サウナの魅力やブームを通しての変化がわかる!『サ道 ととのいの果てに』【書籍紹介】

盛り上がりを見せているサウナブーム。
2021年には新語・流行語大賞にサウナ用語「ととのう」がノミネートされたことからも、大きなムーブメントが起きていたことを表しています。
※ととのう:サウナ・水風呂・外気浴を1セットとしたルーティンを繰り返すことによって得られる快感を表す言葉
さて、昨今のサウナブームの火付け役として大きな役割を担っていたのは『サ道』でしょう。
テレビ東京系で2019年と2021年に1クールドラマとして放送された『サ道』。
※それ以外に単発のスペシャルあり
主人公が全国各地のサウナ施設を巡り、サウナを楽しむ様子が描かれたドラマでした。
このドラマ『サ道』のもととなっているのが、漫画家のタナカカツキ氏の著書である『サ道』です。
『サ道』は2009年からウェブマガジンで連載、2011年に書籍化されたイラスト付きエッセイ。
2015年からはマンガ版である『マンガ サ道〜マンガで読むサウナ道〜』がスタートし、コミックスも発売されています。
直近のサウナブームで『サ道』のことを知った方にとって、『サ道』に10年以上の歴史があったことは意外なのではないでしょうか?
そこで今回は、『サ道』の歴史を垣間見ることができる書籍を紹介します。
『サ道 ととのいの果てに』
2022年2月に刊行された『サ道 ととのいの果てに』。
一般書サイズのイラスト付きのエッセイで、著者はタナカカツキ氏です。
この本を読むと、タナカカツキ氏の活動を通してサ道の歴史を知ることができます。
もともとはサウナがあまり好きではなかったタナカカツキ氏。
スポーツジムきっかけでサウナにハマり、エッセイ形式のサ道の連載がスタートします。
この本の中では、連載や書籍化にあたってのエピソードも。
なぜサ道というタイトルになったのか?
サウナトランスの表現が生まれた経緯。
書籍の表紙のデザインの理由。
私たちが何気なく目を通している書籍には、著者や出版サイドによる様々な工夫が凝らされていることが窺えました。
2013年、タナカカツキ氏は日本サウナ・スパ協会から任命されサウナ大使に。
任命された当初は大使の特権が周知されていなくて混乱もあったようですが、肩書を得たことで様々なメリットを得られたそうです。
2015年になるとマンガの連載がスタート。
そして、2019年のテレビドラマ化へと繋がっていきます。
今のサウナブームに大きな影響を与えているサ道。
連載がスタートして以降、日本のサウナ界には様々な変化が起きています。
サ道やタナカカツキ氏のことだけでなく、サウナを取り巻く環境についても知ることができるのがこの本の特徴です。
ととのう、熱波師(アウフギーサー)、ウィスキングなど、10年程前には一般的には耳にすることもなかったサウナ用語にもフォーカスが当てられています。
サウナブランドも増えていたり、日本サウナ祭りというイベントも行われるようになりました。
ブームにより新しい店舗ができる一方で、閉店するサウナも存在します。
そして、2022年も続く新型コロナウィルスの流行がサウナ界に与えた影響も少なくはありません。
この本を読めば、サ道の歩みとともに、ここ10年ほどの日本のサウナ界の変化についてもわかるのです。
『サ道 ととのいの果てに』では、ここまで挙げた以外にも面白い話を読むことができます。
タナカカツキ氏のサウナ観がふんだんに盛り込まれているのです。
日々のルーティン、創作活動への影響、日本のサウナが抱える課題なども読み応えがありました。
タナカカツキ氏の仕事の取り組み方についても触れられているので、ビジネスパーソンが読むと参考になる部分もあるかと思います。
また、タナカカツキ氏が過去の海外のサ旅(サウナ旅)での体験も書かれています。
新型コロナウィルスの流行によって、海外旅行が以前よりかなり制限されている昨今。
海外はしばらくご無沙汰という人がほとんどでしょう。
この本を読んで、少しでも海外のサウナ気分を味わえるとよいかと思います。
ただ、中にはかなりハードそうなサウナ体験もありましたが(笑)。
ということで、『サ道 ととのいの果てに』を紹介していきました。
サ道やサウナの魅力がたくさん詰まった『サ道 ととのいの果てに』。
興味のある方はチェックしてみてください。