ダイエット効果も期待されている岩盤浴。
サウナほどの暑さがない場所で横になっているだけでダイエット効果があるなんて魅力的ですよね。

でも、どうして岩盤浴はダイエットに効果的と言われているのでしょうか?

重要なのは体質改善

「痩せよう」と考えている人が真っ先に思いつくのが食事制限。
「体に入れる量を少なくして体重を減らそう」ということですね。

しかし無理な食事制限には、「必要な栄養を取らない」「リバウンドしやすくなる」といった問題もたくさんあります。

食事制限するよりも先に大事なのは、体が蓄えてしまっている脂肪を燃焼させること。
そして、脂肪を燃焼させるクセをつけて持続させること。

要は、代謝が活発に続く体質になることが大切なのです。

食事制限の場合、代謝に必要なエネルギーが制限されてしまうため、代謝がしっかりと働かなくなります。
代謝系が燃焼されなければ、脂肪は燃焼されないのです。
瞬間的には体重が減っているように見えますが、代謝がよくなっているわけでもないので、すぐに戻ってしまいます。
脂肪は残るし、リバウンドしやすいし・・・いいことは無いですね。

なので、食事制限よりも先に、代謝が活発に続くからだになるべきなわけです。

でも、代謝が活発に続く体質になるにはどうしたらよいの?と思いますね。

そこで、岩盤浴の出番なのです。

代謝を高める

岩盤浴は遠赤外線による温熱作用によって、体の奥深くまで満遍なく温めることができます。

人間の内臓器官は、平熱よりもやや高めのほうが働きが活発になります。
平熱あたりの温度は脳の細胞にとっての適温だと言われていますが、内臓器官にとっては適温ではないのです。

岩盤浴に入ることで体の温度が上昇すると、各内臓器官の動きがよくなっていきます。
エネルギー代謝をつかさどる肝臓の酵素が活性化され、代謝が高まります。
血液の流れがよくなることで、体の各所に十分な酸素が送り込まれます。
ちなみに岩盤浴では、マイナスイオンが血液中のヘモグロビンに影響を与え、各組織への酸素の供給がより促されます。
各組織に酸素が行き渡ることで各組織の細胞が復活し、さらに新陳代謝が盛んになります。

このような流れによって代謝がよくなり、代謝がよくなることで更に代謝がよくなるという好循環が生まれていきます

この代謝がよくなった状態というのは、当然、脂肪にも影響します。
脂肪は分解されて脂肪酸となり、血液中へ放出され体の各所へ運ばれます。
そこで脂肪酸がエネルギーとして使われることで、「脂肪が燃焼された」ことになります。
体の各器官の動きが活発になれば、脂肪が燃焼されやすくなるのです。

ダイエットを成功させるには、代謝を意識した取り組みが必要です。
そして、岩盤浴では代謝を高めることができるのです。

燃えない脂肪を排出

さて、代謝によって脂肪を燃焼させることが大切なわけですが、体の中には「燃えない」「分解しない」脂肪もあるのです。

人の体には有害な金属が蓄積されています。
この有害金属は人が意図的に摂取しているのではなく、空気中や動植物を通して体の中に入ってしまうものです。

厄介なのは、体に入った有害金属は脂肪と結びついてしまうこと。
金属と結びついた脂肪は「燃えない・分解しない脂肪」となるのです。

これらの脂肪は「燃えない・分解しない」ため、代謝がいくら高まっていても残ってしまいます。

そこで、岩盤浴の出番です。
岩盤浴では遠赤外線による共鳴振動によって皮脂腺が刺激され、皮脂が排出されます。
皮脂は脂肪ですから、排出される皮脂にも有害金属が含まれていると考えられているのです。

代謝では対応できない「燃えない・分解できない」脂肪を有害金属と一緒に排出してしまうわけです。

ちなみに、有害金属は皮脂からだけでなく、汗や尿からも排出されます。
岩盤浴では汗をかきますし、腎臓の動きも活発になりますので、汗や尿によっても有害金属の排出されるのです。

生活に取り入れてみては

岩盤浴では大量の汗をかきますが、「汗をかくから痩せる」わけではありません。
汗をかいて体重が減るのは、汗で出ていった分の水分が減っているだけです。

岩盤浴のダイエット効果として重要なのは「代謝が高まる」ことです。
代謝が高まれば、脂肪は減少していきます。

ただし、1回岩盤浴に入ってしまえば代謝が良い状態がずっと続く体になるわけではありません。
岩盤浴を生活の一部に取り入れるなど、継続的な健康法として利用することも重要です。