【恵みの湯】岐阜県屈指の人気サウナで薬草ハーブとロウリュウを堪能
岐阜県各務原市にある「各務原温泉 恵みの湯」(以下、恵みの湯と表記)。
恵みの湯は地元産の薬草ハーブを積極的に取り入れていることが特徴の温浴施設です。
自社で農園を持っており、採取された薬草やハーブはお風呂やサウナ、食事処などで使われています。
2018年にリニューアルされたこともあって、より薬草ハーブのイメージにあったオシャレな雰囲気の店舗となりました。
そんな恵みの湯は、サウナ好きの間で注目されている施設の1つ。
某サウナサイトでは岐阜県内で2番目にコメント数が多く投稿されています(2021年10月時点)。
人気の理由は様々ありますが、恵みの湯の公式ウェブサイトを見るだけでも、「県内最大級の広さのサウナ」「自社栽培のハーブを使ったロウリュウ開催」「県内最大級の水風呂」など目を引く記載がありました。
いったいどんなサウナが体験できるのか?
サウナ好きとしてとても気になりますよね。
ということで、恵みの湯でサウナを体験してきました。
今回はサウナ(男湯)を中心に恵みの湯を紹介していきます。
恵みの湯のサウナ・ロウリュウ
国道21号線の各務原町1交差点を南に400mほど進んだところにある恵みの湯。
駐車場が完備されているので、車で訪れやすいです。
また、JRや名鉄の駅が徒歩10分圏内、店舗の目の前にバスもあるので、公共交通機関を利用して訪れることもできます。
館内に入るとまず目に入るのが、棚に並べられた瓶詰の薬草。
薬草ハーブに力を入れていることを感じます。
靴箱のロッカーは100円のコインロッカー。
靴をロッカーに入れたら、券売機へ向かいます。
券売機でチケットを購入したら受付へ。
受付でチケットを渡し、受付右手側にあるお風呂へと進みます。
脱衣所入り口手前にも、薬草の展示がされていました。
脱衣所で服を脱ぎ浴場へ。
浴場は露天風呂スペースが室内からでもよく見えるため開放感があります。
富士山のイラストが描かれた壁があったのも目に付きました。
各浴槽の名称が記載されたプレートがあるのですが、そこには日本語表記のほかに英語表記もされていました。
海外の方の利用を想定した取り組みを感じさせます。
露天風呂スペースが見える位置や、露天風呂スペースには休憩用のイスを設置。
露天風呂スペースには天井ミストもありました。
サウナ好きとしては気になる水風呂は、浴場入り口に近い位置にあります。
水風呂は特に深いわけではないですが、横には広い形。
水温は17℃~20℃で、「浴槽内のどの位置が何度くらい」なのかがわかる案内表示がされていました。
水源から遠い位置ほど水温は高めのようです。
さて、一番気になるサウナは水風呂の向かいに入り口があります。
サウナマットの置き場もあります。
ただ、サウナマットは未使用・使用後で置き場が分かれておらず、使用前にかけ湯を促す案内がありました。
衛生面が気になる人はマットの使用を躊躇してしまう部分があるかもしれません。
サウナ室に入ると、室内は確かに広々。
床面積はかなりある印象で、県内最大級と表現されているのもわからなくはありません。
奥の壁の中央にはテレビが設置され、テレビの左右には熱炉があります。
腰掛となる段差は三段ですが、最下段は段差が低く、実質的には二段といえるでしょう。
テレビは正面の位置は見やすいですが、サイドの段差に座っているとほとんど見えないので、テレビを見たいなら正面に陣取りましょう。
ちなみに、音声は流していないようでした。
また、サウナ室内の一角には、ほとんど照明が当たっていない薄暗いスペースがあります。
この一角は壁際の段差は一段で、雰囲気的には集中して発汗したい人向けな感じでした。
サウナ室内の温度計を見ると、確認した際には温度は約90℃、湿度は40%ほどを示していました。
さて、1時間に1回開催されるサウナのロウリュウ。
開催は毎時30分から。
筆者が訪れた際に体験したロウリュウはよもぎを使ったものでした。
やはりロウリュウは人気イベントなのか、開催時間近くになると多くの利用者がサウナへと入っていきます。
利用者の中にはサウナハットを被った人もいて、サウナ通の方が利用されていることを感じさせます。
ロウリュウスタート時に特別何かアナウンスがされるわけではないですが、時間になるとジュワーっといった感じの音が聞こえます。
「きっと熱炉に注がれた水が蒸発する音だろうなぁ」と思っていると、徐々に室内の体感温度が上昇していきます。
感じられる熱さは「耐えることが苦にはならない熱さ」の印象。
一般的にロウリュウやサウナで熱いとされるのは高い位置なので、最上段に座ってロウリュウを体験してみた感想です。
もちろん通常時と比べるとかなり熱くなりますが、比較的無理なくロウリュウを体験できると思います。
サウナ室を出たら目の前は水風呂なので、(かけ湯などでしっかりと汗を流してから)火照った体を冷やしました。
サウナ好きが気に入る要素が多いサウナ
ということで、恵みの湯のサウナを紹介してきました。
館内は2018年にリフォームされたこともあり、全体的にきれいな印象です。
そのため、気持ちよく入浴やサウナを楽しむことができると思います。
また、サウナに注目できる要素が多いのもポイントです。
店舗全体の広さはそれほど大きくはないため、その分だけ県内最大級といわれるサウナ室の広さがより目立っていました。
こだわりの薬草やハーブはサウナでも使われているため、こだわりの香りを楽しめるのも特徴。
サウナマットを用意している温浴施設は決して多くはありませんし、水風呂内の水温の違いが案内されているところにサウナ好きへの配慮を感じます。
ちなみに、店内のロビーには、新聞や週刊誌のほかに、お風呂やサウナ関連の書籍が並べられていました。
実際に足を運んでみると、確かにサウナ好きに気に入られる要素がたくさん感じられた恵みの湯。
筆者が男性のため男性サウナの紹介となっていますが、店舗内は女性も好きそうな雰囲気を感じました。
サウナ好きの方は男女ともに一度足を運んでみることをおススメします。
※本記事の掲載情報は体験当時(2021年10月3日時点)のものです。最新の情報は各務原温泉 恵みの湯[公式サイト] をご確認ください。
■体験者:35歳男性