大垣天然温泉「湯の城」の岩盤浴「癒の城」がリニューアルしたので体験してきた
大垣の湯の城が2周年!
2018年8月。
岐阜県大垣市にあるスーパー銭湯「大垣天然温泉 湯の城」がグランドオープンから2周年を迎えました。
湯の城は名神高速道路「大垣インター」から約6分ほどの場所。
車で足を運んでも困らない1300台の無料駐車スペースが備わっており、同じ敷地内には湯の城と同じ会社が運営するパチンコ・スロット店「プレイランドキャッスル大垣店」もあります。
また、隣の敷地はイオンモール大垣店のため、ショッピングの帰りに立ち寄れるスーパー銭湯です。
湯の城内にはヒーリングサロン癒の城(いやしのしろ)という岩盤浴施設があります。
5つの岩盤浴室や2種類のロウリュウが楽しめる岩盤浴なのですが、その癒の城が2016年8月のグランドオープンから2年の節目にリニューアルが行われました。
いったいどんなリニューアルが行われたのでしょうか。
2018年8月11日。
リニューアルが行われた癒の城を体験すべく、湯の城へ行ってきました。
湯の城のシステム
さて、先に大垣天然温泉 湯の城のシステムについて説明しておきます。
湯の城では入り口で下駄箱ロッカーに靴を入れたら、券売機にて利用する施設の券を購入します。
癒の城を利用する場合は、「入泉+癒の城ヒーリングセット」の券を購入しましょう。
ちなみに、癒の城だけを利用したい場合でも入泉料は必須です。
せっかくですから、温泉と岩盤浴の両方を楽しむ気で行くほうが良いですね。
券を購入したら、券売機後ろのフロントへ券を持っていきます。
癒の城の利用がある場合は、岩盤浴のアイテム一式「癒の城セット」(レンタル)の引換券がフロントで渡されます。
引換券を癒の城専用着受付カウンターへ持って行って、癒の城セットを受け取りましょう。
なお、癒の城セットを受け取る際に、下駄箱ロッカーのキーをカウンターへ預けることになります。
癒の城セットの内容物は、岩盤浴着、フェイスタオル、大判タオル、バスタオル。
上記アイテムが青いバッグに入れられて渡されます。
ちなみに、岩盤浴着は男性がイエローです。
女性はピンクと花柄の2種類から選択できます。
癒の城セットを受け取ったら、2Fにある浴場の脱衣所で岩盤浴着に着替えます。
着替えたら1Fにある癒の城へ向かいましょう。
ちなみに、温泉と癒の城の利用は退館まで何度でも自由に行き来できるので、先に温泉へ入ってもOKです。
癒の城は岩盤浴着(専用着)着用者のみ利用可能なスペース。
湯の城全体の利用者から数が絞られるので、比較的ゆったりしている印象です。
癒の城は小学生から利用可能なので、子連れの家族の姿もあります。
癒の城内には飲み物の自動販売機の設置や、すぐ近くにジュースやアイスを購入できるカフェ「ぷるぷる」があります。
これらを利用する際の支払いは現金が必要ですので小銭を持っておくと便利です。
満足するまで岩盤浴や温泉を楽しんだら、退館の準備をしましょう。
癒の城セットの各アイテムをバッグにまとめて、専用着受付カウンターへ返却します。
癒の城セット返却時に下駄箱ロッカーのキーが渡されるので、キーを受け取って下駄箱へ。
以上で退館となります。
癒の城の岩盤浴
ヒーリングサロン癒の城は5種類の岩盤浴室がある岩盤浴施設です。
ロウリュウが定期開催される「炎龍の間」。
富士用岩石を高温で熱した熱炉が中央に設置されたサウナ室のような部屋です。
室温は60度台後半から70度ほど。
室内にはテレビが設置されており、テレビ番組が流されています。
室内の壁際が木で作られた腰掛になっているので、座って発汗に励むことになります。
女性限定エリアが「桜華の間」。
スチームミストが使用された部屋です。
室温は40度台前半から中盤ほど。
スチームミストで保湿の効果が期待され、女性だけの空間で時間を過ごせます。
10種類の石が使用された「健美の間」。
ベッドごとに石が異なっているカラフルな部屋です。
室温は40度台半ばほど。
室内には玉石状のベッドと板状のベッドが用意されており、好みのベッドを選んで利用できます。
玉石状ベッドは石のサイズや形状が異なるので、室内でベッドを移動して楽しむのもよいでしょう。
岩塩のベッドが並ぶ「爽塩の間」。
壁やベッドにミネラル豊富な岩塩が使われた部屋です。
室温は50度台前半ほど。
ベッド間の仕切りも岩塩でできた壁になっています。
室温が高めなので、発汗性が他の部屋よりもありそうです。
クールダウンルーム「氷晶の間」。
岩盤浴によって火照った体を冷やすための部屋です。
室温は5度ほど。
イスや壁にタイルが使われ、ヒンヤリとしています。
プロジェクターによって壁に模様が投影されています。
爆熱ロウリュウ・灼熱ロウリュウ
癒の城の炎龍の間では、2種類のアトラクションロウリュウが開催されます。
スタッフさんが参加者を団扇であおぐ「爆熱ロウリュウ」と、機械仕掛けの自動イベント「灼熱ロウリュウ」です。
爆熱ロウリュウは1日1回、灼熱ロウリュウは1日4回の開催。
ロウリュウ開催前にはスタッフさんが銅鑼を鳴らして癒の城利用者の注目を集め、イベントの開始を告知します。
今回、爆熱ロウリュウと灼熱ロウリュウを1回ずつ体験しましたので、大まかな流れを紹介します。
爆熱ロウリュウ
爆熱ロウリュウは11時開催。
時間になると、テレビがロウリュウの説明映像に切り替わります。
説明では炎龍の間の熱炉に使用される富士用岩石の説明などがされていました。
映像の内容が一区切りすると大きな団扇を持ったスタッフさんが入室。
ロウリュウについての簡単な説明をして、炉にアロマ水を投入します。
アロマ水を入れたら、スタッフさんは団扇やドライヤーのような道具を使ってアロマ蒸気を室内に散らします。
徐々に体感温度が上昇していくのを感じます。
スタッフさんは参加者に手を上にあげてみることを促します。
上のほうの空気がより熱くなっていることを感じさせるためです。
参加者の手を上げさせたついでに、手拍子と掛け声の催促がされました。
手拍子と掛け声はスタッフさんが、参加者を団扇であおいでいる間に場を盛り上げるためのものです。
みんなで一緒になって盛り上がろうってことですね。
ちなみに、促された掛け声は「ハイハイ」でした。
スタッフさんは大型の団扇で参加者を仰いでいきます。
熱くなった室内の空気を浴びせられることで、参加者はより暑さを感じられるのです。
ちなみに、説明が終わった後のテレビの映像は、リズムよく太鼓を叩いている映像になっていました。
スタッフさんが参加者を一通り仰ぎ終わったところでイベント終了・・・
というわけでありません。
ここから、さらにアロマ水を炉に投入して、室内をより熱くします。
熱さを全体に行きわたらせたら、スタッフさんはもう一巡、参加者を団扇であおいでいきます。
ちなみに、このときの掛け声は「わっしょい」でした。
参加者を一通り仰ぎ終わったら爆熱ロウリュウの終了です。
灼熱ロウリュウ
灼熱ロウリュウは14時、17時、20時、23時の開催(筆者の参加は14時のもの)。
時間の直前でスタッフさんが入室し、アロマ水を入れて室内の体感温度をあらかじめ上げていました。
時間になると、テレビがロウリュウの説明映像に切り替わります。
灼熱ロウリュウと同じく、炎龍の間の熱炉に使用される富士用岩石の説明などがされていましたが、イベント内容が異なるため所々が異なる映像になっていました。
映像の内容が一区切りすると、室内中央の炉にスポットライトが当たります。
そして、炉の上部に設置されている管から、アロマ水が噴射されました。
炉はライトに照らされているため、噴射されたアロマ水が飛散しているのがよくわかります。
アロマ水の噴射が終わると、室内に「ゴォー」という音が。
天井付近に設置されている送風機が動きだしました。
室内が徐々に熱くなっていきます。
送風機の風によって室内の空気が循環し、参加者は熱い空気を浴びせられます。
テレビの映像が太鼓を叩く映像。
この状態が数分続いたところで、風が止み、映像がイベント終了を通知する内容に。
これでロウリュウ終了・・・と思ったら終了の通知を遮って「まだまだ続くよ」という映像が流れました。
熱炉にアロマが再噴射され、送風機が再稼働。
テレビも太鼓の映像に戻りました。
再び参加者に熱い空気が浴びせられます。
数分の熱さ体験。
そして、今度こそロウリュウ終了の映像が流れ始めます。
終了間際の映像では水分補給を取ることや急激なクールダウンの注意などが案内されていました。
リニューアルでココが変わった!
さて、オープン2周年を迎えた湯の城の癒の城は、どんなリニューアルをしていたのでしょうか。
ここからはリニューアルされた点について紹介します。
今回リニューアルされたのは癒の城の「岩盤浴以外」の部分です。
癒の城にはテレビ付きのリクライニングシートが並べられたエリアや、クッションの並んだ寝ころびコーナー、マンガコーナーといった設備が用意されていました。
これらの癒しの設備がよりパワーアップしたのです。
フリードリンク(ホット)
「温活カフェ」というフリードリンク(ホット)コーナーが登場しました。
温活カフェでは飲食店やカラオケなどで見られるドリンクバーの機械が設置され、コーヒー、紅茶、煎茶、お湯を無料で飲むことができるようになっています。
温かい飲み物を飲んで「温活」に繋げましょうということですね。
これまで癒の城にはフリードリンクや給水機がありませんでした。
体内の水分を輩出する岩盤浴のため定期的な水分補給は必須。
しかしながら、水分補給のための飲み物は、自販機や「ぷるぷる」で購入するなど各自で用意する必要がありました。
今回、フリードリンク(ホット)が登場したことで、飲み物を自分で用意しなくても補給できるようになったのです。
ただ、用意された飲み物はホットに限られているので、岩盤浴やロウリュウでたっぷりと汗をかいた直後にがぶ飲みすることは難しそうですが。
巣箱レスト
半個室状のリラックススペースとして登場したのが「巣箱レスト」。
これまでの癒の城にも、リクライニングシートエリアや寝ころびコーナーなど、くつろぐためのスペースはありました。
ただ、それらは広い空間にシートやクッションが並べられたものでした。
そんな癒の城に半個室ともいえるくつろぎ空間が用意されたのです。
巣箱に見立てた大人が2人が座って入れるくらいの高さ・広さの半個室の部屋。
各部屋の中にはクッションが1つ設置されていました。
部屋は2段になっており、上の部屋を利用する場合は壁についている段差を登って上がります。
ドアは無く、外から中の様子がそれなりに見えるため、完全なプライベート空間というわけではありませんが、周りの目が気になる人はそれなりにくつろげるのではないでしょうか。
一人はもちろんですが、カップルで入ってもいいと思います。
ちなみに、秘密基地的な雰囲気もあるからか、小学生くらいの子どもが楽しそうに入っている様子も見られました。
マンガコーナー増冊
これまで約10000冊が用意されていた癒の城のマンガコーナー。
今回のリニューアルによって、マンガが約15000冊に増えました。
もともとあったマンガコーナーのほか、これまでは単なる通路だったスペースに4段ほどの比較的低めの本棚を複数設置。
より多くの作品を楽しめるようになりました。
その他
上記3点以外にも変更点があります。
女性用の専用着(岩盤浴着)のデザインが増えました。
これまで女性用の専用着はピンクでしたが、花柄の専用着が追加。
これにより、女性はピンクと花柄の中から好みのデザインを選ぶことができるようになりました。
iPadやニンテンドー2DSの貸し出しもされています。
小学生から利用できる癒の城ですから、子ども向けのサービスかもしれませんね。
岩盤浴用の大判タオルの貸し出しが1人一枚になったことも変更点とのこと。
これまでは癒の城内に大判タオルは設置されていましたが、リニューアルのタイミングで癒の城セット内に1枚入れられるようになり、大判タオルの交換には1枚50円が必要になったそうです。
筆者は癒の城セット受け取り時に、この点についての説明がされました。
より長居したくなる空間に!
今回のリニューアルによって、より長居したくなるサービスが追加されたと感じます。
ホットとはいえ、フリードリンクが用意されたことにより、水分補給についての心配が少なくなりました。
マンガコーナーの冊数が増えたことで、より多くの作品を楽しめるようになりました。
巣箱レストの登場によって、自分だけの空間でくつろげるようになりました。
湯の城の癒の城を利用する際は、1日滞在するくらいの予定で足を運んだほうがよいかもしれませんね。
※本記事の掲載情報は体験当時(2018年8月11日時点)のものです。最新の情報は大垣天然温泉 湯の城[公式サイト] をご確認ください。
■体験者:32歳男性