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岐阜県羽島郡岐南町にある「湯どころ みのり」
2022年3月1日よりリニューアルした日帰り天然温泉です。

リニューアルで岩盤浴とサウナを融合させた岩盤浴エリア「LeLu(レル)」を開設。
音楽で盛り上がる「ミュージックロウリュウサウナ」、セルフロウリュウが体験できる「セルフロウリュウサウナ」、外気浴テラスなど、岩盤浴エリアでありながらサウナ要素も満喫できます。

岩盤浴エリアLeLuについては別記事で紹介していますので、併せてご覧ください。

岩盤浴でサウナが楽しめるほどサウナに力を入れている湯どころ みのり。
当然、岩盤浴だけでなく浴場にあるサウナにも魅力的な要素が満載です。

今回の記事では、湯どころ みのりの男性浴場にあるサウナを紹介していきます。

みのりの浴場サウナ・ロウリュウ

国道21号線岐大バイパス徳田ICの近くに位置する湯どころ みのり。
鉄道駅である名鉄岐南駅からは徒歩約2分です。

店内に入ったらまずは受付。
受付の隣ではサウナハットなどのサウナアイテムの販売がされていました。

浴場は館内の2階にあるので階段を上ります。
1階と2階の間にある踊り場の壁にはサウナ検索サイト「サウナイキタイ」や、サウナラジオ番組「マグ万平ののちほどサウナで」のポスターが貼られており、このあたりにもサウナへの力の入れ具合が感じられました。

2階へ上がり、脱衣所で服を脱いで浴場へ。

男性浴場内に存在するサウナは2種類
1つは高温サウナ、もう1つはフィンランドサウナプラスです。

浴場内へ入って右手側にあるのが高温サウナ
腰掛が5段あるタワーサウナです。

腰掛の向かいにはテレビ。
テレビの上には温度計と十二分計が並んで付けられています。
温度計を見ると、室内の温度は約90℃でした。

ちなみに、温度計の位置は最上段に座った高さよりも低い位置にあるので、5段目の温度はもう少し高いかもしれません。

テレビなどの右横には大きな熱炉があります。
この熱炉には1分おきにオートロウリュウが行われているよう。
定期的にジューっとサウナストーンに水が注がれている音がしていました。

短い間隔でロウリュウが行われていることもあって、サウナ室内の湿度はそこそこに保たれている印象。
一般的なドライサウナよりも湿度は高めだと思います。

そのほか、入り口付近にはサウナマット置き場があり、サウナ利用者は用意されているマットを使うことができます。
また、水分補給で大切な水飲み場もサウナ近くにあります。

そんな高温サウナのすぐ横にあるのが2種類の水風呂

1つは温度が約19℃の涼水風呂。
水深は60センチです。

もう1つが約12.5℃の冷水風呂。
こちらは水深90センチです。

水温の異なる水風呂が用意されているので、自分の好みや体調に合わせて入る水風呂を変えたり、まずは涼水風呂で体を慣らしてから冷水風呂に行くといった利用もできます。

さて、もう1つのサウナであるフィンランドサウナプラスは露天風呂エリアにあります。

屋内浴場から露天風呂エリアに出て左手側に木製の入り口があり、その中が2段の腰掛があるサウナになっています。

サウナ内の収容人数は上段4人、下段2人までの比較的小型サイズ。
奥に熱炉があります。

室内の壁には温度計が付いており、約90℃を示していました。
ちなみに、入り口外側にはサウナマットの用意もあります。

このフィンランドサウナプラスの特徴はセルフロウリュウができることです。
室内の熱炉脇には蛇口があり、桶、柄杓、ヴィヒタが置かれています。
壁にはセルフロウリュウのやり方やマナーの掲示も。

そして、セルフロウリュウ時に使用できる謎のボタンが1つ。

このボタンは追い蒸しボタンといい、熱炉に水を入れた後に押します。
ボタンを押すと熱炉近くの赤い照明が灯り、熱炉上の送風機からゴーっと風が出て、室内の空気を循環させます。
これにより、急速に体感温度が上昇。
熱炉に水をかけただけよりも、熱さを体感できます。
追い蒸しボタンによる送風は1分ほどです。

フィンランドサウナプラスの目の前には天然地下水かけ流し水風呂が設けられています。
バイブラでブクブクと水面が泡立つ水風呂です。

屋内の水風呂と異なり水温の表示が無かったので水温はわかりませんが、入ってみたた感想としては、そこまで冷たくはない印象。
意外と浸かりやすいように思いました。

外気浴で利用したいのが露天風呂エリアにあるととのい足湯
ととのい用のイスが用意された足湯です。
温かい足湯に踝より下を湯に浸かりながら、体は外の風にあたってリラックスできます。

足湯以外にも浴場内各所にはイスが置かれていました。

必見サウナは勇気をもって満喫体験!

湯どころ みのりで体験できる男性浴場サウナを紹介してきました。

スーパー銭湯は比較的夕方以降に利用者が多くなるイメージがありますが、筆者が足を運んだ土曜日の昼間でも結構な数の利用者がいました。
サウナの利用者も多く、人気の高さが窺えました。

その人気の一端は、ロウリュウをできる複数のサウナが設けられていることにあるでしょう。

比較的広々とした高温サウナではオートロウリュウ、小型のフィンランドサウナプラスではセルフロウリュウと、異なるサウナ空間でスタイルの違うロウリュウを体験できるのは魅力です。

また、水風呂が3種類用意されているので、サウナと水風呂の組み合わせを色々と試してみるのも楽しいと思います。

なお、サウナを満喫するためには多少の勇気が必要な印象を受けました。
その理由はフィンランドサウナプラスのセルフロウリュウ。

セルフロウリュウの際には、他の利用者にロウリュウの許可を得ることがマナーです。
室内に自分1人しかいなければ気兼ねなくセルフロウリュウをできるのですが、なかなか都合よくはいかないもの。
筆者がサウナを味わった時は利用者が多く、フィンランドサウナプラス内で自分1人しかいないシチュエーションがありませんでした。

その場に偶然居合わせた赤の他人に対して、声をかける事を躊躇う人は少なくないでしょう。
室内にいる人が牽制しあっているような空気感が流れることもありますよね(笑)。
「ロウリュウいいですか?」と自発的に周りに確認できる人は凄いなぁと個人的には思います。

セルフロウリュウは自分で水をかけることも醍醐味の1つ
他の利用者が動いたことでロウリュウ自体を味わうことはできたとしても、自分自身が動かないと100%のセルフロウリュウは味わえません。
共用のサウナを満喫するためには、周りに気を遣いつつも自己主張する勇気が必要だと感じます。

このように感じたのは、湯どころ みのりのサウナ設備がとても魅力的であったことが大きいでしょう。
魅力があるからこそ、100%満喫したいと思うものですよね。

さて、そんな満足度の高い浴場サウナが満喫できる湯どころ みのり。
先述した通り、浴場サウナだけでなく岩盤浴エリアでもサウナを楽しめます。
岩盤浴エリアのサウナは岩盤浴着着用で体験するため、男女で一緒に楽しめるなど浴場サウナにはない魅力もあるんですよ。

気になる方は湯どころ みのりへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

※本記事の掲載情報は体験当時(2022年3月12日時点)のものです。最新の情報は湯どころ みのり[公式サイト] をご確認ください。

■体験者:35歳男性