キャナルリゾートの岩盤浴着で楽しむ新エリア「FES×BAL」を体験

愛知県名古屋市にある「キャナルリゾート」。
温泉やサウナ、岩盤浴、食事等々が揃った名古屋最大級の温浴施設です。
筆者が以前にキャナルリゾートを訪れたのは2021年。
当時から岩盤浴エリア・TERASPAや3階建てのくつろぎ空間・キャナルラウンジなど充実した設備が備わっていました。
そんなキャナルリゾートは2024年4月にリニューアル。
岩盤浴エリアに隣接する「FES×BAL」という「食」と「発汗アクティビティ」が楽しめるエリアが追加されました。
リニューアルによって、キャナル横丁という飲食エリアのほか、岩盤浴着着用で利用するサウナエリアも新設されているとのことなのです。
これは岩盤浴・サウナ好きとしては体験しておきたい。
ということで、2025年1月にキャナルリゾートへ足を運び、「FES×BAL」のエリアを体験してきました。
※本記事は2025年1月16日の体験をもとに作成しています。
キャナルリゾートのFES×BAL
FES×BALエリアを利用するためには、入泉料のほかに岩盤浴エリアであるTERA SPA入場料も必要です。
言い換えれば、岩盤浴エリアを利用すればFES×BALエリアまで楽しむことができます。
ちなみに、入泉料及びTERA SPA入場料は入館時に券売機にて先払い。
靴箱のキーのリストバンドにはタグが付いており、リストバンドは館内の有料サービスを利用する際に提示します。
また、入退館時にゲートを通る際に使います。
※退館時には精算機で館内利用サービス分の支払いをした後で、ゲートを通ります。
岩盤浴エリアを利用する場合は、岩盤浴の受付にて岩盤浴セットを受け取ります。
岩盤浴セットは岩盤浴着と大判タオル、バスタオル、フェイスタオル。
岩盤浴着の色は大人用が男性は紫、女性はピンクで子ども用は男性が緑、女性がオレンジでした。
岩盤浴セットは退館時に、受付近くのボックスにアイテムごとに仕分けて返却します。
岩盤浴の受付近くには物販コーナーがあり、サウナハット等のサウナグッズも売られていました。
さて、岩盤浴着に着替えるために浴場の脱衣所へ。
岩盤浴やFES×BALと浴場は方向が異なるため、いったん館内の反対方面に向かって進んでいきます。
脱衣所で岩盤浴着に着替えたら、岩盤浴やFES×BALエリアのある方へ。
まず見えるのが、岩盤浴エリアのTERA SPA。
TERA SPA内には、「森てらす」「讃てらす」「光てらす」「香てらす」「夕てらす」「煌てらす」の6つのエリアが設けられ、岩盤浴やクールダウン、くつろぎ空間などを楽しむことができます。
TERA SPAについては2021年の来館当時から大きな変化は無いようなので、詳細は2021年の体験記事をご参照ください。
さて、岩盤浴エリアを通り抜けるとキャナルラウンジという3階建てのラウンジ空間が用意されています。
主に2階と3階に様々な形のシートが設けられ、2人用シートも多くてカップルや夫婦で過ごしやすい印象。
1階に雑誌棚がありました。
そして、キャナルラウンジの建物を出てすぐのところに、2024年のリニューアルによって追加された建物が。
その建物の1階部分がグランドキャビンというくつろぎ空間となっています。
このあたりから、新設されたFES×BALのエリアです。
グランドキャビン内の本棚には約30000冊のマンガを用意。
筆者が2021年に訪れた際にはマンガはキャナルラウンジの1階にありましたが、グランドキャビンに移動した模様です。
グランドキャビン内にも様々なシートがあり、TV付きリクライニングシートなども設置されていました。
このグランドキャビンの屋上部はAIR SKY LOUNGEという、屋外にソファシートやテーブルが並ぶ空間が広がっています。
そして、AIR SKY LOUNGEの一角にFES×BALの発汗アクティビティの1つであるバレルサウナが設置されています。
ここからは屋外エリアになるので用意されてるサンダルに履き替えて外へ出ます。
設置されているバレルサウナは3つ。
中には両サイドに各3人ずつ座れる腰掛けがあり、奥にサウナストーブがあります。
入り口はガラス張りになっているので、他の利用者が入っているかどうかがわかります。
またバレルサウナの奥の壁側にも窓があり、外の景色が見えます。
バレルサウナはセルフロウリュをすることも可能。
バレルサウナのすぐ近くにアロマ水を給水する水道が用意されおり、桶にアロマ水を入れてバレルサウナの中に持ち込みます。
ちなみに、本日のアロマと案内があったので、日によって違った種類のアロマ水になるようです。
※筆者が訪れた日の本日のアロマはシトラスになっていました。
バレルサウナ内には温度計と湿度計も設置されているので、気温や湿度が分かります。
筆者が利用したバレルサウナは、温度は約85℃、湿度は約55%を示していました。
湿度はロウリュをすることである程度変化するでしょう。
また、砂時計も設置されており、15分を測ることができるようになっています。
混雑具合にもよるかもしれませんが、基本的にはバレルサウナは1グループずつ順番に利用する形のようです。
バレルサウナ以外にも発汗スポットが存在しています。
グランドキャビンの建物から、道路を挟んだ先にテントサウナエリアがあります。
テントサウナは4つ。
外観はどのテントサウナも同じタイプですが、中のレイアウトがテントにより異なっていました。
すべてのテントサウナの中を確認したわけでは無いですが、3つの椅子が設置されているものや、3人掛けベンチが設置されているものがあり、違いが見受けられました。
利用人数としては、約3人の想定かと思います。
ちなみに、テントサウナの外には立て看板が置かれていて、使う場合には「利用中」の側が見やすいように設置します。
基本的にはテントサウナは1グループずつ順番に利用する形のようです。
テントサウナのあるエリアの端には、ドーム型のサウナもありました。
透明な半球型をしており、中にあるのは2~3人座れるベンチが3つとサウナストーブ。
バレルサウナやテントサウナ(1つあたり)と比べると大人数が入れる空間です。
なお、バレルサウナと同様にテントサウナやドーム型のサウナでもセルフロウリュをすることが可能。
アロマ水を給水する水道が用意されおり、桶にアロマ水を入れてサウナの中に持ち込みます。
各サウナがあるスペースの近くにはシートや椅子が設置されているので、外気浴も楽しみながら発汗できる印象です。
発汗スポットはこれで終わりではありません。
FUNKY SAUNAという、まるでライブハウスを思わせる屋内サウナも用意されています。
エリア内にはDJブースやトランポリンがあり、ホントにサウナなの?と思うのですが、しっかりサウナストーブも設置されており、高温の空間となっています。
FUNKY SAUNAではオートロウリュやロウリュイベントも行われるそうです。
クールダウンにも特徴的なエリアが用意されています。
THE COOL GANGというコンテナにも似た建物が設置されており、その建物の中はなんとマイナス20℃。
建物のドアを開けるとまずは小さな部屋があり、その部屋の先にある空間がマイナス20度の空間。
すごい量の霜がついたドアを開けると、室内には椅子が4つ設置されています。
ただ、正直何分も座って滞在していられるとは思えない寒さでした。
FES×BALの「食」の部分を担うのが「キャナル横丁」という飲食店ゾーン。
客席がアジアの屋台街をイメージさせる造りになっているのが特徴的でした。
複数のお店が入っており、様々な食事が楽しめる印象です。
すべてにおいてパワーアップを感じるFES×BAL
2024年のリニューアルで登場したFES×BALによって、もともと充実した設備が整っていたキャナルリゾートがさらにパワーアップした印象です。
バレルサウナやテントサウナなど様々なサウナが岩盤浴着着用で楽しめるようになったわけですが、浴場には以前からサウナが設けられていました。
また、岩盤浴エリアも以前からありました。
発汗は楽しむことは前々からできていたところに、さらに発汗スポットが追加されたのは驚きです。
ただ、バレルサウナやテントサウナは、同じグループや個人という限られたメンバーで利用する一種のプライベートサウナ感覚で楽しめるため、これまでのキャナルリゾートになかった発汗空間。
そういう意味では、楽しみ方のバリエーションが増えるので、単に発汗エリアが追加された以上の魅力を感じます。
FUNKY SAUNAやTHE COOL GANGも大きな特徴がある空間なので、利用者の関心を集めそうです。
さらにはキャナル横丁。
もともとキャナルリゾートの食事処として様々なお店の味を楽しめるフードコードがあるのですが、そこに更なる飲食エリアが追加されたわけです。
キャナルリゾートで食事をするときには、どの店の味を楽しむかで迷いまくりですね。
どんどん進化するキャナルリゾート。
興味を持たれた方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
※本記事の掲載情報は体験当時(2025年1月16日時点)のものです。最新の情報はキャナルリゾート[公式サイト] をご確認ください。