ゆうゆう会館(三重県四日市市)のヒーリングサウナはセルフロウリュ可、星空演出アリの発汗空間だった
三重県四日市市にあるゆうゆう会館。
天然温泉や大衆演劇などが楽しめる温浴施設です。
2024年4月1日には館内にヒーリングサウナエリアがオープン。
ヒーリングサウナは館内着着用で利用する男女共用のサウナエリアとなっています。
温浴施設の館内着着用・男女共用エリアで発汗できる場所といえば、まず思いつくのが「岩盤浴」でしょう。
岩盤浴エリア内の1コンテンツとしてサウナ室を設ける店舗はそれなりにありますが、岩盤浴とセットとなっているイメージが強いです。
しかし、ゆうゆう会館のヒーリングサウナには岩盤浴はありません。
館内着着用のヒーリングサウナ内には複数のサウナ室とクーリングルームが設けられています。
サウナだけで十分に楽しめるのか?いったいどんな空間なのか?
興味が湧いてきたので、ゆうゆう会館へ足を運んでみました。
今回の記事では、ゆうゆう会館をヒーリングサウナ中心に取り上げていきます。
※本記事は筆者の2024年6月1日のゆうゆう会館ヒーリングサウナの体験をもとに作成しています。
ゆうゆう会館 ヒーリングサウナ
四日市ICから数分で到着できる位置にあるゆうゆう会館。
建物のすぐ隣にはフットサル場がありました。
高速道路インターから近く、大型駐車場も備わっているため、車で訪れやすいと思います。
館内に入ったら、靴を靴箱ロッカーへ。
次にフロントで入館受付を行います。
ヒーリングサウナを利用する場合は、入館料に加えてオプションとして館内着レンタル(追加料金)が必要。
筆者は今回、フリープラン(営業時間内の時間制限がなく、レンタルタオルセット付の入館プラン)と館内着レンタルで入館しました。
料金の精算は退館時です。
フロントで靴箱のキーを預け、リストバンドを受け取ります。
リストバンドには脱衣所ロッカーのキーが付いており、利用するロッカーは指定となっています。
館内着をレンタルしたため、フロントで受け取った館内着のセットも受け取ります。
館内着セットには館内着と大判タオルが入っていました。
館内着の色は茶色系で、タオルの色は青。
また、フリープランで入館した場合は、レンタルのバスタオルとフェイスタオルが付いています。
タオルは脱衣所ロッカー内の上段に用意されていました。
フェイスタオルはヒーリングサウナで汗を拭うのにも使えそうですね。
ちなみに、脱衣所のロッカーは縦に細長い印象を受けたので、横幅のある荷物を持っていくのは避けた方が良いかもしれません。
さて、2024年4月1日にオープンしたヒーリングサウナ。
筆者が足を運んだのはオープンからちょうど2か月の6月1日なので、まだまだ新しさが感じられるはず。
期待を胸に館内の奥の方へ進みます。
ヒーリングサウナの手前にはブックラウンジがあります。
ブックラウンジは約12,000冊の本が揃えられたラウンジエリア。
コミックや雑誌、一般書など様々な本が棚に並んでいます。
サウナや銭湯、温泉に関する書籍も見られました。
ブックラウンジもかなり新しさが感じられたのですが、ブックラウンジは2022年10月のリニューアルによって新設されたとのことです。
ブックラウンジ内には、ドリンクや軽食が提供されるカフェもあります。
また、ブックラウンジの周辺には、ボックス型の空間が並ぶ巣ごもりスペース、リクライニングシートが並ぶ仮眠室、キッズスペースなどもあり、寛ぐための設備が充実していました。
※ブックラウンジは館内着でなくても利用できます。
そして、ブックラウンジ奥に位置するのがヒーリングサウナ。
入口にはヒーリングサウナの混み具合を示すアヒルのおもちゃが置かれていました。
ヒーリングサウナ内には4つの部屋が用意されています。
各部屋の前には室内の説明書きがあり、本や飲み物の持ち込みの可否が掲示されていました。
また、各サウナ室共通で入り口手前に時計と物置きがあります。
エリアに入って一番手前にあるのが、クーリングルーム「冷」。
約15℃に設定された涼しい空間です。
青いライトが暗めに灯り、壁や天井は星空を思わせるライトが光ります。
室内にはチェアが6つ設置されていました。
室内に本の持ち込みはNGですが、ドリンク持ち込みOKとのことです。
約50℃に設定された低温サウナ「暖」。
明るめの空間で、本の持ち込みOK、ドリンクの持ち込みはNGとのこと。
入り口左手にストーブ(ロウリュ非対応)が設置され、ストーブ横は3~4人座れる一段腰掛けがあります。
入口奥の壁際は二段の腰掛で、1段目は2人、2段目は3人くらい座れます。
ヒーリングサウナで最も熱いのが「熱」。
約70℃のセルフロウリュ可能な中温サウナです。
室内は赤色のライトで照らされており、空間の色から熱さを感じます。
入り口右手側の壁際にセルフロウリュウ可のストーブがあり、その近くに桶やラドルが用意されています。
セルフロウリュは一回二杯までで、水をかけたら5分間隔をあけるルールが設けられています(壁に付いている5分の砂時計を回して、砂が落ち切るまで待つ)。
入口の左側は約5人座れる一段の腰掛、入口の奥の壁際は二段の腰掛で一段あたり約3人座れます。
この部屋は本もドリンクも持ち込みNGとなっています。
一番奥にあるのが瞑想サウナ「瞑」。
座禅スタイルで楽しむ空間です。
この部屋は本もドリンクも持ち込みNG。
青いライトで照らされており、室内の温度は約50℃。
入り口左手側にサウナストーブ(ロウリュ非対応)が設置されています。
室内は低い木の衝立で6つに区切られており、一つずつのスペースに丸いクッションが置かれています。
クッションの上に座って、瞑想しながら発汗に励むスタイルで過ごします。
ということで、ゆうゆう会館のヒーリングサウナ内をざっと紹介してきました。
実際に体験した筆者の感想としては、複数のサウナが用意されており十分に楽しめる印象です。
「暖」「熱」「瞑」という3種類のコンセプトが異なるサウナがあり、それぞれで楽しみ方異なります。
「暖」は本の持ち込みがOKなのでマンガを持ち込んで過ごさせていただきました。
比較的低めの温度設定のため筆者としては長居もしやすく、「暖」内でマンガ1冊を読み切ることができました。
岩盤浴や浴場サウナであれば休憩中や浴後に行うマンガを読む行動を発汗と同時にできるので、一石二鳥な感じがします。
「熱」は約70℃と通常のサウナにかなり近めの温度設定であり、セルフロウリュができるのも魅力。
筆者が足を運んだ際には利用者が少なかったこともあり、自分でストーブに水をかける体験をすることができました。
ロウリュ時には体感温度の違いも感じられ、発汗に励むには一番良い空間だと感じました。
「瞑想」には丸いクッションが敷かれており、その上に座って過ごします。
小鳥の囀りのようなBGMが流れており、目を閉じてジッとしていると心が落ち着く印象です。
空間の温度としては「暖」と同じくらいなのですが、滞在している際の感覚が異なるので、両部屋間を交互に利用すれば飽きを抑えられると思いました。
クーリングルームの「冷」も水風呂代わりに使えます。
15℃の水風呂だと入れない人もいると思いますが、室内温度としての15℃なら無理なく入れるので、水風呂が苦手な方でも利用できるでしょう。
また、単に体をクールダウンできるだけでなく、星空を模した空間演出は1つの見どころだと思います。
ヒーリングサウナでのサウナ間の休憩で、ブックラウンジを利用して寛ぐことも可能。
他の温浴施設の岩盤浴エリアに近い形でサウナを満喫できました。
男女共用なのでカップルや夫婦で一緒に利用することもできるため、お風呂のサウナとは違った感覚で楽しむこともできるかと思います。
興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
※本記事の掲載情報は体験当時(2024年6月1日時点)のものです。最新の情報はゆうゆう会館[公式サイト] をご確認ください。