サウナで「ととのった」!水風呂との交代浴で得られる感覚とは!?
サウナでととのった!
サウナで「ととのう」という言葉を聞いたことはありませんか?
一般的には「ととのう(整う)」というと、「きれいな状態になる」といった意味で使われます。
「整理整頓」や「整った顔立ち」などを連想される方が多いのではないでしょうか。
そこからイメージすると、サウナ内に敷かれているマットがきれいに並んだ状態のことを言うのでは?
なんて思った方がいるかもしれませんね(いないかもしれないですが)。
もちろん、サウナを絡めた「なぞかけ」を思いついたわけでもありません(笑)。
「ととのう」とは、サウナ愛好家の間で使われる表現。
熱いサウナと冷たい水風呂へ交互に入浴(交代浴)することによって爽快感を得られた状態のことを言います。
簡単に言えば、「チョー気持ちいい」ってことです。
ちなみに、「ととのう」という表現を最初に使い始めたのは、アメブロの公式トップブロガーでもあるサウナ愛好家の方だそうです。
サウナトランス
サウナでととのった状態のことは「サウナトランス」とも呼ばれています。
サウナ施設には水風呂がつきもの。
スーパー銭湯などのサウナの近くには必ずといってもよいほど水風呂が用意されていますよね。
水風呂は苦手という方も少なくないですが、サウナトランスになるためには水風呂も重要なポイント。
サウナトランスは、サウナの暑さと水風呂の冷たさに耐えた後に得られる感覚です。
サウナ直後の水風呂は最初は冷たく感じます。
足を付けただけでも「うわっ!」ってなりますよね。
でも、最初の冷たさを我慢すると徐々に冷たさが和らいでいき、水風呂に浸かっていられるようになります。
水風呂から上がったら、ベンチなどの座れる場所を探してリラックス。
このリラックス時に、何かを超越したようなスッキリとした気持ち良さを味わえます。
これがサウナトランスこと、「ととのった」状態なのです。
なお、サウナトランスは、サウナ+水風呂を数セット繰り返すことで感じられる人もいます。
無理は禁物
「ととのう」感覚を得られると気持ちが良いものですが、注意しなければならないこともあります。
サウナと水風呂を交互に行う交代浴は身体に負担がかかるもの。
急激な血圧の変化が起こるため、不快感や吐き気を感じたり、意識が朦朧としてしまうこともあります。
また、脳卒中や心筋梗塞のリスクも高まるといわれています。
そのため、サウナから水風呂へ行く前にはしっかりとかけ湯をして、急激な温度変化を避けることが大切。
また、「サウナ5分+水風呂1分を3クール以内」がサウナの適正使用といわれています。
個人差はあるでしょうが、サウナや水風呂への長時間の入浴や繰り返しの入浴といった、無理な入浴は避けるべきでしょう。
自身の体調が悪いときには、サウナ+水風呂をしない、時間や回数を少なくするといった判断も必要です。
無理をしない程度にサウナでととのってみたいですね。