染症対策として間隔を空けるために、ベンチには一つおきに注意書きが置かれていて、利用キャパシティは半分程度になっていました。

こちらの岩塩浴は本や携帯の持ち込みOK(通話や撮影はダメ)なので、温かい空間の中で娯楽も楽しみながらじっくりと発汗に励むことができます。

座って楽しむ岩塩浴、露天風呂は立体的

みどり楽の湯の岩盤浴を紹介してきました。

いわゆるオーソドックスな岩盤浴と、座って過ごす岩塩浴。
2つの異なる空間が用意されているので、行き来して気分を変えながら発汗に励むことができるでしょう。

また、岩塩浴が座って過ごすスタイルの空間になっていることもポイント。
岩塩浴エリアが設けられた店舗は珍しくはありませんが、その多くは岩塩の石が敷き詰められた床に寝転がるスタイルの空間です。
みどり楽の湯の岩塩浴のように座って過ごす空間は比較的珍しいので、他の店舗とは一味違った感覚も味わえます。

岩盤浴以外の特徴も少し取り上げましょう。
みどり楽の湯の浴場内の露天風呂エリアは、三段風呂という異なる高さに設けられたお風呂があるため立体的な空間となっています。

どの高さの浴槽に入るかで、違った高さからの視界を楽しめます。
高い位置ほど漂う蒸気の量が減るでしょうから、わずかながら空気感も違うように感じられました。

エリア内は上り下りが多いため移動の際の足元には注意が必要ですが、こちらも他の店舗とは一味違う感覚を味わえるでしょう。

そのほか、館内にはニフティ温泉年間ランキング2021「ベストオブグルメ」受賞の食事処があり、食の楽しみにも注目です。

岩盤浴、お風呂、食事と注目すべき楽しみが多いみどり楽の湯。
興味ある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

※本記事の掲載情報は体験当時(2023年1月3日時点)のものです。最新の情報はみどり楽の湯[公式サイト] をご確認ください。

■体験者:36歳男性