小京都の湯(愛知県西尾市)の岩盤浴「汗癒洞」を体験【日本サウナ熱波協会加盟店のロウリュ!】
愛知県西尾市「小京都の湯」
愛知県西尾市にある「小京都の湯」。
露天風呂付の浴場や食事処、マッサージに加えて岩盤浴も楽しめる温浴施設です。
小京都の湯は「おしろタウン シャオ」という商業施設に隣接する形で建てられており、シャオの駐車場を経由しても辿り着くことができます。
初めて訪れる場合は、シャオを目的地にするほうがわかりやすいかと思います。
ちなみに、シャオの中には食料品や衣料品を扱うドミーのほか、マクドナルドやサイゼリアなどの飲食店、ダイソーなど約80店舗が入っています。
小京都の湯の岩盤浴は4つのエリアからなる「汗癒洞」。
ロウリュイベントも定期開催されており、岩盤浴で多くの発汗をしたい人には注目の場所です。
さて、筆者は以前から小京都の湯の汗癒洞は気になっており、2019年2月10日(日)にようやく行くことができました。
というわけで、今回は小京都の湯の汗癒洞についてレポートしていきます。
小京都の湯のシステム
汗癒洞の紹介の前に、小京都の湯の利用方法について説明します。
建物の入り口を入ると靴箱ロッカーがあります。
ロッカーに靴を入れ、カギをかけます。
靴箱のカギは退館時まで自分で持っていることになるので、しっかりと管理しましょう。
靴箱ロッカーのあるエリアからドアを1枚隔ててあるのが受付。
お風呂に加えて汗癒洞も利用する場合は、その旨を受付で伝えます。
汗癒洞利用者は受付で岩盤浴セットが渡されます。
岩盤浴セットの中身は、フェイスタオル、大判タオル、岩盤浴着。
岩盤浴着は男性が青、女性がオレンジでどちらも鮮やかな色合いでした。
受付ではリストバンドも渡されます。
このリストバンドは館内の各種サービス(食事やマッサージなど)利用時に使用するもの。
入館料や岩盤浴料も含め、利用サービスが記録されていきます。
小京都の湯の利用料の支払いは退館時に一括で精算。
2台の自動精算機が設置されているので、機械のセンサーにリストバンドをかざして画面に表示された金額を支払います。
精算を終えたら、隣にある退館受付でレシートを提示。
リストバンドを返却して退館となります。
小京都の湯の岩盤浴「汗癒洞」
岩盤浴「汗癒洞」は館内の1階にあります。
汗癒洞は館内の入り口からみて一番奥。
途中に階段やエレベーターがあるので、浴場及び脱衣所のある2階へ一度上がり、岩盤浴着に着替えます。
汗癒洞エリアの入り口には木造のドア。
ドアの奥が岩盤浴着着用者専用の汗癒洞になります。
ドアを開けると短い廊下になっており、廊下の右手には1つドアがあります。
そのドアを開けるとドリンクカウンター「小町茶屋」があります。
小町茶屋ではアイスやドリンクの購入のほか、魔法瓶に入ったお水を無料でいただくこともできます。
自身で飲み物を用意しなくても、水分補給ができるようになっていました。
廊下の奥のドアを開けると、そこが岩盤浴エリア。
まず、ドアを入った先にあるのが「麦蒸の癒」です。
3つの丸太ベンチや10個ほどの簡易ソファベッドが設置。
壁際にはコミックスの入った11つの本棚(約3000冊)があります。
ちなみに、本棚や汗癒洞の入り口には、おススメタイトルの紹介がされていたのが印象的でした。
麦蒸の癒は実質的には休憩エリアですが、設置された室温計は35℃ほどを示すやや暑さを感じる空間。
床は岩盤床になっており、低温の岩盤浴室のような形にもなっています。
麦蒸の癒は各岩盤浴室への起点となっていて、各部屋への入り口があります。
麦蒸の癒の入り口から一番近くにあるのがクールダウンルーム「涼風の癒」。
室内の温度は20度弱と、涼しいくらいの温度に設定されています。
室内には陶器のようなイスが10個置かれており、イスに座って涼むことができます。
奥の壁にはツタのような植物(本物ではない)が這っており、自然の中にいるような雰囲気の演出もされていました。
涼風の癒の隣にあるのがロウリュが開催される「波動の癒」。
室内中央に炉が設置され、炉を取り囲むように壁際が木造ベンチの段々になっています。
室内にはテレビがあって、地上波が流れていました。
室温計は60℃ほどを示しており、いわゆる低温サウナ室です。
床は岩盤になっており、結構な熱さになっていました。
そのため、所々にマットが敷かれており、利用者の多くはマットの上に乗って移動していました。
ちなみに汗癒洞内は基本静かに利用するよう各所に案内がされています。
ただ、波動の癒については、通常は「歓談の癒」として会話等を楽しむこともOKの空間として利用してよいと書かれていました。
まぁ、筆者が訪れた時には和気あいあいとしゃべっている人はいませんでしたが(笑)。
波動の癒の隣にあり、一番奥にある岩盤浴室が「美岩の癒」です。
この部屋がいわゆるオーソドックスな岩盤浴室。
室内には小石状の岩塩ベッドが7床、板状の岩盤ベッドが8床用意されています。
なお、室内の奥のほうは女性専用ゾーンになっていて各3床ずつが女性用。
女性専用ゾーンと共用ゾーンの区切りとして簾のようなものが垂れ下がっていました。
美岩の癒内は、室内入り口の掲示によると45℃から50℃に設定されているとのこと。
室温計も40℃台後半を示していました。
また、湿度も結構高めになっている印象です。
小京都の湯の岩盤浴ロウリュウ
波動の癒では1日3回、岩盤浴ロウリュウが開催されます。
開催は13時、16時、20時。
筆者は16時のロウリュに参加してみましたので、ここでは筆者の体験したロウリュについて取り上げていきます。
ロウリュイベントの15分ほど前に館内にアナウンスが流れました。
そして、5分ほど前になるとスタッフさんが波動の癒の前へ訪れ、ロウリュの案内をしていました。
案内があると、麦蒸の癒にいた方々がぞくぞくと波動の癒へ入っていきます。
この回のロウリュは、波動の癒が満席になるほどの参加者数でした。
開催時刻になると2名のスタッフさんが入室して、イベントスタート。
スタッフさんはテレビをいったん消してロウリュウの説明を行います。
説明を終えたら、炉にアロマ水を投入。
この回のアロマはマウンテンハーブとのことでした。
アロマ水をかけ終えたら、スタッフさんは大きな団扇で室内を扇いでいきます。
ほどなく熱気が下へ降りてきて、熱さを感じるようになりました。
全体的に室内を扇いだ後、今度は各参加者一人一人を大団扇で扇いでいきます。
扇がれる回数は1人あたり3扇ぎ。
この回は参加者が多いため、この回数を設定されたとのことでした。
参加者をひと通り扇ぎ終わったら、スタッフさんは再度アロマ投入して室内を扇ぎます。
室内の体感温度がさらに上がりました。
ちなみに、小京都の湯ではSNSに力を入れているようで、スタッフさんは団扇を扇ぎながら店舗のLINEやInstagramの案内をされていました。
もう一度、参加者は1人3回ずつ扇がれます。
先ほどよりも熱い空気を浴びせられた感覚でした。
なお、一通り参加者が扇がれ終わったのち、もの足りない人はアンコール的にさらに扇いでもらっていました。
これでロウリュは終了。
イベント終了後、参加者は一斉に涼風の癒へ集まります。
クールダウンのためですね。
涼風の癒には大団扇を持ったスタッフさんも入室。
団扇を使って参加者を扇いでくれたため、涼しい空気も浴びることができました。
ロウリュに注目
小京都の湯の岩盤浴「汗癒洞」。
筆者としての注目ポイントは、「お水の用意がある」ことと「ロウリュイベント」でした。
大量の汗をかく岩盤浴やロウリュ。
水分補給は必須です。
水分補給をするためには飲み物が必要。
無料で飲める水を提供いただけるのはありがたいです。
岩盤浴のある温浴施設は各所にありますが、水分補給用のドリンクは購入しなければ手に入らない店舗も少なくありません。
そういった店舗で岩盤浴をすると出費がかさんだり、ドリンクがなくなったところで切り上げる判断をすることもあります。
無料で飲み物が提供されていれば、出費やドリンクの残量を気にせずに利用できるので、思う存分岩盤浴を楽しめますからね。
そしてロウリュイベント。
岩盤浴ロウリュは10分ほどのイベントですが、その短時間に岩盤浴では味わえないような熱さと発汗を体験できます。
また、男女共用なので、夫婦や友達、カップルで一緒に参加できることもいいですよね。
ちなみに、波動の癒の入り口付近には、ロウリュを担当するスタッフさんの紹介の掲示がありました。
小京都の湯はロウリュに力を入れている店舗です。
日本サウナ熱波協会の加盟店になっており、熱波甲子園という大会への参加もされているとのこと。
岩盤浴ロウリュ以外に浴場のサウナ(熱浴房)でも定期的にロウリュウ開催。
回数でいえば、浴場サウナのロウリュのほうが開催回数が多いです。
岩盤浴ロウリュでも結構な熱さの体験ができますが、浴場のロウリュの熱さはそれ以上でしょう。
筆者は男性サウナで開催されていた「ソフトロウリュ」の体験もしてみたのですが、「ソフト」と言いつつも熱さは岩盤浴ロウリュ以上でした。
これは、浴場サウナは裸で参加するものであることや、波動の癒よりも熱浴房のサイズが小さめであることなどが理由にあるかもしれません。
ちなみにソフトロウリュと普通のロウリュの違いは、全体的に扇ぐだけか、一人一人扇ぐか、とのことでした。
岩盤浴はもちろんですが、ロウリュ好きの人は小京都の湯に注目してみてはどうでしょうか。
※本記事の掲載情報は体験当時(2019年2月10日時点)のものです。最新の情報は小京都の湯[公式サイト] をご確認ください。
■体験者:32歳男性