湯の華アイランド 湯の華温泉の岩盤スパゾート「発汗洞」を体験しました(後編)
可児市のスパリゾート・湯の華アイランド
湯の華アイランド 湯の華温泉の岩盤スパゾート「発汗洞」を体験しました。
湯の華アイランド 湯の華温泉は岐阜県の可児市にあるスパリゾートです。
この記事は湯の華温泉の体験記事の後編です。
前回の記事では、駐車場や券売機、そして1Fの屋外岩盤ドームスパについて紹介しました。
本記事では、休憩スペースや残りの岩盤エリアの体験をお伝えします。
充実の休憩スペース
脱衣所やドームスパのある1Fから、階段を上って2Fへ移動。
階段を上ったところで最初に目につくのは健康器具。
ペダルをこぐ器具や、体を振動させる器具が設置されていて、自由に使うことができます。
階段を上がって右手側には岩盤スパの利用者なら無料で利用できる休憩スペースが。
この休憩スペースの設備が充実しています。
「ゆっくり処」という部屋は、テレビ付きのリクライニングチェアが並べられた大ホール。
チェアにテレビが付いているため、一人一人が好きなテレビ番組を楽しむことができます。
「コロコロ」という部屋は、30,000冊のコミックスと24台のインターネット用のパソコンが用意されています。
1人用に区切られたデスクテーブルのイスに腰掛けて、読書やネットサーフィンを楽しめます。
また、奥には座敷もあるので寝転がることもできます。
ゆっくり処とコロコロともに多くの人が利用していました。
また、ゆっくり処とコロコロを挟んでいる通路のスペースには、雑誌や新聞が置いてあり、脇にはベンチがあります。
この通路のベンチに座って読書をしている方も結構みえました。
この休憩スペースだけでも、長い時間滞在できてしまう環境だと思います。
日本最大級の岩盤スパ
階段から休憩スペースとは別方向に進むとたどり着くのが、日本最大級の岩盤スパと称される岩盤浴エリア。
8種類の岩盤スパと広い休憩エリアがあります。
休憩エリアは、1Fのドームスパエリアと同様に南国をイメージした空間となっています。
用意されている簡易ベッドはいくつか種類があり、ドームスパエリアにあったハンモックもありました。
窓側の壁の上部にはテレビが複数台設置されていて、様々なチャンネルが流されています。
窓は大きなガラスになっているため、外の景色も一望できます。
この岩盤エリアの入り口から一番近くにあるのが、「ブラックゲルマ・七宝石・天照石・玉石・木紋石洞」。
女性専用の岩盤洞です。
室外の温度表示では60度台前半辺りを示し、湿度計は55%ほどを指していました。
また、みかんの薬効があるとの掲示もありました。
隣が「岩塩・ラジウム洞」。
60度台中盤の室温の岩盤洞です。
中にあるのは、板状の岩盤ベッドと砂利状の岩盤ベッドの2種類。
2つのベッドでは異なる枕が使われていて、板床はスポンジの枕、砂利床は蒲鉾型の木の枕でした。
砂利に使われていた岩塩は、1つ1つが結構大きめのサイズになっていました。
そのため、寝心地はゴツゴツした感じがしました。
その隣が「七宝石・トルマリン・アメジスト洞」。
50度台後半から60度台の室温の岩盤洞です。
湿度計は50%ほどで、みかんの薬効がアルトの掲示がありました。
中にあるのは、板状の岩盤ベッドと砂利状の岩盤ベッドの2種類。
板状ベッドには固定された石枕が、砂利状ベッドには蒲鉾型の木の枕が使われていました。
壁の一部がアメジストになっていて、アメジストの紫色が少し幻想的な雰囲気を出していました。
その隣には「黄土・七宝石洞」。
室温は60度台前半、湿度は30度ほどの岩盤洞です。
掲示にはよもぎの薬効とありました。
この洞内にあるのも板状と砂利状の2種類の岩盤ベッド。
板状ベッドにはスポンジ枕が、砂利状ベッドには蒲鉾型の木の枕が使われていました。
クールダウンに使われるのが「ペンギン洞」。
10度台前半ほどの室温の洞です。
演出なのか自然なのかわかりませんが室内の管に霜が大量に付着していて、涼しい雰囲気を出していました。
2F岩盤エリアの一番奥にあるのが「スミ・松・白樺・酸素洞」。
掲示によると、酸素ボンベによって他の部屋より2.5倍ほど多い酸素量になっている洞とのことです。
洞内の壁に使われている木材によって、岩盤浴とは違った空間が演出されていました。
2F岩盤エリアの奥には階段があり、3Fの岩盤エリアへと続いています。
3Fの岩盤エリアは2Fとは趣が少し異なっています。
3Fにあるのは「岩塩・セラミック洞」。
ここは低温ルームと中温ルームに分かれています。
3Fの入り口を開けると、そこは低温ルーム。
40度ほどに設定された部屋です。
この低温ルームは読書がOK。
本棚があってコミックスが用意されています。
イスとテーブルが設置されているので、読書しながら岩盤浴の効果を楽しむ空間となっています。
読書ができるとはいえ、そこは休憩スペースではなく岩盤浴エリア。
休憩スペースとは感覚が異なり、若干の息苦しさや塩っぽさのようなものを感じました。
低温ルームの奥には、中温ルームがあります。
室温は50度ほどの部屋です。
中にあるのは板床の岩盤ベッドで、スポンジ状の枕が使われています。
この中温ルームは、入り口から見て左手が仕切りなしの岩盤スペース、右手側が2人分ごとに仕切られた岩盤スペースになっていました。
右側はカップルなどの中の良い2人組が同じスペースに入れるようにしているのでしょう。
以上の8エリアが日本最大級と称される湯の華温泉の岩盤スパです。
石のネームプレートと光触媒
湯の華温泉の発汗洞全体として、次の2つが目につきました。
1つは各岩盤洞内には石の名前が書かれたネームプレート。
岩盤洞内は比較的暗いので見えづらいかもしれませんが、壁や岩盤ベッドの仕切りなどに、該当箇所に使われている石の名前が書かれたプレートが貼られています。
「この壁にはこの石が使われている」というのがわかるようになっているのです。
2つ目は光触媒による衛生管理です。
各岩盤洞内の上部の壁に紫の蛍光管がいくつも付けられています。
その付近には説明書きがあり、「抗菌・消臭・光触媒光源」とありました。
「あまり明るそうじゃないライトだなぁ」と思っていたら、細菌などの有害物質を除去を目的に設置されていたものだったのです。
おわりに
前後編にわたって紹介した湯の華アイランド 湯の華温泉の岩盤スパ「発汗洞」。
行った時期が春休みシーズンということもあるかもしれませんが、客層は若い人が多めだった印象です。
2人用のハンモックや2人ごとに区切られた岩盤ベッドなど、カップルで楽しみやすい要素もみられます。
広いので、家族や友だちグループで行くのもアリだと思います。
日本最大級と称されるのも納得できる、岩盤浴と休憩スペースだけでも1日過ごせてしまいそうな規模と設備のある施設でした。
目一杯楽しむなら、時間にゆとりがある日に行った方がよいかもしれませんね。
※本記事の掲載情報は体験当時(2016年2月26日)のものです。最新の情報は湯の華アイランド 湯の華温泉 [公式サイト] をご確認ください。
■体験者:29歳男性