岩盤浴VSマンガ喫茶‐コミックを読みに行くならどっち!?
みなさん、マンガは好きですか?
以前、岩盤浴いんふぉで「岩盤浴のコミック蔵書数を調べてみた」というコラム記事を公開しました。
各岩盤浴施設・店舗のコミック蔵書数を調査し、その結果を紹介した記事です。
調査結果では、約30000冊のコミックを保有する施設も存在しました。
30000冊といえば、結構な量ですよね。
そこでふと思ったこと。
コミック蔵書数の多い岩盤浴なら、マンガ喫茶よりも読書を楽しめるのでは?
何万冊もコミックを保有する施設もある。
フリータイムで楽しめる施設もある。
比較的安価に利用できる施設もある。
そこで、コミック蔵書数の多い施設と一般的なマンガ喫茶を比較してみました。
保有する冊数
岩盤浴のコミック蔵書数は施設によってまちまちで、コミックを用意していない施設もあれば、30000冊を揃えている施設もあります。
岩盤浴にとってコミックはメインサービスではないので、ターゲットとなる客や店のコンセプトによって差が出てしまうのは仕方のないことですね。
「岩盤浴のコミック蔵書数を調べてみた」の調査では、10000万冊以上の蔵書数の施設が14ありました。
1万の大台に乗っているということで、蔵書数10000冊以上あれば、コミックコーナーに力を入れているといえるのではないでしょうか。
では、マンガ喫茶にはどれくらいのコミックが揃えられているのでしょう?
マンガ喫茶のコミックサポートサービス「コミプロ」のWebサイトによると、一般的なマンガ喫茶で約2万冊前後のコミックを揃えているとのこと。
また、最大級のマンガ喫茶になるとその数は10万冊以上になるそうです。
2万冊は岩盤浴の持つコミック冊数としてはかなり多い部類になりますが、マンガ喫茶としてはその量が一般的なんですね。
また、岩盤浴施設でマンガ喫茶最大級レベル(10万冊以上)のコミックを用意するのは難しいですよね。
ただ、マンガ喫茶の一般的な冊数を超えてコミックを保有している岩盤浴施設もあるのは凄い事だと思います。
というわけで、保有するコミックの冊数についてはマンガ喫茶に分があるといえます。
WIN:マンガ喫茶
滞在時間・料金
コミックの蔵書数が多いスーパー銭湯併設の岩盤浴の場合、午前9時から深夜1時といった営業時間が多いです。
施設によっては24時間営業のところもありますし、早朝から営業をしているところもあります。
一方のマンガ喫茶は、岩盤浴やスーパー銭湯と比べて24時間営業の店舗が多い傾向にあります。
終電を逃してしまったら、マンガ喫茶やネットカフェで電車が動くまで過ごそうと考える人は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
マンガはもちろん、最近はネットカフェとしてのサービスも受けられるところが多いので、ネットサーフィンで時間をつぶすこともできますよね。
営業時間でみれば、マンガ喫茶の方が岩盤浴よりも営業時間が長い傾向にありそうです。
ただし、営業時間が長いからといって、自分が長く滞在できるかどうかは別の話。
多くのマンガ喫茶の料金体系は「時間制」です。
「30分で何円」「3時間パックで何円」といった感じですね。
滞在時間に応じて料金が加算されていくのが一般的なので、長くいればその分お金がかかってしまいます。
岩盤浴にも時間制のところはありますが、コミックコーナーが充実する岩盤浴施設はフリータイムのことが多いです。
また、岩盤浴自体は時間制だけど、コミックコーナーなど休憩エリアは時間制限なしという場合も。
スーパー銭湯の岩盤浴であれば、営業時間内は入館料(入浴料)と岩盤浴料だけで楽しめることも珍しくありません。
マンガ喫茶の料金を調べてみると、「3時間パック1000円前後」「6時間パック1500円前後」の料金設定をしている店舗が多くみられました。
一方、10000冊以上のコミックを持つ14の岩盤浴の利用料金(平日大人)を調べたところ平均が約1400円でした。
ということは、滞在時間と料金を考えた場合は以下のようになりますね。
・3時間以内の滞在なら – WIN:マンガ喫茶
・6時間を超える滞在なら – WIN:岩盤浴
※1営業日内で利用した場合。深夜追加料金などは加味していません。
環境
岩盤浴のコミックコーナーは休憩エリアの一角に用意されていることが多いです。
簡易ソファやリクライニングシート、畳、ベンチなど、休憩リアの設備は施設によって様々ですが、基本的にはたくさんの客が利用する大広間で読書をすることになります。
施設によっては、女性用の休憩エリアが用意されている場合もありますね。
一方のマンガ喫茶は、最近は個室ブースになっているところも多くなっています。
イスやテーブル、ソファが置かれた広間のようなエリアを持つところもありますが、比較的プライベートが確保された空間で読書をすることができる面があります。
その点ではマンガ喫茶の方がプライベートが確保されやすいです。
あと、コミックを読むのに飽きてしまったときの楽しみ方についても少し。
そもそも、岩盤浴(スーパー銭湯)のメインは岩盤浴やお風呂です。
なので、コミック以外にも入浴という楽しみが確実に存在しています。
その他、マッサージ、ゲームコーナーのある施設は多いですし、インターネット用パソコンでネットサーフィンが楽しめる場合もあります。
マンガ喫茶にはネットカフェの要素が含まれていることが多いので、こちらも設置されたパソコンでネットサーフィンが可能です。
ビリヤード、ダーツ、カラオケなどを持つアミューズメント色の強い店舗もみかけます。
また、宿泊目的で利用される人にはありがたい、シャワー設備が付いていることもあります。
どちらもコミック以外にも楽しめる要素を持っています。
どちらもゆったりと本を読める環境にはなっている場合が多いですし、ある程度の気分転換は可能です。
ただ、やはりコミックを読むことをメインの目的とするならば、マンガ喫茶の方が良い環境が整っているでしょう。
WIN:マンガ喫茶
おわりに
「蔵書数」「滞在時間・料金」「環境」の3点から考えてみました。
単純に見比べれば、目的がコミックを読むことならマンガ喫茶のほうが適しているでしょう。
岩盤浴はコミックコーナー自体をメインサービスにしているわけではないだけに、作品のラインナップがまちまちな場合があります。
人気タイトルは揃えられていることが多いですが、スペースの関係から入れ替えが激しかったり、逆にずっと同じ本しか並んでいなかったりといったこともあり得ます。
ただ、それでも一般的なマンガ喫茶と同等レベルにマンガを楽しめる岩盤浴施設があるのも事実。
読み切るのに何時間もかかるタイトルを読みたくて、そのタイトルが最寄りの岩盤浴に置いてあるのなら、岩盤浴へ読みに行った方がコスト的メリットがあることも考えられます。
もしあなたの家の近くに、コミックコーナーが充実した岩盤浴があったら、一度チェックしてみてもいいかもしれませんね。
※この記事は岩盤浴やスーパー銭湯をマンガ喫茶代わりに利用することを推奨するものではありません。施設によってはマンガ喫茶並みのコミックコーナーが完備されていることを伝えるためのものです。各施設のルールに則って適切に利用してください。