おいでんの湯(愛知県豊田市)の岩盤浴「さうな広場」でアウフグースやナノミスト雲海を体験
愛知県豊田市にある豊田挙母温泉 おいでんの湯。
お風呂やサウナ、岩盤浴、食事処、ボディケアなどが用意されたスーパー銭湯です。
おいでんの湯では、2023年12月に館内の3階にある岩盤浴エリアのリニューアルが行われました。
リニューアルを機にエリアは「さうな広場」という名称に。
さうな広場内には引き続き岩盤浴室は設けられていますが、名称からも「サウナ」に焦点が当てられていることが窺えます。
筆者は2016年においでんの湯の岩盤浴を利用したことがあり、当時は2つの岩盤浴室とクールルームがあるエリアとなっていました。
それが2023年のリニューアルによって、どのようなエリアに変貌を遂げたのか?
リニューアルから半年以上が経過したタイミングではありますが、久しぶりにおいでんの湯に足を運び、さうな広場を体験してきました。
今回の記事では、おいでんの湯をさうな広場を中心に取り上げていきます。
※本記事は2024年8月17日の豊田挙母温泉 おいでんの湯の体験をもとに作成しています。
おいでんの湯のシステム
駐車場を完備するおいでんの湯。
車で訪れやすいです。
また、愛知環状鉄道「新上挙母」駅から徒歩5分と、公共交通機関でのアクセスも良い場所にあります。
館内に入ったら、まずは靴を靴箱のロッカーへ。
靴箱ロッカーのキーはバーコード付きのリストバンドになっています。
受付へ向かい、受付で入館手続き。
さうな広場利用の場合はその旨を伝えることになります。
受付を終えたら、受付すぐの棚から自分に合うサイズの岩盤浴着セットを選んで持っていきます。
ちなみに、館内の有料サービスはリストバンドのバーコードで処理され、退館時に一括精算するシステム。
退館時は受付で精算を行い、発行される退館チケットのQRコードを使って退場ゲートを通ります。
岩盤浴着セットの中身は、岩盤浴着、大判タオル、フェイスタオル。
岩盤浴着は男性が上が緑で下が濃いグレイ、女性は上が紫で下は濃いグレイ。
腹部の位置にはポケットがついています。
さて、岩盤浴着に着替えるために館内2階へ。
館内の2階には脱衣所や浴場があります。
そして、さらにもう1フロア上に上がって、3階がさうな広場です。
おいでんの湯のさうな広場
館内3階に上がり、短い通路を抜けるとさうな広場。
休憩スペースには、リクライニングのデッキチェアやロフト状の半個室巣ごもりスペース、円形に囲われたシートなどがあります。
チェア、巣箱ともに一部女性専用あり。
また、テラスに出られるようになっていて、テラス側にもイスやデッキチェアが並びます。
休憩スペース内には本棚があり、マンガや雑誌を約2000冊用意。
休憩中に自由に読むことができます。
休憩スペースを起点に、3つの空間が設けられているさうな広場。
1つ目の空間がれいきの部屋。
壁が鏡張りになったクールルームです。
室内には丸椅子が5つ設置されていました。
2つ目の空間ががんばんの部屋。
この部屋が岩盤浴室です。
室内に入って、左手側に6床、右手側に7床の計13の岩盤床があります。
各岩盤床にはスポンジ枕を設置。
室内の入り口外側にデジタル温度表示あり、温度は約59.5℃と表示されていました。
がんばんの部屋では1日4回、ナノミスト雲海というイベントが実施されます。
ナノミスト雲海の時間になると、音声アナウンスが流れた後、室内奥の壁にある丸い装置から白いミストが室内に入ってきます。
しばらくするとミストが室内に広がり、まるで雲の中にいるような状態に。
ピーク時は床に座った状態でも頭より上の高さまでミストに覆われていました。
イベント中は室内の照明がイベント用に変わり、より幻想的な空間に。
約12分ほどでイベント終了のアナウンス。
アナウンス後もしばらくミストで覆われた状態は続きますが、数分ほど経過すると、だいぶミストが少なくなります。
ミストにより湿度が高くなるため、意外と体感温度はあがる印象。
汗も結構かいた感覚がありましたが、ミストで付着した水分もあると思います。
ちなみに、真っ白な視界の中にいるため、閉塞感、圧迫感を感じる場合もありそうなので、苦手な方はいるかもしれません。
3つ目の空間がろうりゅの部屋。
着衣型のサウナ室です。
室内は入り口から見て左右の壁際が曲線を描いた腰掛となっており、その一部は2段となっています。
左右の壁の腰掛の形は非対称。
目算でトータル30人ほどが座れそうです。
入口側の壁には十二分計が設置されています。
また、入り口近くには利用者が自由に使えるアウフグース用タオルが用意されていて、熱波師気分でタオルを振ってみることができます。
入口から見て奥側の壁際にはロウリュが可能なサウナストーブが設置されています。
入り口外側にデジタル温度表示があり 温度は約70℃を示していました。
ろうりゅの部屋では1日3回、アウフグースイベントが開催されます。
筆者が体験した回では、大きなうちわとタオルを持ったスタッフさんが時間になると入室。
アウフグースの説明を行った後、ストーブにアロマ水をかけて、室内に蒸気を発生させます。
イベント中のアロマ水投入は計3回。
1回目のアロマ水投入後は、スタッフさんが大きなうちわでイベント参加者を1人3回ずつ扇いでいきます。
2回目のアロマ水投入後は、タオルを使ってイベント参加者を1人3回ずつ。
3回目のアロマ水投入後は、タオルで各参加者の希望の数だけ(10回以内)扇ぐかたちでした。
3回のアロマ水投入+扇ぎが終わったら、イベント終了です。
岩盤浴もサウナも楽しめる
リニューアルによって「さうな広場」となった、おいでんの湯の岩盤浴エリア。
体験した感想としては、岩盤浴もサウナも両方楽しめる空間となっていた印象です。
がんばんの部屋は同時に10名以上の利用者が岩盤浴をできます。
更にはナノミスト雲海という特徴的なイベントも行われるので、通常の岩盤浴にプラスアルファの体験を味わえることも良かったです。
筆者が訪れた際にはナノミスト雲海のイベントでは室内が満席となっていたので、注目度の高さを感じました。
ろうりゅの部屋は曲線型の腰掛がオシャレ。
また、空間内は広々としていて、中央部分のスペースにゆとりがある造りとなっていたことも印象的。
おそらく、アウフグースイベントを行うことを前提として設計されているのだと思います。
ダイナミックな動きのアウフギーサーの方でもパフォーマンスを行いやすい空間になっていることを想像させました。
室内温度による発汗はもちろんですが、アウフグース用タオルが用意されていたり、アウフグースが開催されたりと、楽しみは多いです。
岩盤浴もサウナも楽しみたい人は注目でしょう。
興味を持たれた方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
補足になりますが、おいでんの湯の館内にはおいでんの湯オリジナルステッカーのガチャガチャが設置されていました(1回200円)。
オリジナルステッカーの中には、おいでんの湯所属のアウフギーサーの方やさうな広場内の空間を描いたものも含まれているので、興味のある方はステッカーのガチャガチャを回してみるのも面白いかと思います。
※本記事の掲載情報は体験当時(2024年8月17日時点)のものです。最新の情報は豊田挙母温泉 おいでんの湯[公式サイト] をご確認ください。