ぬくいの湯(岐阜県本巣市)の岩盤浴を体験レポート【入浴料のみで利用可!】
ぬくいの湯、2018年11月26日オープン!
岐阜県本巣市にある「武芸川温泉 別館 ぬくいの湯」。
2018年11月26日より営業を開始したスーパー銭湯です。
名前に「温い(ぬくい)」というワードが入っているところに温浴施設らしさを感じますがが、このネーミングは単純に温かさの表現だけが由来ではないようです。
というのも、この「ぬくいの湯」がある場所は「温井」という地名なのです。
温浴施設にぴったりの地名ですね。
オープン直後の2018年12月1日(土)に、さっそくぬくいの湯を体験してきました。
今回の記事では、ぬくいの湯の岩盤浴のレポートをしていきます。
リニューアル後の体験記事は以下のリンクからご覧いただけます。
ぬくいの湯があるのはイオンタウン本巣の一角。
イオンタウン本巣にはぬくいの湯のほかに、ザ・ビッグエクストラやダイソー、マックハウス、モスバーガー、鳥貴族などのお店が軒を連ねています。
850台以上が駐車できる広い駐車場があるため、車でも訪れやすいです。
ぬくいの湯はエリア内のB街区。
ザ・ビッグエクストラなどが入る一番大きなA街区の南側にある区画です。
このB街区内にある建物丸々1つがぬくいの湯の店舗となっています。
ぬくいの湯のシステム
まずは、ぬくいの湯の利用の仕方などを簡単に紹介します。
館内の入り口を入ると右手側に靴箱ロッカーがあるので、靴を入れて鍵を閉めます。
この靴箱のカギは退館まで自分で管理します。
コインロッカーではないので、100円玉は不要です。
ちなみに、この入り口の部分で1点分かりづらかったことがありました。
それは、土足エリアと靴を脱ぐエリアの境目。
土足エリアと靴を脱ぐエリアはフロアの材質や色が異なっていましたが段差などがありません。
そのため、うっかり土足のまま、靴を脱いではいるエリアまで入ってしまいやすいです。
ちょっと注意が必要かなと思います。
館内に入ったら、まずは入り口正面のフロントへ行きます。
ぬくいの湯では入浴料だけで岩盤浴の利用もできます。
そのため、フロントで「入浴のみ」とか「岩盤浴付き」といったコース選択をする必要はありません。
フロントでは脱衣所ロッカーのキーが付いたリストバンドが渡されます。
館内の有料サービス利用はすべてリストバンドに記録され、入浴料を含め精算は退館時に行われます。
リストバンドを受け取ったら、フロント奥で岩盤浴着を受け取ります。
フロントの奥に棚があり岩盤浴のセットが並べられているのですが、筆者が行った際には棚の前にスタッフさんいて、利用客にセットを手渡ししていました。
岩盤浴セットは大判タオルと岩盤浴着。
岩盤浴着は男性が青、女性が赤でした。
岩盤浴着を受け取ったら浴場の脱衣所で岩盤浴着に着替えます。
岩盤浴着に着替えたら、岩盤浴エリアである「岩盤処」へ向かい岩盤浴を楽しみましょう。
もちろん、先にお風呂を利用しても構いません。
なお、先述した通り、フロントで受け取ったリストバンドが脱衣所のロッカーのキーになっています。
なので、リストバンドに表記された番号のロッカーを探して利用することになります。
帰る際にはフロントへ行って精算を行います。
リストバンドを渡し、入浴料を含めた支払います。
ぬくいの湯の岩盤浴
ここからはぬくいの湯の岩盤浴エリア「岩盤処」を紹介します。
岩盤処は4つの岩盤浴室、クールルーム、休憩コーナーで構成されたエリアです。
このエリアを利用するためには岩盤浴着を着用している必要があります。
岩盤処の入り口から見て右手側が休憩コーナー。
岩盤処エリアの約半分がこの休憩コーナーとなっており、広々とした空間となっています。
休憩コーナーの各所にはクッションが置かれており、利用客はクッションの上で寛いでいました。
また、両サイドの壁際には蜂の巣のような六角形のボックスがあり、その中で寛ぐこともできます。
ボックスの奥行きは大人2人分くらいなので、カップルで一緒に入ることもできるでしょう。
岩盤浴室は、岩盤処の入り口から見て左手側に並んでいます。
岩盤処の入り口側から「橙間(とうのま)」「蓬間(ほうのま)」「檜間(かいのま)」「墨間(もくのま)」。
蓬間と檜間の間には、クールルームの「涼間(りょうのま)」があります。
薬宝石8床と花王石6床が用意された岩盤浴室が「橙間」。
室内の温度計は40度台半ばを指していました。
鳳緑8床と不老石6床が用意されているのが「蓬間」。
室内の温度は40度台半ばの空間でした。
黄土8床と木紋石6床が用意されている「檜間」。
室内の温度計は40度台の後半を指していました。
ブラックゲルマニウム8床とトルマリン6床が並ぶ「墨間」。
室内の温度は40度台後半ほど。
室内の壁の下のほうには木炭が並んでいました。
4つの岩盤浴室は使われている石や室内の色合いなどは異なりますが、レイアウトはほぼ同じです。
入り口手前に小さな空間があり、その空間の先が岩盤浴室となっています。
岩盤浴室への入り口のドアは低めに作られており、屈みながら入る必要がありました。
「涼間」はクールルーム。
大きめのサイズのタイルが並べられた、涼しさを感じさせる空間です。
ガラス張りになっています。
温度計がなかったので室温はわかりませんでしたが、少し寒いと感じるくらいの印象です。
岩盤処の入り口などに、衛生管理についての記載がされていました。
その記載の中には、岩盤浴の石などには「FFCテクノロジー加工」がされているというものがありました。
FFCテクノロジーとはカビや一部の悪玉菌の発生や繁殖を抑えるのものとのこと。
また、マイナスイオンの効果も期待されているんだとか。
岩盤浴室はオゾン水を使って清掃しているとの記載もありましたので、衛生管理についても気を遣っていることがわかりました。
ぬくいの湯の休憩コーナー
ぬくいの湯には休憩コーナーが大きく分けて2つあります。
1つが先の項でも紹介した岩盤処の休憩コーナー。
そしてもう1つが岩盤処の入り口のすぐ外側にあります。
岩盤処へ行くためにはこの休憩コーナーを通ります。
こちらの休憩コーナーには、クッションが置かれたコーナーのほか、テレビ付きリクライニングシートが並びエリアや、パソコンでインターネットができるエリアなどが用意されています。
ちなみに、用意されていたパソコンはMacでした。
また、本棚が設置されていてコミックが並んでいます。
このコミックは岩盤処の休憩コーナーで読むこともできるようです。
※岩盤浴室への本の持ち込みは不可です。
一番の注目はリーズナブルに利用できること
さて、ぬくいの湯を岩盤浴を中心に紹介していきました。
ここからは筆者の感想になります。
体験したのがオープン直後ということもあって各設備が使いこまれておらず、全体的にキレイな印象を受けました。
オープンからそれなりの時間が経っている施設は、よく見ると細かな汚れなどがあるもの。
そういう部分が無かったこともあって、気持ちよく利用できました。
ただ、このあたりはしっかりと設備管理したとしても利用されていくと徐々に劣化する部分が多いでしょうから、キレイな設備で体験したい方は早めに足を運んでほしいと思います。
そして、一番のポイントは入浴料のみで岩盤処も利用でき、その料金が土日祝で780円ということでしょう(平日なら680円、2018年12月1日時点)。
お風呂と岩盤浴を持つスーパー銭湯では、両方を利用しようとすると1000円を超えることも珍しくありません。
利用料金で考えると、ぬくいの湯は安い部類に入るでしょう。
それでいて、4つの岩盤浴室で合計50以上の岩盤床が用意され、クールルームやゆったりと寛げる休憩コーナーもあります。
筆者が足を運んだのは土曜日の昼間。
3時間ほど岩盤処に滞在し、そのうちの半分を岩盤浴、半分を休憩コーナーでコミック読書をしていました。
それほど混み合っていなかったこともあってストレスなく利用することができ、780円で満足いく時間を過ごせた気がします。
入浴料に岩盤浴が含まれていることから館内利用客が多い時間帯は岩盤浴の利用客も多くなることが予想されますが、比較的空いている時間帯に足を運べば、低コストで十分にゆったりと過ごすことができると思います。
ちなみに、ぬくいの湯のグループ店である「武芸川温泉」が岐阜県関市にあります。
今回紹介したぬくいの湯は「武芸川温泉 別館」です。
武芸川温泉の体験記事もありますので、興味のある方は目を通してみてください。
リニューアル後の体験記事は以下のリンクからご覧いただけます。
※本記事の掲載情報は体験当時(2018年12月1日時点)のものです。最新の情報はぬくいの湯[公式サイト] をご確認ください。
■体験者:32歳男性