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サウナのある代表的な場所の1つとして銭湯があります。
浴場内にサウナが設けられている光景は多くの方がイメージしやすいところでしょう。

特に近年は、昔からある銭湯がリノベーションを機にスポットが充てられるケースをよく目にします。
リノベーションの際に魅力的なサウナ室となり、サウナブームと相まって人気温浴施設になるということも。

サウナが好きな人の中には、サウナをきっかけに銭湯にも興味が湧いた方もいるのではないでしょうか。

しかしながら、銭湯自体は1960年代のピーク時と比べると10分の1近くまで減少しており、斜陽産業といわれる面もあります。
前述のようにリノベーションなどを機に盛り上がりを見せる銭湯がある一方で、廃業する銭湯も存在しているのです。

ところで、日本の代表的なカルチャーの1つにマンガがありますよね。
現在の日本国内では多種多様なジャンルのマンガが存在しています。
探してみると、銭湯にスポットを当てたタイトルを見つけることができるのです。

ただ、現在の銭湯業界の状況を反映してか、経営が苦しい銭湯が舞台としている内容が多い印象。
主人公が銭湯復興のために尽力するストーリーが、銭湯マンガあるあるなのかもしれません。
また、主人公が若い女性であるものも目につきました。

そこで今回の記事では、若い女性キャラクターが銭湯復興のために奮闘するマンガを3つ紹介します。

ゆゆのゆ

女子高生の主人公が祖母が経営していた銭湯の再建ため奮闘するのが『ゆゆのゆ』
レーベルはKADOKAWAの電撃コミックスNEXTで、全2巻が発売されています。

主人公の星名柚結は閉店中の祖母の銭湯「ほしのゆ」を復活させるため、高校で銭湯仲間を募集。
集まった仲間たちの協力を得ながらほしのゆの再開し、活性化のために尽力する様子が描かかれています。

登場人物の多くが女子高生で、作風的が全体的に明るくてポップ。
ライトな感じで読めるタイトルです。

とりま、風呂いかね?

銭湯の一人娘とタイムリーパーの2人の女子高生が、銭湯の未来のために奮闘する『とりま、風呂いかね?』
レーベルは講談社のアフタヌーンKCで、全3巻が発売されています。

「明馬湯」の一人娘である主人公・明馬姫子の前に表れた未来からの転校生・湯布院朱美。
100年後の未来では銭湯文化が大きく様変わりし、明馬湯も無くなってしまっています。
そんな未来を変えるため、姫子と朱美が奮闘します。

SF要素が強いためストーリーにリアリティはありませんが、ところどころにお風呂に関する小ネタが盛り込まれており、意外とお風呂の知識が付けられるタイトルです。

下町銭湯家族

リストラを機に実家に帰ってきた主人公が、実家の営む銭湯の復興に尽力する『下町銭湯家族』
レーベルは少年画報社のYKコミックスで、全4巻が発売されています。

主人公は黒湯が特徴の銭湯「おくら湯」の長女・小倉絹。
就職するもののリストラを機に実家に帰ってきた絹は、実家が銭湯を閉めようとしていることを知ります。
家族の思い出が詰まったおくら湯を続けるため、銭湯の経営や家族の問題と向き合いながら奮闘します。

下町の銭湯を営む家族の姿を描いた人情もののタイトルです。
シリアスな展開も多いですが、すべて読み終えた後はホッとするハートフルなストーリーです。