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岐阜県養老郡養老町にある「ゆせんの里」
天然温泉やサウナのあるお風呂に加え、岩盤浴、ホテル、グランドゴルフ、キャンプなど、様々な設備が用意された施設です。

温泉をはじめ様々温浴を楽しめるのがゆせんの里。
館内の「温熱療法館」では、岩盤浴やラドン浴、汗蒸幕(ハンジュンマク)といった温活に励むことができます。

岩盤浴やサウナが好きな人にとっては、気になる内容が揃っていますよね。

そこで今回は、ゆせんの里の温熱療法館について、筆者が実際に体験して感じた情報を交え取り上げていきます。

※本記事は2023年11月30日のゆせんの里の温熱療法館の体験情報を基に作成しています。

ゆせんの里のシステム

ゆせんの里には本館(日帰り温泉)側とホテル側・温熱療法館側にそれぞれ駐車場があります。
温熱療法館側の駐車場の方が温熱療法館自体には近いですが、温熱療法館の利用の場合は本館の利用料込となるため、本館の日帰り温泉も併せて楽しむことができます。
そのため、どちらの駐車場に車を停めるかはあまり気にする必要は無いと思います。

温熱療法館を利用する場合は、ホテル側のフロントで受付をします。
靴箱ロッカーのキーを渡し、館内着やタオルのセットとキー付きリストバンドを受け取ります。
料金の支払いは、温熱療法館や本館の利用料金は先払いですが、それ以外の館内有料サービスは利用時にリストバンドを提示して、退館の際にフロントで一括精算する形です。
退館時はフロントで靴箱ロッカーキーを受け取ります。

館内着とセットになっているタオルはバスタオル2つとフェイスタオル1つ。
それ以外に、汗蒸幕を利用する際に履くタビも付いています。
館内着やタオルはレンタルですが、タビだけは持ち帰りOKです。

リストバンドに着いたキーは温熱療法館側にある浴場の「紫雲の湯」の脱衣所ロッカーキーです。
指定されたナンバーのロッカーを使用します。

紫雲の湯は温熱療法館にある岐阜県産の紫雲石した源泉かけ流しの天然温泉です。
浴槽は1つのシンプルな内湯ですが、豊富な成分が入ったにごり湯を楽しめます。

温熱療法館の岩盤浴や汗蒸幕を利用する際には館内着に着替えます。
館内着への着替えは紫雲の湯の脱衣所で行っても本館の脱衣所で行っても問題ありません。
※館内着の返却ボックスは紫雲の湯の脱衣所内にあります
※タオルの返却ボックスはフロント近くにあります
※紫雲の湯の脱衣所のロッカーは指定ですが、本館の脱衣所はロッカーの指定はありません

館内着に着替えたら、温熱療法館を楽しみましょう。

温熱療法館の岩盤浴、ラドン浴、汗蒸幕

まずは岩盤浴。
温熱療法館1階には「五色岩盤浴 ねころびの床」があります。

岩盤浴室内は扇形の空間。
7つの岩盤床が半円の放射を描くように並び、各岩盤床の間には丸石が敷き詰められています。
岩盤床に使用されている天然鉱石は麦飯石、虎石、祖谷石、紫雲石、五色石の5種類。
各岩盤床には籐枕が設置されています。

室内には高さ違いで2つの温度計、湿度計が付けられており、室内の温度は30℃台後半
湿度は低い位置が約70%、高い位置が約60%ほどで、低い位置の方が若干湿度が高めのようです。

室内の壁際には管があり、その管からはお湯が出るようになっています。
管から出たお湯は敷き詰めれた丸石の隙間を伝っており、岩盤床付近はお湯の温度もあって温かくなっています。
低い位置の湿度が高いのは、このお湯の影響かもしれません。

ちなみに、岩盤が熱い場合は岩盤浴室入口の外側に用意されているマットを使うことができます。

ラドン浴や汗蒸幕で発汗できるのが2階部。
温熱療法館の2階に上がるとイスが並ぶロビーのような空間があります。
ロビーの一角には前面にテレビが設置されたソファシートの並ぶエリアもあり、ゆったりと過ごすこともできそうです。
発汗に励むうえでは嬉しいウォーターサーバーや塩分補給用の岩塩も用意されています。

ラドン浴ができるのが「ラドン房」
ラドン房のある部屋は、ビニールハウスのような建物やたくさんの観葉植物が置かれ、まるで屋外ガーデンを思わせる空間となっています。

ビニールハウスのような建物が「ラドン房 リペア」
中に入ると、入り口付近に縦に2つと、奥側に向けて横に並んだ6つの岩盤床があります。
枕には籐枕が設置されています。
また、岩盤浴床と同様の素材のイスも6つあります。

使用されている鉱石は、自然放射線であるラドンが放出される北投石。
ラドンはラジウム鉱石から放出されるアルファ波のことで、発汗作用や自律神経系の調整作用などの効果があると言われています。

ラドン房の奥の方は、開けた円状のスペース。
円の側面がイスとなっており、中央にはテーブルがあります。
テーブルには飲料用ラドン水のサーバーが用意されています。

ラドン房内は温度が特別高いわけではなく滞在しやすい空間です。
1回で約1時間ほど過ごすのがおススメだそうで、ラドン房内には携帯電話の持ち込みもOKとのことです。
※黙浴が基本なので、音楽や動画再生などをする場合はイヤホンを使うなどのルールがあります。

韓国の伝統的なドーム型サウナ「汗蒸幕」
その汗蒸幕を体験できるのが館内の「養老汗蒸幕」です。

温熱療法館の外観には先のとがった石造りの円柱の部分があるのですが、そこがまさに養老汗蒸幕にあたるところ。
高さが9mあり日本最大級とのことです。

養老汗蒸幕の中は目算でザっと20人くらいは同時に入れそうな広さの円形空間。
高さもあり、上を見上げると頂点に向かってどんどん小さくなる何層ものリング状に積み上げられた石の天井が目に入ります。
しばらく見ていると目が回りそうな印象。

室内の壁は石が積まれた形になっていますが、壁際手前には杭とロープを使った柵が付けられています。
熱くなっている石の壁に近づかないようにするためです。

室内は床からの照明がありますが、全体的に暗め。

汗蒸幕の入り口の外側には十二分計が用意されています。
入り口扉の延長線上にあるので、汗蒸幕の中から入り口の扉の窓越しに十二分計を確認できる形となっています。

そして養老汗蒸幕の一番の特徴は空間内の熱さです。
内部の温度は90℃~120℃と超高温。
体感としてはカラカラとしていたので、湿度は低めのドライサウナのような空間でした。

汗蒸幕内の床にはマットが敷いてありますが、それだけでは足元の熱さは防ぎきれない印象。
セットに入っていたタビの着用をしないと、汗蒸幕内の移動は辛いくらいの熱さを足裏に感じました。
また、汗蒸幕内は基本的に座って過ごすのですが、入り口外側に用意されているビート板のようなマットを敷いて座るほうが良いでしょう。

他では味わえない特徴的な温浴

さて、ゆせんの里の温熱療法館を紹介してきました。

岩盤浴にラドン浴に汗蒸幕と様々な温浴を楽しめるのは大きな特徴です。
※本記事では詳しく触れていませんが、紫雲の湯や本館の日帰り温泉で温泉も楽しめます。

そして、各温浴が他の温浴施設でよくある形とは一線を画していることもポイント。

五色岩盤浴は、管から出て床を流れるお湯が空間内の温度や湿度の一因となっていました。
スーパー銭湯などの岩盤浴ではあまり見られない珍しい岩盤浴空間だと思います。

ラドン房では室内にビニールハウスのようなラドン浴用の岩空間を用意し、ウォーターサーバーでラドン水も提供しています。

養老汗蒸幕では、韓国の伝統的サウナをイメージした空間が体験できます。
汗蒸幕自体が日本では比較的珍しいですし、それが高さ9mの日本最大級とされるドーム型の高温空間なのですから尚更ですよね。

他の温浴施設で味わえるものとは一味違った体験ができるのが、ゆせんの里の温熱療法館だと思います。
興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに、本記事では触れていませんが、日帰り温泉にあるサウナではセルフロウリュウを行うことができますよ。

※本記事の掲載情報は体験当時(2023年11月30日時点)のものです。最新の情報はゆせんの里[公式サイト] をご確認ください。