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Eye-catch Photo credit: holding graz via VisualHunt / CC BY

ロウリュウの開催場所は2種類ある

フィンランド発祥の温浴方法「ロウリュウ」
日本でも岩盤浴施設やサウナで行われるのを見かけるようになりました。

サウナの熱炉にアロマ水を注水して水蒸気を発生させ、体感温度が上がったサウナ室内でスタッフさんがうちわやタオルで参加者を扇ぐのが、日本で行われるロウリュウの一般的なスタイルです。

日本では施設内のミニイベントとして行われることが多く、開催時間になるとサウナ室に人が集まります。

よくロウリュウイベントの開催場所とされているのが、岩盤浴エリア内の低温サウナ(以下、岩盤浴サウナと表記)と、浴場内のサウナ(以下、浴場サウナと表記)です。
どちらで開催されるロウリュウであっても、熱い水蒸気が漂う空間で発汗が促されることに変わりはありません。

しかしながら、この開催場所の違いによってロウリュウの印象は少なからず異なります。

そこで今回は、岩盤浴サウナと浴場サウナで行われるロウリュウの違いについて紹介します。
※本記事は主にスーパー銭湯のロウリュウを対象としています

男女一緒に楽しめる岩盤浴サウナのロウリュウ

浴場サウナは、男女各浴場内にあるため男女別です。
そのため、浴場サウナで開催されるロウリュウももちろん男女別となります。

一方の岩盤浴サウナは岩盤浴着を着て利用するため、男女共用である施設も多いです。
男女共用の岩盤浴サウナで開催されるロウリュウは、男女一緒に参加できることがほとんど。

岩盤浴サウナのロウリュウなら、夫婦やカップルで一緒に楽しむことができるのです。

より熱さを感じられる浴場サウナのロウリュウ

岩盤浴サウナのロウリュウは岩盤浴着を着ているため、浴着によってロウリュウの熱波が遮られます
熱波が直接当たるのは顔や腕、足といった露出している部分のみ。
また、大判タオルを被ってタオルで顔や腕も覆うことで、熱さを抑えることができます。

一方の浴場サウナのロウリュウは、基本的に裸(またはタオル一枚)で参加します。
熱波がダイレクトに肌に当たるため、ロウリュウの熱さをより強く体感できます。

同じ体感温度であれば、浴場サウナの方がロウリュウの熱さをより感じられるのです。
熱いのが苦手な人は、まずは岩盤浴サウナのロウリュウから体験する方が良いかもしれません。

イベントの盛り上がりは岩盤浴サウナ

ロウリュウは各施設でイベントとして行われることも珍しくありません。
イベントを盛り上げるために、スタッフさんがうちわやタオルで扇いでいる間、参加者は掛け声や手拍子を求められることもあります。

特に岩盤浴サウナのロウリュウは、岩盤浴着着用なので大きなアクションを取りやすく、男女一緒のためワイワイと盛り上がることができます。

一方の浴場サウナのロウリュウは、岩盤浴サウナと比べると盛り上がりは多くありません
掛け声や手拍子を求められることもありますが、アロマ水注入後にスタッフさんが扇いでくれるだけという場合も。
ちなみに、浴場サウナは岩盤浴サウナに比べて規模が小さく、参加者は裸なので大きなアクションがしづらいです。

盛り上がりながら楽しみたいなら岩盤浴サウナのロウリュウ、落ち着いて暑さに耐えたいなら浴場サウナのほうが向いています。

施設によって特色がある場合も

今回取り上げたロウリュウの特徴は、一般的な傾向です。
施設によって独自の特色を打ち出している場合もあり、すべての施設のロウリュウに当てはまるわけではありません。

スタッフさんは登場せず、機械仕掛けの全自動ロウリュウが行われる施設もあります。
用意されたうちわを使って、自分で扇いで熱波を体験するロウリュウもあります。
岩盤浴サウナのロウリュウでも、男女別に開催することもあります。

ロウリュウに興味のある方は、岩盤浴サウナ・浴場サウナはもちろん、色々な施設のロウリュウを体験することをおすすめします。
様々な楽しみを味わうことができますよ。