岩盤浴に快適な枕はあるのか?【10店舗以上体験したから考えてみた】
寝心地に影響!?岩盤浴の枕
筆者はこれまでに愛知県・岐阜県を中心に10か所以上の岩盤浴を体験してきました。
温められた岩盤の上に寝転がって遠赤外線とマイナスイオンの作用によって発汗を促す健康法が岩盤浴。
経験上、どの岩盤浴を利用しても、体が温められて汗をかくことができています。
どの岩盤浴へ行ったとしても効果自体は大きく差はないと思いますが、岩盤浴によって寝心地に違いがあるので入浴中の快適さは大きく変わります。
その「快適さ」に大きく影響していると考えているのが「枕」。
今回は、岩盤浴のベッドに設置されている「枕」について取り上げます。
主な岩盤浴の枕
普段の睡眠用の枕にこだわりがある方もいらっしゃるように、快適に過ごすためには枕は重要な要素です。
岩盤浴の各ベッドの頭側には枕が設置されています。
特に寝ころび始めてすぐの段階では、枕と頭の相性が気になります。
当然、枕によって寝心地は異なり、それがその空間の居心地の良さにもつながってきます。
私は岩盤浴を利用する中で、色々な素材や作りの枕を体験してきました。
温泉施設併設などの大衆向け岩盤浴では石・木・スポンジ状素材などがよく使われています。
枕型に加工された石の枕。
石の枕は固いので、頭を乗せていると痛いことがよくあります。
基本的にはタオルをかぶせるので多少は痛さが和らぎますが、それでも固さが気になる人はいるでしょう。
また、枕の石がベッドの岩盤と一体になっていて、位置を変えられないことが多いです。
岩盤浴ですから、枕にも石が使われているのは雰囲気に合っています。
ただ、固いので寝心地はあまり良くない印象です。
木の枕は、レンガのように立方体にカットされた木。
頭側の辺が斜めにカットされていて、頭が乗せやすくなっていることが多いです。
木の枕も、基本的には石の枕と同様に、その固さから頭を乗せると痛いことがよくあります。
また、固定されていないので、ツルツルした岩盤の上では枕が動いてしまうことも。
各岩盤ベッドの仕切りが木で作られていたり、室内に木の装飾があったりするので、木の枕も雰囲気に合っていることは多いです。
ただ、こちらも固さから寝心地はあまり良くないと感じます。
ウレタンのようなスポンジ状の素材の枕が置かれているところもあります。
こちらは、石や木の枕と異なり、それなりに柔らかくクッション性があるため、頭に痛さはあまり感じません。
そのため、寝心地は石や木の枕と比べてよいと思います。
ただ、気になるのは吸水性のよさ。
利用者は基本的にタオルを上にかぶせて頭を乗せると思いますが、それでも枕は汗を吸っています。
もちろん定期的なメンテナンスはされているでしょうが、人の汗が染みこんだ枕にあまり頭を乗せていたくないと思う人もいるでしょう。
この岩盤浴がおススメ
これまでに体験した岩盤浴で使われていた枕のほとんどには、一長一短あると感じました。
石や木は空間の雰囲気には合っているけれど、頭を置いたときの感触は固い。
スポンジ素材の枕は雰囲気には合っていないことや他人の汗は気になるけど、クッション性があって頭が痛くならない。
良い点も悪い点もあるのが岩盤浴の枕というイメージを持っています。
比較的安価に利用できる大衆向け岩盤浴に、どこまでのものを求めるかということもありますし。
でも、色々な岩盤浴を回っていると出会うものですね!
「雰囲気に合って」「通気性もよく」「固くない」を兼ね備えた枕が使われた岩盤浴がありました。
それが、和合温泉 湯楽の岩盤浴です。
ここの岩盤浴では、籠のように編み込んで作られた枕や、木をいくつも繋いで作られた枕が使われていました。
どちらの枕も、内側が空洞になっていて、隙間がたくさんある枕です。
岩盤浴の雰囲気に合っていましたし、クッション性・通気性のある枕で、違った趣向を凝らしていると感じました。
岩盤浴の枕に不満を感じている方は、一度行ってみることをおススメします。
※和合温泉 湯楽の情報は2016年3月10日時点のものです