お湯のないお風呂

岩盤浴とは熱せされた天然石や岩石の上に横たわることで発汗効果を得る入浴方法のことです。
使用される岩盤は40℃ほどに熱せられており、浴室の湿度は60%~80%ほどの設定されていることが多いです。

サウナ形式のお風呂のようなものですが、お湯に浸かることはないため「お湯のないお風呂」とも言われています。

サウナと似ていると言われる岩盤浴ですが、サウナと違って服を着て行います。
フィットネスをするときのようなTシャツとハーフパンツや、作務衣のような恰好が一般的です。

また、熱せされた岩盤に直接乗るのではなく、バスタオルなどを敷いた上で横になります。
大量の汗をかくため、定期的に休憩や水分補給をとることが大切です。

岩盤浴の効果

岩盤浴では、熱せされた岩盤から発せられる遠赤外線の効果によって、体が内側からじっくりと温められます。
体が温まることで新陳代謝が活性化するため、脂肪の燃焼によるダイエット効果が期待できます。
また、発汗作用によって体の中の老廃物が排出されるため、デトックス効果もあると言われています。
その他、免疫力の向上や、美肌、疲労回復など様々な効果があげられています。

ただし、岩盤浴は医療行為ではありません。
岩盤浴に関する研究や専門家の見解などによって期待される効果や効能があげられていますが、その効力は岩盤浴を利用することで保証されるものではありません。

岩盤浴の施設形態

昨今の岩盤浴は、岩盤浴をメインにする専門店とスパリゾートなどの併設施設が一般的です。

専門店は女性専用のリラクゼーションサロンとして営業していることが多いです。
比較的小規模で予約制のところも多く、ゆったりと美容・健康のための時間を過ごしたい女性向けです。

スパに併設された施設は大衆向けに作られており、男女共用のことがほとんど。
カップルや家族、友人と一緒に楽しむことができます。
施設内にはリラクゼーションルームも設けられていることが多いですが、岩盤浴自体はみんなで楽しむ場所としての傾向が強いです。