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日本ではお湯を溜めた浴槽に浸かって入浴する文化がありますよね。
湯船に浸かって体を温め、湯船から出たら体を洗う。
この「お風呂に入る」という行為は、多くの日本人が習慣的に行っていることでしょう。

でも、「お風呂に入る」は考えてみると意外と手間がかかり、ハードルが高い面があります。
自宅のお風呂だと浴槽を洗ったり、お湯を張ったり、入浴後は栓を抜いたりする必要があります。
銭湯などの温浴施設を利用する場合は、足を運ぶ手間が発生します。
また、体を清潔にするだけであれば、湯船に浸かる必要はなく、シャワーだけでも十分だったりします。

そのため、忙しい時や疲れている時、他のことに時間を割きたい時などは、今日はお風呂はパスすることも決して珍しくはないと思います。
お風呂に入ることは、あまり優先順位が高くなかったりもするんですよね。

とはいえ、お風呂そのものや日本の入浴文化には様々な魅力があるもの。
お風呂に入るのは、なんだかんだ良いものです。

そこで今回は、読んだらお風呂に入りたくなるマンガを3作品紹介します。

テルマエ・ロマエ

実写映画化もされた有名お風呂コメディマンガ『テルマエ・ロマエ』
現代の日本にタイムスリップした古代ローマの建築技師・ルシウスが、日本の入浴文化を古代ローマに持ち帰って入浴文化の発展に繋げていく物語です。

この作品がお風呂に入りたくなる理由は、日本の入浴文化を再認識できるから。
作中では、日本の入浴文化に衝撃を受けるルシウスの姿が度々描かれます。
私たちにとっては特に珍しくはないことでも、異なる世界で暮らす人にとっては新鮮な発見になるわけですね。

作品を通してそうした場面に触れると、改めて日本のお風呂っていいなぁと感じます。

まるゆの湯

お風呂好きのOL・「まるゆ」こと丸山ゆう子の生活が描かれた『まるゆの湯』
日々の生活の自宅や銭湯、スーパー銭湯、時には野湯まで様々な場所のお風呂時間を楽しみます。

この作品がお風呂に入りたくなる理由は、より良いお風呂時間を過ごすためのヒントが得られるから。
作中では、まるゆなりのお風呂の楽しみ方が描かれています。
入り方やアイテムをはじめお風呂に関連する情報がたくさん登場するので、参考になる部分が多いです。

まるゆの前向きな性格も相まって、読むと積極的にお風呂に入りたくなる気分になると思います。

さうのあっ!

お風呂が苦手な女子高生・景山こかげがサウナ三昧の日々を描いた『さうのあっ!』
フィンランドからの留学生との出会いをきっかけに、サウナオタク、実家がスーパー銭湯といったサウナ好き女子メンバーに囲まれたこかげは、嫌々ながらもお風呂やサウナを楽しむ生活を送ります。

この作品がお風呂に入りたくなる理由は、お風呂が苦手な主人公が嫌々ながらもお風呂やサウナに入り、その生活を楽しんでいるところです。
お風呂の時間を惜しむほどPCゲームが大好きのこかげは、半ば強制的な形で誘われてお風呂やサウナに入るのですが、入ってみたらお風呂やサウナの効果を実感。
お風呂やサウナをパスしがちな人が読むと、今日はお風呂やサウナに入ってみようという気分になるのではないでしょうか。

ちなみに、作品のタイトルにもなっている言葉である「サウノア」は、フィンランド語で「サウナに入る事」を意味する動詞だそうです。