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岩盤浴の休憩エリアでは、本棚が設置され休憩中に読書をできる店舗が増えています。
とくにスーパー銭湯の岩盤浴エリアなどでは数千冊以上の本が用意されており、その多くがマンガであることも。

岩盤浴の休憩所でマンガを読む人の姿は珍しくありません。
また、店舗によっては岩盤浴室への本の持ち込みをOKしていることもあり、そのような店舗では岩盤浴をしながらマンガを読んでいる人も少なくありません。

岩盤浴が、好きな作品、興味があった作品、メディアミックスが行われた作品などに目を通す機会になっている部分はあるのではないでしょうか。

筆者も休憩中にはマンガを読む岩盤浴利用者の一人で、岩盤浴×マンガが娯楽の1つのスタイル
読んだことのない作品と岩盤浴を通して出会えることを楽しみにしています。

ということで今回の記事では、岩盤浴でマンガを楽しまれている方への情報共有の意味も兼ねて、筆者が岩盤浴で読んだ作品を紹介します。
紹介するのは「テルマエ・ロマエ」です。

テルマエ・ロマエの概要

テルマエ・ロマエは月刊誌「コミックビーム」で2008年2月号~2013年4月号まで掲載されていた作品です。
コミックスは全6巻

2012年と2014年には阿部寛さんや上戸彩さんらを起用した実写映画化もされています。

テルマエ・ロマエは古代ローマの建築技師・ルシウスが日本のお風呂文化を古代ローマへ持ち込む物語です。

皇帝であるハドリアヌスをはじめとする古代ローマの人々から浴場に関する様々な課題を与えられる度に、ルシウスはお湯を通して古代ローマから現代日本へタイムスリップ。
日本で得た情報を古代ローマへ持ち帰って実践し、ローマのお風呂文化に大きな影響を与えていきます。

また、物語の後半でルシウスは、日本の温泉街でラテン語の話せる女性・小達さつきと出会い、古代ローマと現代日本の時代を超えた人間関係・恋愛模様も描かれています。

ここがポイント

岩盤浴はスーパー銭湯内に設けられていることも多く、お風呂も岩盤浴も両方とも好きな人は少なくないでしょう。
どちらも温浴という共通点があるため親和性は高いですよね。

テルマエ・ロマエには現代の日本のお風呂文化を作中の様々な描写から知ることができます。
古代ローマのお風呂文化の描写もあります。
加えて、コミックスには各話間にあるコラムでは歴史的な資料を基にした古代ローマの情報や、海外在住である作者・ヤマザキマリさんの体験なども掲載。
隅々まで目を通すと、得られる情報は多い印象です。

また、岩盤浴に関係するストーリーも作中に登場します。
腰を痛めたルシウスがタイムスリップでやってきたのは日本のとある湯治場。
そこでルシウスは、地熱によって温められた岩の上で寝転がって腰を癒す体験をすることになります。

地熱で温められた岩盤の上で寝転がる湯治方法は、岩盤浴のルーツといわれているんですよ。

店舗紹介

筆者がテルマエ・ロマエを読んだのは岐阜県大垣市にあるコロナの湯大垣店
商業施設・イオンタウン大垣の中にあるコロナワールドの温浴施設です。

広い駐車場があるので車で訪れやすく、また、大垣駅からはシャトルバスも出ています。

コロナの湯大垣店では、天然温泉のお風呂のほか、岩盤浴着を着て利用する天然溶岩サウナ「健美効炉」岩盤浴「サロンスパジアム」といったエリアも備わっています。

「健美効炉」は2基のトロッコ型熱炉によって高温温められた広々とした空間。
枕やベンチやシートなどが用意されており、利用者は温められた空間の中で好きな体勢で過ごすことができます。
健美効炉の奥には空間を共有する岩盤浴エリアも備わっています。

「サロンスパジアム」は8つほどの岩盤ベッドが設置された岩盤浴室。
健美効炉と比べると湿度が高めになっています。
※2021年3月現在はコロナ禍ということもあって、利用可能な岩盤ベッドが制限されています。

ちなみに、健美効炉とサロンスパジアムはそれぞれに休憩エリアが用意されマンガも設置されています。
設置されているマンガのタイトルは一部の作品を除いて異なっています。
健美効炉とサロンスパジアムはフロアが違うため少し距離がありますが、目当てのタイトルが見当たらない場合は、もう片方の休憩エリアをチェックしてみるのもいいかもしれませんよ。
※サロンスパジアムは中学生以上からの利用可能なエリアです

※本記事の掲載情報は体験当時(2021年3月7日時点)のものです。最新の情報は天然温泉コロナの湯 大垣店[公式サイト] をご確認ください。

■体験者:34歳男性