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2021年6月14日、サウナー必見のムック書籍が発売されました。

その書籍とは小学館が発行するサウナ誌『SAUNNER+(サウナープラス)』です。

SAUNNER+は、2014年に発売されたサウナ誌『SAUNNER(サウナー)』を約7年ぶりに刊行したもの。

ここ数年、サウナはメディアで取り上げられる機会が増えており、サウナブームと呼ばれることもあります。
でも、2014年は今ほどサウナは注目されていなかった時期。

ある意味時代を先行して発売された書籍が、ブーム期に「プラス」として登場したわけですね。

そこで今回はこの『SAUNNER+』を紹介します。

SAUUNER+(サウナープラス)はこんな書籍


全編カラーページとなっている『SAUUNER+』。
サウナ好きと知られる有名芸能人が何人も登場します。

巻頭からドラマ「サ道」にも出演されている俳優の磯村勇斗さん、劇団EXILEの鈴木伸之さん、モテクリエーターのゆうこすさん、プロサッカー選手の田中亜土夢さん、音楽クリエイターのヒャダインさんといったサウナ好き芸能人の声が写真付きで掲載されています。
巻末近くにはサウナーグラドルとしておなじみの園都さんのグラビアページも。

最近のトレンド情報も満載。
ソロサウナ、女性専用サウナ、ワゴンサウナ、テントサウナといった、様々なサウナスタイルが登場します。

「サウナって、もっと日常だ。」というサウナブームの先を見据えた特集も。
有識者の座談会、各地の銭湯・サウナ施設にスポットを当てたページ、世界のサウナの紹介などが掲載されています。

サウナで座る位置や座り方の違いによる温まり方の検証も。

ちょくちょく挟まるコラムページも必見で、サウナ情報盛りだくさんの1冊です。

サウナブームとは何なのか?


筆者が『SAUNNER+(サウナープラス)』を読んで思ったこと。

「昨今のサウナブームとはいったい何なのか?」

サウナを舞台としたドラマ「サ道」をはじめサウナに関するテレビ番組が放送されていたり、サウナに関する書籍も書店で見かけます。
サウナ好きを公言する芸能人も増えており、Youtubeでサウナ動画が公開されることも珍しくありません。

今サウナがアツい!のは決して間違ってはいないでしょう。

でも、その一方でサウナ人口は増えていないとのこと。
また、新たなサウナ施設が誕生している一方で、閉店する施設も存在しています。

SAUNNER+では「サウナって、もっと日常だ。」という特集ページが組まれており、サウナブームについて焦点が当てられています。
掲載されている「有識者の座談会ページ」や「閉店されたサウナのオーナーさんへの取材ページ」などを読むと、今サウナで起きていることについて考えさせられる部分があります。

サウナ人口が増えていないのにサウナブームが来ていると言われているのは、サウナについての情報がここ数年で一気に増え、サウナ好きの熱量が上がったからだと個人的には思います。

インターネットが広く普及し、誰もが情報発信をできる時代。
テレビやラジオ、書籍といった従来のメディアの影響も大きいと思いますが、そこにSNSや動画共有サイトのような個人メディアも加わった。
この傾向はサウナに限った話ではないでしょうが、発信者の熱量やPRの上手さ、サウナ自体の性質などの要因から、サウナが他の何かより少し目立つことができた。
目立ったことによりさらに注目され従来メディアでも扱われる機会がさらに多くなる、といった形でどんどん発信されるサウナ情報は増えている気がします。

また、今は個人発信の情報も簡単に手に入れることができるため、大手メディア以外からもたくさんの情報が手に入ります。
サウナ好きの人のもとには様々な情報が入り、彼ら彼女らはさらにサウナの奥深さを知っていく。
サウナ好きの人が更にサウナにのめり込める環境が今の時代にはあり、一定数存在するサウナ好きが今まで以上に熱量を持ってサウナ活動に励んでいる。

それが今のサウナブームではないでしょうか。

サウナ自体は何十年も前から存在しているものであり、ブームが過ぎたとしても存在自体がなくなるとは思いません。
しかしながら、サウナはお風呂と違って、多くの人の生活に密接したものとまではいえないでしょう。

サウナは今後私たちの生活にどこまで浸透していくのか。

サウナ好きの1人としては、サウナがお風呂のように生活に欠かせない存在となっていくことを願います。