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岩盤浴とよく似た温浴方法として「溶岩浴」があります。

芸能人のブログやSNSなどでも「溶岩浴に行ってきた!」という、プライベート情報発信がされているのをよく見かけます。

溶岩浴とは溶岩が使われた石床を温め、そのうえで横なって発汗を促す温浴方法や施設を指します。
入浴方法については岩盤浴とほぼ同じです。

岩盤浴との違いは石床に使われている材料
岩盤浴では秋田県玉川温泉の「北投石」をはじめ、「ブラックシリカ」「黄土」「岩塩」などの天然鉱石が使われます。
一方の溶岩浴では、その名の通り「溶岩」が使われています

この溶岩が使われていることによって、岩盤浴との差別化が図られています。

そもそも溶岩って?

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溶岩は、火山の噴火によって火口から地表に出てきた液状のマグマが冷えて固まった岩石のことです。
※固まる前の地表に出てきたマグマも溶岩と表現されます。

マグマが冷えて固まった岩石全体を火成岩といいます。
火成岩のうち、地下深くで固まったものを深成岩、地表および地表近くで固まったものを火山岩といいます。
溶岩は地表に出てから固まってできるので、火山岩に含まれます。

マグマには二酸化ケイ素という成分が含まれています。
二酸化ケイ素の量が多いほど粘性が大きくなり、粘性によって「玄武岩」や「安山岩」「デイサイト」「流紋岩」と区別されます。
溶岩は粘性が高いほどその場で盛り上がった地形を形成し、粘性が低いとなだらかな地形を形成します。

このあたりは、学校の理科の授業で習った記憶がある方もいるかもしれませんね。

溶岩浴の先駆け

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溶岩浴の先駆けとなったのは、株式会社マグマスパジャパンの「富士山溶岩浴(マグマスパ)」といわれています。
マグマスパジャパンは富士山指定地域正式の採石業者から採掘・採石証明書を取得し、富士山の溶岩を優先的に使用することができる企業です。

マグマスパジャパンが展開するマグマスパが富士山の溶岩を使った「富士山溶岩浴」です。
マグマスパジャパンは「マグマスパ」は商標登録しています。
マグマスパジャパンのWebサイトでは「富士山溶岩浴™ [マグマスパ®]」と表記されているため、「富士山溶岩浴=マグマスパ」という位置づけですね。

富士山溶岩浴で溶岩ベッドに使われるプレートは、富士山の地中深くで圧縮された高密度の溶岩石を一枚板で切り出して作られています。
この富士山溶岩プレートが使われているのは、マグマスパジャパンのマグマスパだけと言われています。

富士山溶岩浴の特徴・効果

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マグマスパジャパンの富士山溶岩浴の特徴としては、次の3点があげられます。

1.ミネラル含有量が豊富

富士山の溶岩には30種類以上のミネラルが含まれています。
ミネラルは人間の体を構成する大切な成分。
豊富なミネラルが健康維持を助けます。

2.90%以上の遠赤外線放射率

溶岩は加熱されることで遠赤外線を放射します。
その放射率は90%以上と高い数値をあげており、遠赤外線の効果によって体を内側から温めることができます。

3.バナジウム効果

バナジウムが高濃度に含まれているのが富士山の溶岩でろ過された地下水。
バナジウムは岩盤浴にはない成分で、血糖値や尿酸値の降下が期待されます。

富士山溶岩浴については、マグマスパジャパンの医学顧問による研究によって次のような考察がされています。

・発汗を促進させる
・糖代謝、脂質代謝、肝機能を改善させる
・不安や抑うつを改善し、血圧を安定させる
・肌の水分・油分を改善し、肌のはりやつやを改善する
・肌の色素沈着を改善する
など

参考:医学顧問による研究発表資料

おわりに

溶岩浴はマグマスパジャパン以外の企業でも展開されていて、富士山をはじめ阿蘇山や桜島など各地の溶岩が使用されています
エステティックサロンとしての営業や溶岩ヨガを開催する店舗もあります。

溶岩という「岩(石)」を使っているという意味では、溶岩浴は岩盤浴の仲間にあたるでしょう。

しかしながら、溶岩には岩盤浴にはない成分バナジウムを含んでいるなどの違いも生まれています。
傾向として、溶岩浴は岩盤浴と比べて石床の温度が高い傾向にもあるようです。

溶岩浴を展開する店舗は岩盤浴と比べると少ない傾向にありますが、岩盤浴だけでなく溶岩浴も体験してみると違いが実感できるかもしれませんね。