サウナブームといわれる昨今。
テレビではサウナドラマが放送され、動画サイトにもサウナ動画が多く投稿されるようになり、サウナ関連書籍の出版も増えてきます。
サウナ⇒水風呂⇒外気浴を繰り返すことで得られる気持ちよさを表した「ととのう」というワードも、だいぶ知られるようになってきましたよね。

サウナブームの一方で、近年日本で注目されてるものの1つにDIYがあります。
DIYとは「Do It Yourself」の略で、「素人が自分で何かを作る・やってみる」ことを意味します。
DIYと一口にいってもジャンルは様々ですが、日曜大工的な内容が特に注目されており、テレビ番組で芸能人が家のリフォームに挑戦する企画が放送されていることも。

そんな近年のブームである「サウナ」と「DIY」。
サウナもDIYもどちらも興味を持っている方も少なくないでしょう。

そんなあなたに朗報です。
この2つの要素を掛け合わせた書籍が発売されていました。

それは『Sauna Builder DIYでサウナを作る本』です。

Sauna Builder DIYでサウナを作る本

『Sauna Builder DIYでサウナを作る本』(以下、Sauna Builderと表記)は株式会社ワン・パブリッシングが発行するムック雑誌です。
定期刊行されているDIYライフマガジン『ドゥーパ!』の特別編集版の位置付けで、DIY専門誌がサウナにスポットをあてたかたちになります。

本の内容は4つのチャプターが中心。

チャプター1では、6つのDIYサウナが取り上げられています。
個人がDIYで作ったサウナの外観内観、構造、製作費、製作期間、こだわりなどを掲載。
サウナを自作するほどのサウナ好きが、どのようにオリジナルのサウナを楽しんでいるのかも垣間見れます。

チャプター2は、編集部が実践したDIYサウナ小屋の製作リポート
設計、道具の準備、資材の準備、製作といったサウナをDIYするにあたり必要な過程や、断熱や給排気など考慮すべき構造が写真やイラスト付きで紹介されています。
火災防止のためにおさえておきたい薪ストーブや薪についての解説も。

チャプター3のテーマはサウナテント
編集部が実践したサウナテントの製作リポートが、チャプター2と同じように紹介されています。
また、DIYサウナーが作ったサウナテントの紹介や、サウナテントのルールやマナーの解説も。

チャプター4は「もっと楽しく」ということで、サウナツールを中心にスポットが当てられています。
サウナハットやヴィヒタ、ストーンバスケットの作り方、サウナストーンとして使える石の検証などが掲載されています。
溶接などを行う鉄工DIYの道具や基本の紹介も。

その他、巻末特集として小屋作りにおける基本テクニックも掲載されています。

本誌内の冒頭でも断り書きがされていましたが、この本には温浴施設の情報やサウナの健康効果、サウナ好き有名人のインタビューといった一般のサウナ雑誌に載っている内容はありません。
まさにDIYサウナのみに主眼を当てた書籍となっています。

いつかは自分だけのサウナを手に入れたい

2021年10月現在、サウナブームの一方で新型コロナウィルスの流行は未だ終息していません。

スーパー銭湯などの公衆サウナでは、黙浴(会話を極力控え、黙って入浴すること)や間隔を開けて座ることが推奨され、時には入場制限がかかることも。
サウナブームによって利用者が増加傾向にある反面、コロナ禍以前と比べてサウナをするにあたっての制約は多くなっています。

そういう意味で、不特定多数が利用する公衆のサウナは、以前よりも楽しみづらくなっている部分があるでしょう。

自分だけのサウナがあれば、公衆サウナでは発生する制約は無くなります
利用者は自分や家族などごく一部の人のみ。
プライベートな空間のため、会話を控えたり密を避ける必要性は低く、混雑による入場制限もありません。

DIYでサウナを作ることができれば、コロナ禍によって生じる問題をクリアしてサウナを楽しめますよね。

ちなみに、ソロサウナ施設が近年は登場していますし、ホテルによってはサウナが備え付けられている部屋もあります。
密を避けたり、他者を気にせずに利用できる点は、そういった施設・サービスを利用することで解決されるかもしれません。
ただ、サウナブームによって利用者が増えると予約が取りづらくなるなどのデメリットは発生します。

自分だけのためのサウナはあれば、そのあたりの問題もなくなります。
更には、自分の好きなようにできるため、自分にとって快適な環境を整えることも可能です。

もちろん、サウナをDIYするには、一定のお金や時間が必要。
しかしながら、Sauna Builderを読んで「思っていたよりも費用や時間がかからない」と感じました。

すぐに実践できるかどうかは別として、「いつかは自分だけのサウナを!」と夢を膨らませるには十分だった気がします。