竜泉寺の湯守山店の岩盤浴を体験しました【灼熱の汗蒸幕】
名古屋市守山区のスーパー銭湯・竜泉寺の湯
竜泉寺の湯守山店の岩盤浴へ行ってきました。
竜泉寺の湯守山店は愛知県名古屋市守山区にあるスーパー銭湯です。
館内へ入り靴を脱いで下駄箱へ向かいます。
と・・・そこに気になる白い何かが・・・。
ペッパー(Pepper)ですね。
掲げられたタブレット端末には、竜泉寺の湯守山店の案内メニューが表示されています。
せっかくなので、タブレットに表示されていたボタンにタップしてみると、案内動画が流れました。
その動画にあわせてペッパーは、動いたり、しゃべる音声を出したりします。
両手でタブレットを指し示して注目をさせたり、床と水平にした腕の肘を90度ほどに曲げて手を掲げたり。
人間が何かを説明するときに行うような仕種をするんです。
特に、手や指の動きはかなり精巧ですね。
指の構造はかなり細かく作られているように見えました。
ペッパーを初めて見た私は、タブレットの内容よりもペッパーの動きに注目してしまいました(笑)。
さて、竜泉寺の湯守山店では受付の手前が駅の改札のようになっています。
その改札を通るために、下駄箱近くにある券売機で入館券を購入。
その券を改札へ入れることで入館できます。
そして、岩盤浴を利用するためには、入館後に再び別の券売機で岩盤浴用のチケットを購入します。
入館券の券売機と岩盤浴やレンタル品の券売機が分かれているんですね。
岩盤浴の券を購入したら受付へ券を持っていき、岩盤浴券と下駄箱の鍵を渡して、岩盤浴セット(マットタオルと岩盤浴着)を受け取ります。
岩盤浴着は男性が茶色、女性が赤色。
浴場の脱衣所で岩盤浴着に着替え、岩盤浴へ向かいます。
ちなみに、脱衣所のロッカーや館内の貴重品ロッカーは100円のコインロッカー(使用後返却)でした。
そういえば、券売機には「両替」があったなぁ。
5種類の岩盤浴と汗蒸幕
竜泉寺の湯守山店の岩盤浴はお風呂のある本館ではなく、一段高いところに建設されたくつろぎ別館にあります。
別館とは言っても、移動のために外に一度出たりするわけではありません。
館内の廊下で繋がっています。
カットサロンやボディケアサロン、くつろぎ処を通り過ぎた先が岩盤浴エリア。
まず目に入るのが、中央にテレビが設置された休憩ホールとドリンクカウンターです。
休憩ホールは畳になっていて、畳の上に簡易ソファベッドが並んでいます。
ドリンクカウンターでは有料の飲食物が販売されていて、設置された券売機で食券を購入します。
別館に設けられているだけあって、スペースとしては広々としていました。
岩盤浴エリア入り口の一番近いところにあるのが「岩塩房」です。
入り口の外の室温表示では、60度弱ほどを示していました。
中に入ってみると、思ったよりも房内に奥行きがあります。
途中に柵があって仕切られている感じになっていたので気になりましたが、特に注意書きなど無く意味のある仕切りではないようです。
※他の施設のケースでは、女性専用と男女共用を分けていることがありました。
岩塩房が竜泉寺の湯守山店の岩盤房の中で一番広いエリアで、数えたら20床ほどありました。
床は砂利状の岩塩が敷き詰められたもの。
各岩盤床に用意されている枕は木の枕。
蒲鉾のような形で頭を乗せるところが窪んでいるタイプです。
入り口から見て左の壁際には2つの岩盤房があります。
入り口に近い位置にあるのが「ヨモギ炭房」。
52度ほどに設定されている岩盤房です。
岩盤床は板状で、ブラックゲルマニウムとトルマリン、溶岩石が使われている床があります。
床ベットの見た目が数パターンあったので、ベッドごとに石が異なっているようです。
そして各岩盤ベッドの壁には袋詰めにしたヨモギ炭が吊るされていて、それが「ヨモギ炭房」の名前に繋がっているのですね。
ちなみに枕は石の枕が置かれていました。
石の枕は最初は固さで接地面に痛みを感じますね。慣れてくると気にならなくなりますが。
ヨモギ炭房の隣にあるのが「水晶房」。
ここは女性専用の岩盤浴房です。
室温は50度ほどを示していました。
入り口から見て最も離れたところにある岩盤浴房が「ゲルマニウム房」。
55度ほどに室温は設定されています。
床はブラックゲルマニウムの砂利石。
石がツルツルした摩擦の少ないタイプのためか、動くとジャラジャラ音が響きます。
枕は岩塩房と同じく木の枕です。
ゲルマニウム房の隣にあるのが「黄土房」。
他の岩盤浴房より室温は低めで40度弱です。
中は黄土石の板床になっていて、岩塩房・ゲルマニウム房と同じく木の枕が置かれていました。
そして、黄土房の隣にあるのが「汗蒸幕」。
竜泉寺の湯守山店くつろぎ別館の注目ポイントです。
室温90度台に設定された韓国伝統の高温サウナ。
円形のドーム式の部屋になっていて、広さは目測で半径2mくらいです。
室内にはゴザが敷かれていて、直接足が床に触れないようになっています。
壁際など、ゴザが載っていない部分の床にちょっとだけ触れてみましたが、すごく熱くなっていました。
ゴザが敷かれていないと中には居られないですね。
汗蒸幕内は寝転がるのではなく、座って滞在します。
ちなみに、私は汗蒸幕の外に出ようとするときに、足裏にかなりの熱さを感じました。
入り口のドア周辺にゴザが敷かれていない部分があって、その部分に足が乗ったからです。
閉まった状態のドアの真下あたりの床には、ちょっと注意した方がよいかもしれませんね。
汗蒸幕の向かいは休憩室。
そして、休憩室の隣には「冷風房」があります。
冷風房は天井に星空模様が描かれたクールダウンルームです。
入り口から見て右隅の天井に、紫色のライトがあって、天井の一部を照らしていました。
室内は全体的に暗く、照明は紫色のライトと非常口マークのライトアップくらい。
天井の星空模様以外に目立った装飾は無く、エアコンとベンチがあるだけで、他の岩盤浴房と比べると、正直味気ない印象です。
入り口から見て一番奥には出入り口があって、その先はテラスになっています。
風が強めの日だったこともあってか、結構な風が吹いていました。
今の時期なら、冷風房よりもテラスの方がクールダウンになるなぁと思ったり。
竜泉寺の湯守山店はやや高台にあるため、テラスからは街が見渡せます。
感想
女性専用の水晶房を除く4つの岩盤房の中で、私が一番汗をかいたのが岩塩房です。
設定温度が高いこともありますが、個人的にはかなりダラダラと汗が出てきました。
汗蒸幕の暑さもかなりのものでした。
岩盤浴の暑さとは性質が異なります。
入った瞬間に思わず「暑っ」と呟いてしまうほどで、汗蒸幕の外に出ると「はぁ~暑かったぁ」と少しホッとします。
慣れない人が長居をするのは結構辛いのではないでしょうか。
私の思う一番のポイントは料金の安さです。
利用料金は入浴料500円と岩盤浴料200円で、トータル700円。
他の施設では岩盤浴の利用料だけで700円必要なことも珍しくありませんから、かなり安いです。
ただ、それゆえに気になってしまう点も。
冷風房がかなり簡素なもので、他の岩盤浴房のクオリティが高いだけに、余計にそれが目立っている感じがしました。
コミックスなどの本の設置が無いので、休憩ホールですることが寝るかテレビを眺めるかに限られてしまうように思います。
また、低価格は利用者が多くなる一因だと思います。
平日にもかかわらず結構な利用者がいたので、土日祝日など世間一般の休日はかなり混雑するのではないでしょうか。
こうして気になる点を挙げてはいますが、料金に見合ったサービスは充分受けられます。
岩盤浴料200円で5種類の岩盤房と汗蒸幕を楽しめることを考えると、かなりお得な岩盤浴施設だと思います。
・冷風房が簡素すぎる
・コミックスなどの設置が無い
・利用者の多さ
※岩盤浴料200円からすると充分すぎる施設の充実度なので、これ以上いろいろ求めるのも違う気がしますが・・・
・料金を考えると充分すぎる充実度
・汗蒸幕で韓国伝統の暑さを体感
・発汗効果十分の岩塩房
※本記事の掲載情報は体験当時(2016年4月18日)のものです。最新の情報は竜泉寺の湯 名古屋守山店[公式サイト] をご確認ください。
■体験者:29歳男性