サウナ旅行するならこの1冊!『週末フィンランド』【書籍紹介】
ロウリュウ好きが注目するフィンランド
岩盤浴施設やサウナ施設で体験できることが増えてきた「ロウリュウ」。
ロウリュウとは、熱炉に水をかけることで熱い蒸気を発生させ、室内の体感温度を上昇させる温浴方法です。
このロウリュウの発祥の地といわれているのが北欧の国・フィンランド。
ムーミンでおなじみのフィンランドはサウナ大国としても知られています。
人口約550万人に対してサウナの数は300万個といわれており、公衆サウナ施設の存在とともに、サウナを持つ一般家庭も珍しくありません。
国会議事堂の中にサウナがあることも、フィンランドのサウナ文化を象徴するものとして有名です。
ちなみに、「ロウリュウ」や「サウナ」という言葉はフィンランド語なんですよ。
日本では近年、サウナブームが広まってきているといわれています。
サウナやロウリュウに興味を持つ人が増えたことに伴って、フィンランドについても興味が出てきた人は少なくないのではないでしょうか?
そこで今回の記事ではフィンランドについて取り上げた書籍を紹介します。
サウナ情報もたくさん!
『週末フィンランド ちょっと疲れたら一番近いヨーロッパへ』(以下、「週末フィンランド」と表記)は、フィンランド観光局公認アンバサダーの方を著者とする書籍です。
週末や三連休(プラスの休みを組み合わて)を使って実現できるフィンランド旅行について紹介されています。
掲載されている内容はフィンランドの基礎知識、旅行プランの立て方、旅の準備、トラブル対策、おすすめスポット紹介などなど。
この1冊を参考にするだけで、フィンランド旅行へ行くための情報は十分得られる印象です。
そして、1番の注目はフィンランドのサウナについても多くのページが割かれていること。
著者がサウナ目的でフィンランドを訪れるほどのサウナ好きということで、内容の基軸の1つにサウナが据えられています。
サウナを組み入れた旅が前提とされているため、フィンランドサウナの基礎情報が掲載されていたり、首都ヘルシンキにあるものを中心に10以上の公衆サウナが取り上げられています。
取り上げられていたサウナの中にはヘルシンキから離れた場所のスポットもあるので、コアなサウナ情報を得ることができます。
フィンランド旅行で一番やりたいことが「サウナ」なら手に取るべき書籍だと思います。
週末フィンランド ちょっと疲れたら一番近いヨーロッパへ [ 岩田 リョウコ ]
サ道の原作者も絶賛
本の購入時につけられていた帯にも注目のポイントが。
『タナカカツキ氏絶賛』と書かれていたのです。
タナカカツキさんは、昨今のサウナブームの火付け役となったことでも知られる書籍『サ道』の著者の方です。
『サ道』はエッセイ版やマンガ版が存在しており、また、2019年にはネプチューンの原田泰造さん主演でドラマ化もされました。
タナカカツキさんはマンガ家であるとともに、日本サウナ・スパ協会から任命された「サウナ大使」という肩書も持っていらっしゃいます。
書籍の帯でタナカカツキさんを取り上げているところにも、「週末フィンランド」にサウナ好き必見の内容が掲載されていることを示していると感じます。
サウナに興味を持ったなら、一度は本場のサウナ、ロウリュウを体験してみたいもの。
サウナのためのフィンランド旅行を計画してみたいですね。