岩盤浴ベッドの寝心地について考えてみた
岩盤浴の寝心地に注目
筆者はこれまでに愛知県・岐阜県を中心に10か所以上の岩盤浴を体験してきました。
岩盤浴は、温められた岩盤の上に寝転がって遠赤外線とマイナスイオンの作用によって発汗を促す健康法。
どの岩盤浴を利用しても、体が温められることによって汗をかくことができています。
ただ、岩盤浴によって寝心地に違いがあったので、どの岩盤浴を利用するかで入浴中の感じ方は大きく変わります。
岩盤の形によって感じる違い
岩盤浴ごとの違いとしてパッと見でわかるのが、岩盤浴ベッドのかたち。
一般的には、岩盤が平らな板になっているもの(板状)と砂利が敷き詰められたもの(砂利状)があります。
どちらのかたちの岩盤ベッドであっても、寝転がっていれば体が温められ汗は出てきます。
しかしながら、寝心地においては形状の違いから人それぞれ感じることがあるでしょう。
板状の岩盤ベッドは、平らなので砂利状のベッドのようにデコボコとしていません。
岩盤が固定されているので動いたり変形することは無く、体と岩盤の間にできる一定の接地面から温かさを感じることになります。
まさに、岩盤の上に乗っている感覚です。
ただ、固いがゆえに長い間横になっていると、主に接地面の部位が痛くなることがあるのが気になるところ。
なお、ベッドに寝転がる際や体位を変える際に音が出ることが少ないため、静かに移動や体位変更ができます。
そのため、自分が動くときに周りに迷惑になりづらいと思います。
砂利状の岩盤ベッドは、小さな石がたくさん敷き詰められたベッドのため、接地面にデコボコがあります。
敷き詰められた石は固定されていないため、乗りかたによって体との接地面の形状が変わります。
ただ、一口に砂利状のベッドといっても、石のかたちや摩擦によって感触が大きく異なります。
表面がザラザラとしていて形がゴツゴツしている石の場合は、摩擦によって石同士が動きを制限します。
そのため、上に乗った時に接地面の変形は多少あるものの、それほど体にフィットするというわけではありません。
全体的にからだとの接地面はデコボコになるので、場所によってはツボを押されているような感じがします。
自分が動くと石も動くため音がしますが、それほど大きな音が出ることはあまりありません。
その一方で表面がツルツルとしていて球形に近い石は、摩擦が少ないためそれぞれの石の動きが大きいです。
足を乗せると、ズボッと踝くらいまで埋まってしまうこともあります。
接地面が変形しやすいので、体にフィットした形状になりやすいです。
少し体が埋まった感じになることもあります。
ただ、移動や体位変更の際には、うるさいと感じるくらい大きくガラガラと石の音が出ます。
この岩盤浴がおススメ
私がこれまで体験した中では、摩擦の少ない砂利状のベッドの寝心地がよいと感じることが多かったです。
接地面の形状が体にフィットしやすいので、寝心地が良い。
体との接地面が広いためか温まるのが速い気もします。
音が少し気になるのですが、全体としては気持ちがよくて必要以上に長居してしまいそうになります。
私が体験した中で一番のおススメは湯処 美濃里「四季彩岩盤浴」の「春眠の間」です。
大量に敷き詰められた球形のセラミックは、上に乗ると接地面の形状が大きく変化し、体が少し埋まります。
それによって体全体が包まれているような感覚になって、体が温められました。
人それぞれ感じ方が違うこともあると思いますが、参考にしてみてください。