熱せられた岩盤の上で寝転がって発汗をする健康法・岩盤浴。
その岩盤浴で使う空間で、ヨガを行うのが「岩盤ヨガ」です。

岩盤浴施設の中には、定期的なイベントとして岩盤ヨガのレッスンが開催しているところもあります。

でも、そもそも岩盤ヨガってどんなものなのでしょうか?

ホットヨガ

岩盤ヨガの話をする前に、「ホットヨガ」について少しお話します。
おそらく、岩盤ヨガよりはホットヨガの方が聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

ホットヨガは40度ほどの室温と50%ほどの湿度に整えられた室内で行うエクササイズです。

40℃ほどの室温は体を一番柔軟にする温度帯といわれています。
湿度は高い方が汗をかきやすくなります。

柔軟性が上がり、汗をかきやすい環境で行われるのがホットヨガ。

体が温まりやすいので筋肉が柔軟になるのも速い。
そのため、効率的に無理なくストレッチができるのです。

また、高温多湿の環境のため、通常のスタジオで行われるヨガよりも激しい動きは控えられる傾向にあります。

ホットヨガを行うことで、代謝がよくなる、老廃物の排出、血流の促進、体のゆがみの解消、インナーマッスルの強化などが期待されています。

岩盤ヨガ

岩盤浴のように熱せされた岩盤が敷かれた室内でヨガを行うのが「岩盤ヨガ」です。
ただ、岩盤ヨガの行われる環境は、岩盤浴よりも少しだけ室温が低く設定されていることが多いです。

岩盤ヨガとホットヨガは似ていて、どちらも室温が約40℃前後、湿度が約50%ほどに設定された室内で行われます。
また、ヨガの内容も大きな違いはありません。

違うのは室内の温められ方。
ホットヨガはヒーターなどの空調設備で温められるのに対し、岩盤ヨガは熱せられた岩盤によって温められます。

岩盤ヨガは岩盤浴と同じ温められ方をしているため、岩盤ヨガにも「遠赤外線」と「マイナスイオン」による作用が発生するのです。
そのため、下記のような特徴が岩盤ヨガにはあります。

・遠赤外線の温熱作用によって体の内側からじっくり温められ代謝がよくなる
・皮脂腺の活動が活発になるため、皮脂が積極的に排出される
・マイナスイオンの効果も手伝って、サラサラの汗がかける

ホットヨガの効果に加え、岩盤浴の効果も享受できるのが岩盤ヨガなのです。