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一級河川が流れ、質の良い地下水が豊富なことから「水の都」と呼ばれる岐阜県大垣市。
そんな大垣市の名水を使った水風呂が味わえるサウナ施設が存在します。

大垣サウナ

サウナ雑誌などで全国のおすすめサウナの1つとして紹介されることもある名サウナ施設です。

昨今のブームもあって、注目度が集まるサウナ。
岩盤浴好きから始まってサウナの魅力にも気づきつつある筆者は、普段は岩盤浴のあるスーパー銭湯で岩盤浴とあわせてサウナを楽しんでいます。
そして今回、岩盤浴抜きで純粋にサウナを楽しむため、「サウナ施設」へ足を運んでみることにしました。

初のサウナ施設体験に選んだ店舗が大垣サウナです。

1966年開業の老舗サウナ


大垣サウナは岐阜県大垣市にあるサウナ施設です。

JR大垣駅から東へ約2キロほどの位置にあり、最寄りの三塚町バス停から徒歩2~3分。
三塚町バス停へは、大垣駅前からソフトピアジャパン行のバスへ乗れば6~7分で到着します。
バスの走る道から2区画ほど南側に入っていくと、大垣サウナを見つけることができます。

また、駐車場も備わっているので、車で訪れることも可能。
名神高速道路の大垣ICまたは安八スマートICを降りて15分ほどで到着します。

大垣サウナは白くて四角い建物。
「大垣サウナ」と書かれたネオンがあるので、そこが大垣サウナであることがわかります。

建物の外観は少しばかり年季が入っている印象を受けますが、それもそのハズ。
大垣サウナの創業は1966年(昭和41年)であり、2021年で55周年を迎えているのです。

サウナが日本に広く普及するきっかけとなったのは、1964年の東京オリンピックといわれています。
選手村に設けられたサウナが評判になったことから、日本人に広く知られるようになっていったそうです。
このような日本のサウナの歴史を知ると、大垣サウナが長く続いているサウナ施設であることがわかりますね。

ちなみに、大垣サウナは男性専用サウナとして営業されています。

大垣サウナを体験してみた

建物の入り口を入ったら、すぐに受付のカウンター。
店員さんがいるので、そこで入泉料を払います。
ちなみに、夜9時以降はサービスタイムとして、通常の料金よりリーズナブルな値段で入館できます。

ここで珍しい体験が1つ。
受付カウンターの一部に隙間があるのですが、この隙間に履いている靴を載せて、店員さんに靴を預けるのです。
靴箱ロッカーに入れるのではなく、受付で靴をそのまま預けるスタイルは初めてでした。

預けた靴と引き換えの形で、脱衣所のロッカーキーのリストバンドが渡されます。
ロッカーはリストバンドに記載の番号のものを使います。

ちなみに、初めて訪れたことを店員さんに伝えたところ、丁寧にサウナ及び館内の利用の仕方を説明してくれました。

脱衣所は受付のすぐ側。
「脱衣所はどこだ?」と迷うことはないわかりやすいレイアウト。
受付からでも脱衣所の中の一部が見えており、このあたりは女性客の立ち入りが基本的にない男性専用サウナって感じですね。

自分のリスト番号に書かれた番号のロッカーを見つけると、ロッカーには大きめのフェイスタオルがかかっていました。
タオルは用意されたものを使うことができるので、持参必須ではありません。

服を脱ぎ、腰にタオルを巻いて浴場へ。

浴場の入口を入って真正面がサウナ室への入り口です。
浴場入り口からサウナ室までの導線にある棚にはサウナパンツが置かれています。
サウナパンツは、店員さん曰く「履いてもいいし履かなくてもいい」とのこと。

せっかくなので履いてサウナ室へ。

サウナ室の中にあるのは熱炉、テレビ、時計、温度計。
2段の段差となった腰掛にはマットが敷かれています。

サウナ室の温度は温度計が約110℃を示していました。

一般的なサウナと比べると高めの設定であることは魅力ですね。
サウナ室に入ってすぐは熱さによる息苦しさなどもありますが、慣れてくるとクセになる空気感。
地上波が流れるテレビを見て熱さから気を逸らしつつ、無理しない程度にサウナの熱さを味わいます。

サウナ室を出ると左隣に水風呂があります。
水温は大垣サウナのウェブサイトによると14度前後とのこと。
水都・大垣の地下からくみ上げられた新水が使われているそうです。

サウナで発汗した汗を体から流してから水風呂へ。
一般的な水風呂よりも低い温度のため入るのには少し勇気がいりますが、思い切って浸かります。
入って数秒すると感じるヒンヤリ感が心地よい。

サウナ室と水風呂を行き来して、温冷交代浴を楽しみました。

浴場内にはサウナと水風呂のほかに、ジェットバスが一つとシャワー付きの洗い場、また洗い場とは別に高い位置からのシャワーがふたつあります。
たくさん汗をかいた体を洗い、ジェットバスでゆっくり入浴するのもいいですね。

浴場を出てすぐのところに鏡やドライヤーなどがあるスペースがあり、髪を乾かすことができます。

また、浴場から脱衣所のロッカーに戻ると新しいタオルがロッカーにかけられていました
浴場に持っていって濡れたタオルではなく、乾いたタオルを使って体を拭くことができました。

大垣サウナの浴場は1階フロアにありますが、2階フロアにはリクライニング休憩スペースや食事処、マッサージスペースなどがあります。
2階フロアは私服で行ってもよいですが、脱衣所内の棚に設置されている館内着(水色の半袖のシャツとハーフパンツ)を着ていくこともできます。

サウナでガッツリ発汗した後は、食事を楽しんだり、休憩スペースでゆっくりと過ごすこともできますね。

退館する際は、館内着やタオルは脱衣所スペース内にあるカゴへ。
受付でロッカーキーのリストバンドを返すと、預けていた靴が返却されます。
靴に履き替えて退館です。

一昔前の風情と清潔が大きな魅力

半世紀以上続く大垣サウナ。
そのため、店舗は一昔前の雰囲気が漂います。

オシャレで新しい温浴施設が次々とオープンする中で、大垣サウナのどこか懐かしさを感じさせる雰囲気が好きという人は多いのではないかと思います。

筆者が大垣サウナの館内に入ったのは今回が初めてですが、過去に何度か店舗の前を通ったことはあります。
通りから少し入ったところにある建物ですが、客入りピークの時間帯には駐車場がほとんど埋まっていることも珍しくなく、地元の人を中心にリピーターの多さを感じます。
また、サウナ好きの有名人がYoutubeやブログ、雑誌などで大垣サウナを取り上げることもあり、遠方から訪れるサウナ愛好家もいるかもしれません。
男性だけの空間というのも、異性を気にせずに過ごせるので気楽でよいところもあるでしょう。

店内の清潔さや細かな気配りも、実際に体験して良いと感じたポイントです。
建物の外観や設備に時代を感じさせる部分はあるものの、しっかりと清掃が行われていると感じる浴場やサウナ室。
そして、サウナパンツが用意されていることや、替えのタオルが用意されていることも、衛生面の配慮だと感じます。

建物に入る前は過ごし身構えていた部分があったのですが、実際に中に入ってみると凄く気持ちのよい時間を過ごすことができました
高温のサウナ室、キレイな浴室、タオルやサウナパンツの配慮など、魅力の詰まった大垣サウナ。

サウナ好きの男性は足を運んでみてはいかがでしょうか。

※本記事の掲載情報は体験当時(2021年7月20日時点)のものです。最新の情報は大垣サウナ[公式サイト] をご確認ください。

■体験者:35歳男性