岩盤浴のダイエット効果とは?

岩盤浴にはダイエット効果があるといわれており、各店舗のウェブサイト等に期待される効果として紹介されていることは珍しくありません。

岩盤浴にダイエット効果があるといわれる大きな理由は、代謝がよくなって脂肪を燃焼しやすい体質になるから。

岩盤浴は熱せられた岩盤の上で横になる活動です。
温かい岩盤の上で横になっていると、遠赤外線の効果により体の芯から温まっていきます。

体が温まると体内の各内臓器官の動きがよくなり、血液の流れも促進されて体内の各所へ酸素が供給されやすくなります。
体内の各組織に酸素が行き渡ることで、さらに各組織の活動が活発になります。
これにより、基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすい状態になるのです。

ちなみに、基礎代謝とは何もせずじっとしていても消費されるエネルギーのこと。
基礎代謝量が増えると消費されるエネルギーも多くなる(燃焼される脂肪も多くなる)ため、太りにくく痩せやすいのです。

基礎代謝量の多い体になると、ウォーキングやジョギング、エアロビクスといった有酸素運動による脂肪燃焼の効果が高まります。

知っておきたい!「モラルライセンシング」

唐突ですが、「モラルライセンシング」という言葉を知っていますか?

モラルライセンシングとは「良いことをすると悪いことをしたくなる」心理のことです。

例えば・・・

日中に勉強を頑張ったのだから、ちょっとくらい夜更かしして遊んでもいいよね
誕生日会で友達を祝っているのだから、豪華な食事を楽しんでいいよね
高いバッグの購入を我慢したのだから、ちょっと安めのバッグくらい買ってもいいよね

自分が行った「良いこと(正しいこと)」を理由として、自分にとって「悪いこと(正しくないこと)」をしようと考えて実行してしまうことがモラルライセンシングなのです。

特に目標を達成するために自分に我慢を強いている人は要注意

受験生が勉強を頑張ったこと理由に夜更かしして遊んでしまったら、翌日の勉強に支障が出る可能性が高いです。
ダイエット中の人が豪華な食事を楽しんだら、摂取すべきカロリーよりも多いカロリーを摂取することになるでしょう。
単純に新しいバッグを購入したいだけなら、高いバッグを我慢して安いバッグを購入したとしても節約中の人にとっては出費にかわりありません。

でも、良いこと・正しいことをしたという認識があると、我慢していることを少しくらいやってもいいのでは?という心理状態になってしまうのです。

岩盤浴ダイエットに潜むモラルライセンシング

モラルライセンシングを岩盤浴ダイエットに当てはめると、次のようなケースが考えられます。


岩盤浴でたくさん汗をかいたから、いつもよりたくさん食べちゃおう。
岩盤浴でたくさん汗をかいたから、運動はさぼってもいいよね。

岩盤浴直後にこのように思ったことがある方いませんか?

岩盤浴は、浴後に体重が少なく計測されることが珍しくありません。
岩盤浴は大量の汗をかくため、体内から失われた水分の重さだけ少なく計測される傾向にあります。

ダイエット中の身としては体重が減っていれば嬉しく感じるもの。
でも、だからといって体内の水分が失われて体重が減っている状態をダイエットに成功していると考えてはいけませんね。

このような理屈を知らないと、岩盤浴後に体重が少し軽くなっていたことでダイエット効果が得られたと思ってしまうかもしれません。

そして、「岩盤浴をしてダイエット効果が得られた」から「いつもよりたくさん食べちゃおう」といった心理になるのです。
モラルライセンシングですね。

岩盤浴がダイエットに効果があるといわれる大きな理由は、代謝がよくなって脂肪を燃焼しやすい体質になることです。
1度の岩盤浴自体が大きなダイエットになるわけではありませんし、運動などと組み合わせることでより大きな効果を発揮するものです。
「岩盤浴だけ」をする場合には、浴後にたくさん食べてよいわけでも、運動しなくてもよいわけでもありません。

「岩盤浴に行った」という事実があると、頑張ってダイエット活動をしている気になってしまいがち。
岩盤浴をしたことで満足して誘惑や欲求に負けてしまわないようにしたいですね。